仕事に自主性を持つことが出来ません
「どうせ自分の会社じゃないし」「別にどうなっても知らない」「自分には関係無いことだから」
これらは私が仕事をする上で頻繁に思ってしまう感情です。
現在私は都内にある輸入会社にテレワーク勤務という形で勤めています。
家族が自営業ということもあり、比較的裕福な家庭でやりたいことは多くやらせてもらえたのではないかと思います。
大学生時代は海外に留学させてもらい、日本に帰国後、父の知り合いの会社にコネで入社いたしました。
その会社の社長は私の留学中の活動や成績を評価してくださり、雇ってくれることになりました。
将来的には自分の家族の会社を継ぐということもあり、テレワークという形で自宅にいながら業務を与えられ、空いた時間は家族の会社を手伝うという生活を送っています。
また転勤が決まり、数カ月後には都内の方に移る予定です。
そこでは他の社員とも働くため、このような態度は一切知られることも、見せることもできません。
端から見ると非常に恵まれた環境の中で仕事をさせていただいておりますが、時折仕事をする上で上記のような考えや思い浮かび、突如無気力や無関心になってしまいます。
ここまで育ててくれた私の両親や拾ってくれた社長には感謝しておりますが、それと同時に全てどうでもよくなってしまう程の無気力や無責任な考え方が生まれてしまうことに悩んでおります。
全て他人事のように感じ、当事者意識を持って仕事を取り組めないことに問題意識を感じてはいますが、色々考えた挙句「どうせ自分には関係無い」と落ち着いてしまいます。
今はまだ仕事や私生活に大きな影響は出てはいませんが、その兆候を感じており、何れ取り返しのつかないしっぺ返しや反動が起きるのでは無いかと不安に感じています。
「主人公」は仏教用語であると学びました。
日々の生活や仕事で主人公となり、自主性を強く持って仕事に取り組み、「どうせ意味がない」「関係が無い」という考え方を改めるにはどうしたら良いのでしょうか?
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご質問ありがとうございます。
仕事というのは会社のためやお金のためにやる事ではありません。
仕事というのは社会のために人々のためにやる事です。
お客さんにより良い人生を送ってもらうことが仕事です。
どの会社で働いているとか、どんな仕事をしているとか、いずれ辞めるとか、そんなことはどうでもいいことなのです。
テレワークでお客さんや他人と直接会って相手の顔を見る機会が無くなっているから、そのことを忘れているのかもしれませんね。
テレワークが終わったらお客さんの笑顔を見ることができるように頑張ってくださいね。
自灯明・法灯明
拝読させて頂きました。
そう思ってしまう時もあると思いますよ、あなたの今の心境がそうであるならばどの様なことでも他人事でしょうし自分には一切関係ないと思えるかもしれません。
今のあなたにとっては社会も世界もどうでもいいことの様に写ってしまうのかもしれません。もしかしたらあなたは今も深い眠りについているのかもしれません。それはそれでもいいと思います。
いずれあなたの意識の中で変化が訪れると思います。それはどんなことで変わるかは誰もわかりません。それがいつなのかもわかりません。
とはいえ、あなたの心の奥底に激しく突き刺さってくる様な大きな矢がいずれ飛び込んでくる時がくると思います。
あなたの心に、アタマに「おい!目を覚ませ、覚醒せよ!自らを見つめよ!お前の足元を見つめよ!お前の行いを見つめよ!」という声が、意識が飛び込んでくる様な瞬間が訪れると思います。
その時、あなたは自らの生き方や今まで過ごしてきたことやあなたと他者とのつながりやあなたと世界のつながりを見つめ直し動き出す時がくると思います。そうしたならばいやでもあなたは動き出すでしょうし、いや動かずにはいられないという強い衝動に駆られると思います。
あなたの身体に流れる血液が逆流する程のエネルギーがほとばしるかもしれません。
もしかしたらその時深く反省し激しく悔やみ、そして自らの考えや行いを激しく悲しみ憎むこともあるかもしれません。それでもいいと私は思います。
またそこからあなたの本当の主人公たる人生が開けてくるのでしょうし、新たな人生のスタートになるのかとも思います。
折角ですから今は様々な経験を積まれて、いろんな方々に会って、いろんなことを感じて下さいね。
あなたの未来がある日突然開かれていくことを、あなたが本当に自覚なさる時が訪れてあなたが心おおらかに成長なさっていかれます様切に祈っております。
もう一つ宜しければ仏教用語「自灯明・法灯明」知っておいて下さい。いずれあなたが目覚めた時の寄る辺・生きる灯となると思います。