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母の気持ちと職探しについて

回答数回答 1
有り難し有り難し 4

はじめまして、質問失礼致します。今回ご相談に乗っていただきたいのは、私の母と仕事探しについでです。

分かりにくく整理されていない長文ですが、もしお答え頂けましたら幸いです。よろしくお願いいたします。

恥ずかしながら私は重度の知的障害があり、現在はハローワークに通って障害者雇用の職を探しております。

ですが母は、普通に一般就労で働いてほしいと言います。しっかりしているから、普通に働けると考えているそうです。

何回か普通のバイトをしていたからそう思ったようですが、実際は我が子を障害者だと認めたくないのと、世間の障害者への扱いを心配しているのだと思います。

知的だと知った私の姉が、私を殺そうとしたり暴力を振るったりしていたのがトラウマになっているようです。相模原のあの事件も強烈だったので、おそらくそれも普通に働いて欲しいと言う原因に入っています。

ですが姉と、障害に理解がある職場は違います。姉は身内に障害者が居るのと障害に対する嫌悪感から耐えられないだけです。それが当たり前だと思います。

一方、雇う側は障害者がずっと側に居るわけではないし(中には居る方もいらっしゃると思いますが)、気持ち悪さもまだ我慢できる範囲の方々が側に居てくださいます。失礼をしなければ、何があってもどうせ他人だと思って気さくに察してくださいます。

運が悪ければあの事件の様な事が起こりますが、心配しても仕方がありません。

姉や親戚は、身内が世間に障害持ちだと言って働くのは恥だと嫌がるでしょうが、私の知ったことではありません。でも母の事になるとまた違ってきます。

私を知的だと受け入れられていませんが、幸いな事に母は私を溺愛してくれていますから他とは違う心配をしてくれているし、私は私でやっぱり母にだけは恥を感じさせるのは嫌だとも思っています。

でも周囲に迷惑を掛けるにはいかないとも思っているので、頭がこんがらがっています。

母の気持ちを考慮して知的を隠して簡単な仕事を探すか、それとも恥をかかせて安全に働くか。

誰にも相談できないので、こちらに投稿させていただきました。よろしくお願いいたします。

2021年12月26日 11:03

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたは大切な人です

拝読させて頂きました。
あなたの辛いお気持ちお母様への思いを読ませて頂きました。おそらくここでは言い切れな大変辛い思いもなさっていらしたと想像いたします。あなたのその苦しみや悩み全てはわからないですがあなたのお気持ちを心よりお察しします。

先ずはあなたは障害があろうとなかろうととても大切な存在です。あなたはかけがえのない大切な人です。恐らくお母様もあなたのことを心から愛して大切に思っておられることでしょう。あなたは本当に尊い方なのです。どうか自信もってください。
確かに世間の見方として障害者への差別意識はあるとは思います。が、しかし障害がある人が悪いのでも劣っているのでもありません。障害者を差別したり偏見を持っている方々や世間が悪いのです。
障害を持っている方を見下したりおとしめたり、誹謗中傷やいじめや嫌がらせをする方々が悪いのです。その様な悪意や悪言や悪業を行う方々や世間の目が悪いのです。その様な差別や偏見自体が罪です、犯罪なのです。

障害はそれぞれの人の特性です。それ自体が悪いのではありません。世界中の人が皆同じではありません、それぞれに個性があるのです。特徴があるのです、ですからどうかあまりそのことばかり気になさらないで下さい。

お勤めをなさるにおいてもあなたの状況を充分に念頭にしてあなたのできることを、やりたいと思えるお仕事を探していきましょう。あわてずにいろんな方々のお力添えやご縁を頂きながら見つけていきましょう。

その為にもお母様にはあなたの状況を冷静にご認識なさって頂くことが大事だと思います。決して卑下することではありませんし決して恥ずかしいことでもありませんからね。それぞれに誰でも持っている特性の一つなのです。どうか自信もってください。

あなたがこれからの未来を善きご縁に恵まれてあなたに合ったお仕事を見つけられ、毎日を皆さんと一緒にお互いを尊重し合い分かち合いながら、心から豊かに皆さんと一緒に仲良く幸せに生き抜いていかれます様心より祈っています。そしてあなたを心より応援していますね。又あなたの思いをお聞かせ下さい。あなたを心よりお待ちしております。

お返事ありがとうございます。
あなたは本当に大切な人です。どうか自信持って下さいね。あなたは社会そして世界の一員なんです。これからも応援してますね。

2021年12月26日 13:25
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ご回答してくださりありがとうございます。こんなに早くコメントをいただけるとは思いませんでした。助かります。

暖かいお言葉をありがとうございます。よく分からない質問に目を通していただいた上に、こうしてお答えしてくださったのはとてもありがたいのですが、質問が上手く書けていませんでした。申し訳ありません。

私自身は辛い思いをした事がありません。小さな頃はちょっとした事で泣く事もありましたが、他人は灯油を飲ませてこない、良い子ねと言って母と同じように頭を撫でてくれると知って以来、ずっとのんびりと暮らしています。また、障害者だとカミングアウトしても変わらず接してくれる友人達も居ます。

辛い思いをして来たのは母の方です。Azuma様(失礼ですが省略させていただきました)のおっしゃる通り、母には大事にしてもらっています。ですがトラウマのせいで、私が無事かどうか常に知る為にやや依存状態にもなっています。

知的だと誤診されたせいで家族から捨てられたのに、世間にそれが知れたらどうなるか分からないと、ずっとそう思い込んで怯えています。

Azuma様のお陰で考えが纏まったので、これからはゆっくり求職活動をしながら、母のケアに専念しようと思います。お付き合いくださりありがとうございます。

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