フラッシュバック、気持ちの切り替え
お読みいただきありがとうございます。
私は二児の母です。
子供の暴力行為を対処したあと、私自身が自分の気持ちを切り替えるためにどうすればいいのか悩んでいます。
4才と2才の兄妹です。
兄が妹を叩いてしまうことがあります。
そのたびに止めるように言い、
なんで叩いてはいけないのか話し合い、
息子なりに「痛いから」「悲しいから」と言うので、少しは分かってはいるのだと思いますが、それでも妹を叩きます。
まだ子供なのですぐには行動を変えられないことは分かっています。
そのたびに、話し合うしかないと思っています。
話は私の幼少期に遡りますが、幼少期に虐待されて顔の形が変わるくらい殴られたり、失神するまで殴られたりした等の経験により、そのような暴力行為を見ると恐怖が蘇り、息が苦しくなります。
そのようなこともあり当時の恐怖心や嫌悪感から、息子の顔なんてみたくないと思ってしまいます。(息子にはそんなこと言わないし、態度にも出さないように気をつけています)
優しくしたくてもすぐには切り替えられず、大人気ない自分に嫌気が差します。
そこで、どのようにフラッシュバックに対処し、どのようにして気持ちを切り替えられるのか、もし宜しければ教えていただけたら幸いです。
宜しくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お話しなさって下さいね
拝読させて頂きました。
お子さんが下のお子さんを叩いてしまうことにあなたは深くショックを受けておられて、あなたの過去のことがよみがえってきてしまいあなたは大変辛い思いをなさっていらっしゃるのかと思います。あなたのその辛いお気持ち全てはわかりませんけれども、あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
お子さんがその様なことをしてしまうことについてはあなたの中だけで抱えずに保健所等健康センターの保健師さん等にも子育て支援や相談なさってもいいかと思いますし、お子さんと一緒にお話しなさっても善いのではないかと思います。お子さんの成長の中でいろいろな行動が出てくるのは自然でしょうし、様々な要因があるでしょうからね。お子さんと一緒に成長するつもりでできるだけ心おおらかにお向き合いなさってみて下さい。
そしてあなた自身の思いや過去の様々な出来事や感情をゆっくりとお話しなさってみてはいかがでしょうか?ここでもあなたの思いを少しずつお話しなさってみたり、或いは医師やカウンセラーにもあなたのお気持ちを可能な範囲でおっしゃってみて下さい。思い返されてしまう様々な出来事はあなたにとってとても辛いことだったかもしれません、本当に耐えがたいことだったかもしれません。あなたの心の底で今なおあるのかもしれません。できればあなたの心の中から出してしまいあなたの心を軽くなさってみてはいかがでしょうか?あなたの心を楽になる様になさってみて下さい。あなたの気持ちをゆっくりと話す中であなたの辛い思いを解消していくことができる様に思います。
あなたを心よりお待ちしております。
そしてあなたもお子さん達もこれからお健やかに毎日を生きていくことができますようにと心よりお祈りさせて頂きます。
お返事ありがとうございます。どうかご無理のない範囲でお話しお聞かせ下さいね。心よりお待ちしております。
子育ては布施行です
かにぱんさん、はじめまして。質問を拝読しました。
かにぱんさんは、幼少期の暴力行為により息子さんが娘さんを叩いているところを見ると恐怖が蘇り、フラッシュバックが起こってしまうのですね。
まずは、虐待していた存在と息子さんは違う人物であることを頭で理解しましょう。そして息子さんは虐待行為をしているわけではないことを理解しましょう。
簡単そうに書きましたが、かにぱんさんにとってとても難しいことであると拝察いたします。でも、ここはとても大事な過程です。
ここまで出来たら、フラッシュバックはずいぶんと少なくなることと思います。フラッシュバックが起こっても、受け流せるようになるものです。
私もいまだにフラッシュバックに悩まされることがあります。多くは私自身が親にされた仕打ちや思い込みからくる後悔です。でも、だいぶん受け流すことが出来るようになりました。
さて、その上で息子さんに叩きたくなったときの気持ちを聞いてみましょう。
まだ4歳なので言葉にならない感情があると思いますが、気持ちを言葉に換えるトレーニングのつもりで聞いてみましょう。
子育ては仏教でいうところの布施行だと思います。
子どもに笑顔を向けることは和顔施(わがんせ)であり、やさしい言葉をかけることは言辞施(ごんじせ)です。いつもできるわけではありませんが、布施行をしようと心がけるだけで子どもたちの未来は変わります。
今が親としてのかにぱんさんの踏ん張りどころです。
陰ながら応援しております。
合掌
仏教の知恵で心豊かに過ごせますように祈念しております。
質問者からのお礼
貴重な教えを授けていただきまして、ありがとうございました。
暴力行為にどうしても嫌悪感があり、親からの虐待と子供同士のケンカでは比較にならないのに、冷静に考えられず胸がざわざわしてしまい、そんな自分の弱さに苦しんでいました。
しかしひとつひとつ紐解いていただき、例えば「お子さんの成長の中でいろいろな行動が出てくるのは自然」といった言葉が、今の私にとって物凄く安心できる言葉となりました。
子供については心から信頼できる保育士さんや保健師さんがいつも相談に乗ってくださり大変助けられているのですが、私自身のことはなかなか…ですね。
以前カウンセリングに行ってみたのですが、過去の言葉にしたくない傷を洗いざらい話すことが耐え難く、家事育児仕事勉学も手につかなくなり、生きることが辛くなるだけで状況がひどくなるだけでした。
生きづらさを抱え、もう死んでしまおうという考えが何度も頭をよぎったときにこちらのサイトを見つけました。
もし叶うことなら、こちらでこれからも相談させていただけたら幸いです。
私にはここしかありませんので…。