人を許し、前を向くには…
一年前、夫の不倫から離婚をしました。
時間が経っても元夫の事が許せず、悲しく、苦しい気持ちが消えません。
不倫が発覚し離婚に至るまでの間、
開き直り(お前が悪いから不倫をした)、人間性の否定、子供のことなんてどうでもいいくらい相手が好きだ、再婚するためには私と子がどうなろうと構わない、お前が憎いなど言われ続け、揉めに揉めての離婚だったせいかもしれません。
終わった話だから許すべきなのだ、忘れるべきなのだ、自分と子供の幸せだけを考えて生きようと思うのですが、
どうしても許せない、憎いという気持ちが消えません。
自分の心が醜く、こんなにも恨み深いのかと思うと自己嫌悪にも陥ります。
どうすれば、人を許す事ができるでしょうか。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
許せなくて当たり前
しのん 様
「人間性の否定、子供のことなんてどうでもいい」と言われて簡単に許せるわけはないですよね。許せなくて当たり前だと思います。なので、許せない自分の心が醜い、自己嫌悪に陥るということを癒していきましょう。
心が醜いと思わなくていい!ということです。
だれでもそんな体験をすれば、そんな感情になるのです。
ですので、「許すのは自分だ」と思ってください。
まずは、癒しや優しさ思いやりや優しさ温かさを感じる場所や音楽、飲み物や物などで、心を落ち着かせ、癒されることをしましょう。
そして、恨みを募らせる必要はなく、許せないことは許せないとして、ちょっと脇へ置くイメージを持って、自分がこれから輝く方法を考えていきましょう。
お子様を愛し、お子様とともに、自分自身に優しさや思いやりを向けて、慈しみを育てていく生き方です。
明るい笑顔が自然と発揮できて、あなたらしく輝いていくそんな生き方です。
心身共に癒し、心落ち着かせ、自分を許し、寛容にして、自分らしく生きる道です。
恨みで振り返る思考を、明るい方向へ意識を向けていくのです。
急には難しいかもしれません。生活のこともありますから、落ち着かないかもしれません。でも、少しでも癒し落ち着かせ、意識を前に向く、あなた自身が輝く方向へ持って行ったならば、だんだん変わっていくと思います。
自分の人生は自分が主人公。自分の人生を自分で味わい尽くすつもりで、何か一歩前へ踏み出してください。
辛い苦しい時は遠慮なく、ハスノハへご相談ください。沢山の回答僧から、支える言葉をいただけるでしょう。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。
そうです。お子様はかけがえのない存在ですね。愛のかたまりとも言えます。しのん様がご自身とお子様に優しさや思いやりを向けると、愛が愛情に変わり、さらに前に進む勇気が湧いてくるでしょう。どうか身体をご自愛していただいて日々を過ごしていってください。ご縁に感謝申し上げます。再礼
質問者からのお礼
釋 孝修様
許せなくて当たり前、その気持ちは脇に置く…自分では思いつかない事でした。
許す事が当たり前という思いに囚われすぎていたようです。
回答をいただき、心が軽くなり、何だか涙が溢れてきました。ありがとうございました。
子供というかけがえのない存在がそばに居てくれる幸せを噛み締めながら、自分の人生、こんな事もあったけど幸せな人生だったなと思えるよう生きていきたいと思います!