一人息子を失った親友の母へどう対応を?
先日、同い年で同性の大親友を病気で亡くしました。まだ30代でした。
一連の葬儀は3月上旬に初七日までを家族葬形式で済ませ、焼香に訪れた会社関係者を除くと、参列者は親友のご両親と自分の計3名でした。
一人息子を急に失った最悪の状況下で、葬儀中のご両親は極めてしっかりとしておられ、驚きました。また、ご両親は涙よりも笑って送ってあげたいというご意向で、自分もその通りにしてしまいました。
そういった状況下のため、自分自身もご両親への精神的ケアは不要と考えてしまっていました。
しかし、葬儀終了翌日の遺品整理まではお元気だった親友のお母さんが、その夜から突如精神的不安定となってしまったと、親友のお父さんから連絡がありました。
「死にたい」「息子が迎えに来てくれる」といった危険性のある発言も行っており、しばらく距離を置いてもらった方が良いとの内容でした。
親友の母へ葬儀中に同情や優しい言葉をかけたり精神的ケアを行わなかった、私自身も悪かったのだと思います。
このため、当初は参加して欲しいと言われていた7日毎の供養への参列は、当面遠慮して欲しいとのことで、現在21日目までの7日毎供養には参列を控えています。
しかし、私自身としては亡き大親友であり、49日供養と可能であれば月命日・35日・42日には参列させていただきたいのが本音です。
親友のお母さんへ、手紙で謝罪や気遣いを伝えるのが唯一の方法かなと思っておりますが、どのような内容を伝えるのが良いのか、全く未経験で困惑しております。
なにかお知恵を頂けないでしょうか。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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人の人生に関わる覚悟
まずは、親友を亡くされた貴方にお悔やみを申し上げます。
精神の疲労は肉体を容易に破壊しますので、どうぞご自愛下さい。
しかし、相談文に書かれた内容では、「押し切って参加する」「様子を見る」どちらとも正解と言える可能性があります。
そして、どちらをとっても最悪の事態への可能性は残り、どちらをとっても感謝で受け入れられる可能性もまたあるのです。
冷静になって、自分にしかわからない、ご両親の表情や文章のニュアンスを思い出してください。
お母様が精神的に辛いなら、それを支えるお父様も辛いはずです。
それを放っておくか、無理を言って支えるか、それはその時のその人たちの心持ちによって正解が変わるのです。
買い物や家事などを手伝えるなら、手伝った方がいい時もあります。
手伝わず、忙しく過ごしたら精神が回復する例もあります。
これは、本人たちを直接見て、その声を直接聞けるあなたにしかわからないことなのです。
あなたがどうしても供養をしたいなら、自分で祈るなり、周りの寺院に頼むなりの方法があります。
どうしても一緒に儀式をやりたい、という思いより、どうすれば目の前の人たちを救えるかを考えてあげてください。
きっと、その親友もご両親のことを心配しているはずです。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
どちらも正解、どちらも最悪、確かにそうかもしれません。
出しゃばって支えるべきか、そっとしておくべきか、
少し考えたいと思います。