親友の死
初めまして。
2週間前に親友を亡くしました。
中学から仲良くなり、
高校入学と共に私は引っ越しましたが
定期的に会い、連絡も頻繁に取り
1番の親友でした。
ただ、喧嘩をすると年単位で
連絡取らなくなることもありました。
今回も喧嘩をした後3年近く
疎遠になっていました。
いつか戻れるだろうと
甘い考えだったんだろうなと思います。
何気ない毎日を過ごしていたある日の夜
共通の友達から久々の連絡。
親友が亡くなった連絡でした。
病気すらしなかった親友が
この1年体調が良くなかったこと。
その原因も不明だったこと。
一番近い存在であったはずの親友のこと
何も知りませんでした。
ごめんねも言えないままでした。
仲直りもできませんでした。
喧嘩した理由もおそらく小さな事で
覚えていません。
仕事の休みをもらい参列しましたが
未だに実感が湧きません。
この先会えない、声もきけない、
まさか自分の親友がそんなことになると
思っていませんでした。
疎遠になったまま放置していたこと
親友なのに何も知らなかったこと
仲直りできないまま二度と会えなくなってしまったこと
言いきれない思いがたくさんあり
毎日辛いです。
仕事にもストレスや不満があり
恋愛においてもこの先幸せになれる気が
全くしません。
親友の死で心は追い討ちをかけられ
なんのために生きているのか、
分からなくなりました。
今日を、明日を行きたかった親友の前で
そんなこと言えないもの分かっています。
私はこの先どのように生きていけばいいのか分かりません。
なにかお返事がほしいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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泣くだけ泣いていいんですよ
みみみ 様 相談ありがとうございます。
しばらく離れていたとはいえ、親友は親友ですね。悲しく辛いことだと思います。
憔悴したり、落ち込んだりするのは、致し方ないことです。
泣くだけ泣いていいんですよ。
人は、親愛なる人を亡くすと、哀しみを感じます。そして受け入れることができず、怒りや落ち込み、鬱や混乱を起こします。そしてその感情は、行ったり来たりして、なかなか立ち直ることができない状態になります。またその(グリーフ)の期間は、人それぞれ長さも違います。他人のアドバイスも入ってこないし、季節感もなかったりします。それは誰でもあることで、当然のことなのです。
まずは、そんな自分がいていいと思うことです。悲しみ落ち込んでいる自分を受け入れましょう。悲しんでいいんだと。
そして、そんな自分を客観的に見れるように、自分の心が安らぐ癒される場所を見つけましょう。ちょっとした時間にすぐに行けるような場所でもいいし、部屋の花の飾ってある場所でもいい。少しでも安らげる場所に行ってしばらく浸ってみましょう。
また、誰か信頼できる人に気持ちをただ聴いてもらうのもいいですよ。優しく暖かな雰囲気で包み込んでくれるような感じて聴いてもらうと、心が楽になっていきます。恩師とかセラピストとか僧侶でもいいですよ。
そして、お亡くなりにならた親友の為に、お寺へ参るとか写経をするとか、何かしら供養をしてみるのも、あなたの心を落ち着ける方法です。何か動けそうでしたら、試みてください。
そして、親友おもいのあなたは、親友が「生ききった」ということを心に刻んでください。年齢は関係ありません。その人は一生懸命、精一杯、生き切ったと思うのです。ですので、みみみ様も、今は辛いでしょうが「いききる」ということを心のどこかに留めておいてください。これからきっと役に立つと思います。
苦しく辛い状態が続くかもしれません。どうぞ遠慮なくこれからも何なりとご相談ください。一礼
与えられた期間の受け止め
喧嘩をしても親友だと思えるぐらいのご関係。
自分自身のままでいられ、甘えることのできる大切なお友達だったのですね。
心の準備も全くなく、突然のお別れとなられ、ご相談者さまのお気持ちの深くとてつもなく大きな悲しみ、収まりようのないお心を感じます。
これだけ医療が発展しても、若くして亡くなられてしまうかたを目の当たりにすると、私たち人間のしていることの虚しさを深く感じます。人の命の期間は、自分で決められるものではなく、医療などを施して抗って延ばすことはできても、全体としては「与えられた期間」だという現実に、向き合わなければならなくなります。
生かされて生きている期間、ご親友さまも精一杯過ごされたと思います。
そして今は、あちらの世から、ご相談者さまはじめ皆さまを見守っていらっしゃいます。生前の体調が思わしくなかったことを、ご相談者さまに伝えられなかったのも、心配させないようにという気遣いだったと思います。
ご相談者さまが、ご親友さまを大切に思われるだけ、ご親友さまの分まで、これからご相談者さまがご自身の人生を過ごしていかれることが、何よりのご供養です。
迷ったとき、悩んだとき。心の中でご親友さまにご相談されれば、きっと背中をおしていただけると思います。