嫌いな家族の因果
私はずっと一人暮らしをしてきましたが、訳あって、数ヶ月前から実家で暮らしています。
しかし、家族関係で悩みがあるため、またすぐに実家を離れるつもりでいます。
私には祖母と障がい者の弟がいます。
私はHSPでとても神経質なため、この二人が昔から苦手でした。
祖母は過干渉で情緒不安定、それだけでなく、とにかく性格が合いません。
弟は多動で、急に大声を出したり、一人で怒りだしたりします。
HSPという言葉が言われ始めたのも最近のことで、そんなことが分かるまでは、私は悪い孫、悪い姉でした。
どれだけ頭で理解していても、嫌だ、という反応は反射的に出てしまうものなので、自分では制御できず、祖母や弟といると自己肯定感も下がっていき、余計嫌いになりました。
人前で我慢している分、一人になると暴言が増え、一番心安らぐ一人の時間も、不機嫌に過ごしがちです。
私は彼らと暮らせないので家を出ましたが、考えてみると、どこへ行っても同じような人と出会い、ストレスを処理しきれなくなり、逃げてもまた別の人が現れ、を繰り返してきたように思います。
その結果、実家に戻ってきている、という事実が、何だか因果応報に思えてなりません。
どこへ行っても、何をやっても、上手く行かない気がします。
祖母や弟を許せない訳ではありませんが、お互いのためには、近くにいない方がいいと思っています。
それ以外に、私の心の在り方が変わらなければ、この因果は終わらいのでしょうか?
長くなりましたが、何かアドバイスをいただけると幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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様々な人を頼りに方向転換を
こんにちは。
「嫌いな家族の因果」と表題を書いています。
ただ、一見した所では、「家族」という特定の対象だけではなく、自分以外の他者への関わり方全般の問題ではないかと思いました。
文中で次のように書かれていました。
「彼らと暮らせないので家を出ましたが、考えてみると、どこへ行っても同じような人と出会い、ストレスを処理しきれなくなり、逃げてもまた別の人が現れ、を繰り返してきた」と。
その原因をあなたは「HSPでとても神経質」だからと書いていますが、ではこれについて何らかのアドバイスを臨床心理士などの専門家に相談し、何らかの指導・訓練を受けたのでしょうか。「HSPでとても神経質」という視点は、心理学や精神医学にまたがる用語であり、観点ですから。
「人前で我慢している分、一人になると暴言が増え、一番心安らぐ一人の時間も、不機嫌に過ごしがち」ということは、自分の感情のコントロールが出来ていないのだと思います。まずは、専門家に相談する。そのうえで仏教的観点を探っていくほうが順番として宜しいと思います。
あなたの「心の在り方」を、様々な人を頼りに方向転換できれば良いと思いました。
追記
ご返信ありがとうございます。
丁寧にアドバイスを受け止めてくれて嬉しいです。
私は、「病気」という観点で「医療機関の診療」を勧めたのではありません。「臨床心理士などの専門家」に「何らかの指導・訓練」、つまりSST(ソーシャルスキルトレーニング)など対人コミュニケーションの改善や物事の捉え方の転換の仕方などの援助を受けた方が良いのでは、という意図でした。
ご参考にしていただければ幸いです。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
HSPは病気ではないと聞いていたため、医療機関の診療は考えていませんでしたが、一度専門医を受診しようと思います。
それでも悩みが消えない時には、またご相談させていただくかもしれません。
丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。