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癌の母、現実逃避の父

回答数回答 1
有り難し有り難し 22

末期癌の母がいます。
あちこち転移していますが去年までは普通の生活ができておりました。ですが年始に足が腫れ歩けなくなり、骨転移が神経に障っているのと下肢の血栓で入院中です。
月末の退院後は元通りの生活とはいかず、幾分か歩行に問題が出るとのことです。抗がん剤も打ち切ることになるので、終末期の準備と覚悟も必要になります。

コロナ禍では入院すると面会もできませんので、できる限り在宅でと思っています。
なのでヘルパーさんを入れることも視野に入れ病院と相談をしておりますが、実家は物が溢れており、まず掃除から先にと思っているのですが、父が拒否します。

父は私と仲はよい方ですが、気持ちの弱い方で頑固。母が元通りになって帰ってくると信じて…信じようとしていて、掃除して手すりをつけることを退院してからと言い張って、話も聞いてくれません。

父が冷静に話を聞けないので病院との調整役は私が全て引き受けていますが、限界を感じ病院の相談機関には相談をしています。
退院前に父と私と看護師さんで面談をし、説明と説得をお願いしています。
多分今の時点でできることは全てできていますが、今後、父の気持ちを尊重しつつ母の生活の質を維持していけるのか?その調整が上手くできるのか不安です。

弟がおりますが、義妹は第二子妊娠中ですし、弟と父の仲が悪い為そこにも注意を払わないといけません。

今日もやんわり掃除の話をしましたが、退院したら!と話を聞いてもらえず、その度に無力感に襲われます。
向き合わない父に腹が立つわけではありません。ただ、困り果てています。

私だって、母がいなくなる準備なんて少しだってしたくない。全部投げ出してしまいたい。泣いて泣いて眠れない日もあります。
でも最後まで母が母らしくいられるように努力したい。
父に時間が必要なのはわかっていますし、ゆっくり進めるしかないのでしょう。

ただでさえ、父は一昨年長年介護してきた母(私の祖母)を亡くし、最近やっと立ち直ったところです。また失うことなど考えたくないのでしょう。その気持ちは痛いほどわかるのです。私も大好きな祖母でしたので。

でも、母について気持ちを共有できるはずの父がこの状態で、私一人先を考えなくてはいけない、この状況が叫び出したいほど辛いのです。
私はどのように両親と向き合うべきでしょうか。

2022年1月16日 16:15

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

同じ方向を向いている。向き合っていこうとする速度が違うだけ。

それはお辛いですよね。 
きっと、受け入れて向き合っていこうとする速度が違うのでしょうね〜あなたとお父さんは。

お母さんのために、整った環境を。その想いで、なんとか動こうと気持ちをそちらに向けているあなた。
お父さんは、気持ちがまだそこまで追いつけていないのだと思います。

お2人は、同じ方向を向いている。
ただ向き合うには、あまりにもお辛く、帰ってきてからと、今は背けていらっしゃる。お父さんの精一杯の抵抗(末期だなんて信じたくない)なのかもしれませんよね。

在宅での緩和ケアは、スペース確保も必要かと思います。最低限のベッドと周辺スペースだけでも、少し確保出来たらね。

どうぞお疲れの出ませんように。
あなたが頼りなのは、十分に伝わってきます。だからこそ、お父さんとの関係を最優先に。これからの親子の時間は、今以上に密になることでしょう。お母さんに安心して生き抜いていただくために。
片付けというよりも、新しい家族のスペースを作っていけたらね。それがこれからも、支えになっていきますように。あたたかい空間にしていけたらね。

2022年1月17日 4:38
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

ご回答頂きありがとうございます。
改めて父の様子を見ましたところ、うつ病の傾向があるように思いました。病院など早急に相談したいと思っております。
私も自分が辛いばかりで、父のことをしっかり見れていなかったようです。
同じ方向を向いている。でもやり方が違うから、ちゃんと相手を見て気持ちを考えながら話をすることを心がけていきたいと思います。

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