母の立てる物音が怖い
実家にて家族と同居しています。
昔から掃除機やドライヤーの音が嫌いでした。
大人になってから聴覚過敏の存在を知り、多分それだろうと思いながら生活していました。実際僕は何か作業している間に隣から話しかけられたり物音を立てられたりすると気になって集中できずイライラし、作業の進行や精神的な面に支障が出ます。
しかしどうもそれだけではないようです。最近更年期なのかそれとも別の心境の変化があったのか、母がよく物にあたるようになりました。腹を立てる頻度はそう変わりませんが腹の立て方が変わった感じです。
その状態の母が掃除機をかける音を聞いて急に胃が縮むような感じと吐き気をおぼえ、過去にあった嫌なことが一気にフラッシュバックしました。僕の部屋は3階にあって、母が掃除機をかけていた部屋が2階にあるのにも関わらずです。もともと掃除機をかける音は嫌いでしたがここまで嫌な感じがすることはありません。
さっさと家を出て行きたいのはやまやまなのですが、もともと母は僕に対して非常に過干渉で、僕が外出するたびに行先や目的を厳しく詰問し、バイトもなかなかさせてくれないので今から一人暮らしをするのは経済的に難しく、大学を卒業して就職しても家にいさせるつもりのようです(さすがに出て行きますが)。
そこでお聞きしたいのですが、お坊さん方はどのように感情をコントロールしておられるでしょうか。どんなことがあっても揺らがない平常心が欲しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
感情は素直に出しております
彁命さん、家族との生活大変ですね。本来は心休まる場所なのに。ご自愛下さい。
私は自分の感情を抑えるどころか、自分の感情を素直に出しております。ときには独り言になってしまうことになります。だから、自分のことが見直せると思います。仕事も勉強もインプットとアウトプットを繰り返し、改善し、向上することができると思います。
あまり溜めずに自分のことを話せる相手を見つけて話しましょう
揺らいでますよ
聴覚過敏ですか。
難儀をされておられるようですね。
質問は“揺らがぬ心の作り方”ですね。
しかし、少し考え方を変えた方が良いかと思います。
例えば、“散らからぬ部屋”とは何かと考えれば、それはおそらく人の住まない部屋でしょう。
客もおらず、活動が少なく、ただただそこにある部屋。
これは散らかりません。
しかし、あなたの言う心は誰が来ようと、何をしようと、“すぐ片付く部屋”なのではないかと思うのです。
何に自分が怒り、何に喜び、何に落胆し、何に湧くのか。
それを整理し、片付けることを癖づける。
これによって、“柳のように揺れるが、すぐに戻る心”というものに近くなります。
お坊さんで偉大な方も、心が揺らがぬわけではないのです。
むしろ、“感動”も揺らぎですから、感動屋で心が敏感な方もたくさんいらっしゃいます。
でも、揺らいだ後に立て直せばよいのです。
こういう心を作る方法ですが、基本的には瞑想術というものが良いと思います。
止観行と申しまして、心穏やかに自分の心を観察する修行です。
自分の心を観察し、動機と感情を整理し、分析する時間を作ってください。
時間はかかるでしょうが、きっと、柔軟で強靭な心に育てることができると思いますよ。
質問者からのお礼
回答ありがとうございました。
感情が揺れること自体は自然なことで、それを早く元に戻す方法を探す、という方向で考えてみたいと思います。