回答 2
有り難し 13お世話になっております。
以前、こちら(https://hasunoha.jp/questions/58413 )にてご相談させていただいた者です。
ご相談させていただいた後、1番上の兄と義姉さん(1番上の兄の奥様)に打ち明けることができました。
2番目の兄から過去に性的なことをされたことや、その兄から入学金を借りざるを得ない事実が屈辱的だったことなどを話しました。
1番上の兄と義姉さんは最後まで聞いてくれました。
その中で1番上の兄が「じゃあ俺が(2番目の兄)からのお金を代わりに支払うよ」と言ったのですかさず断ったのですが、「いや、俺もう奨学金の支払い終わっているし、今まで兄らしいことをしてこなかったから」と、2番目の兄に支払ってくれました。
私は、必ず1番上の兄にお金を全額返すと約束しました。
しかし、このことに対して私の母親はよく思っていないようです。
3日前、母親にこれまでのことを打ち明けることができました。
母は「すべての事実はわかった。あなたが辛かったことに気付けなかった。2番目の兄はシめる」と話してくれました。
しかしその反面「なぜ先に親に話さなかったのか。1番目の兄夫婦は結婚式も挙げていないし、私ら(両親)もお金を出せていない。なぜ1番目の兄夫婦を巻き込むようなことをしたんだ、お金を返せばいいって話じゃない。お前が2番目の兄に直接言ってお金を叩きつければよかったんじゃないのか。義姉さんや義姉さん家族はウチのことをどう思うか考えたことないのか。結婚は家族の付き合いだ、そこまで頭が回らなかったのか」と言われ、何も言えなくなりました。
「もういい、やってしまったことだからあとは私が考える」と母に言われ、今回の話はそれ以降していません。
あれから3日経ちますが、「最初から私が生まれてこなければ、2番目の兄が私に性的なことをすることも、その兄が私の学費を出すことも、1番目の兄や義姉さんを巻き込むことも、母が頭を悩ませることもなかったのでは」とずっと考えて泣いてばかりいます。
ふとした瞬間に「私が生まれてこなければ…私は家族のお荷物だ」といった思考に陥ってしまいます。この思考をどうにか止めて切り替えていきたいです。
しかし、私が生まれてこなければ良かったのでしょうか。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それはあなたがそう思ったというだけの妄想です。真ではないですから安心してください。
あなたが思ったり考えたりあなたの親御さんがおっしゃることが全て真理かと言えばそうではないでしょう。誰から相談しなけれならないなんて決まりどこにもないですから。
あなたが押しつぶされそうになったとき勇気を出して話したのでしょう。苦しみを手放そうと話したのでしょう。間違えないでしょ。
もしお釈迦様がいらっしゃったら、まず〇〇に相談しなければならない、なんておっしゃらないはずですよ。
世の真理を見極めた方なら「ねばならない」「こうあるべき」なんてことこの世の中に無いということよく分かってますから。それは誰かの考えた作りごと。仏はそんな人間の考えや思いが及ばない働きをしています。それにお任せして法によって生きたら良いのです。法とは水が高いところから低いところに流れるという誰にも変えられないこと。目を開けたら物が見え、香りがあれば香り、物に触れたら触れたようになる。そんな当たり前というような法により私たちは生かされているのです。生まれてきたという事実より信じられることないでしょ。今生きていること、それが答えそのもの安心してください。ねばならないは単なる人間の欲による作り事に過ぎないのですから振り回されなくて良いですよ。
生まれなければ良かったと思っても、生まれてしまったのだから仕方ないですね。
仏教では、輪廻転生の繰り返しから解脱(卒業)することを目指します。
真理を悟って煩悩や執着を無くすことができれば、生まれ変わらなくて済む。
つまり、仏教的には｢生まれなければ良かった｣という考え方は一概に的外れではないのです。
しかし今はすでに生まれているので、仏教でな来世以降で生まれないために悟りを目指します。
さて、あなたのご質問の背景は読ませていただきました。
お若いあなたにとって、学費や家族の問題が世界の全てのような感覚があるでしょう。
しかし、実は世界はもっと広いのです。
人生全体の中では数百万円はたいした金額ではないし、家族なんか捨てて放浪の旅に出る自由もあります。
現に、一番目のお兄さんも学費を返済したのでしょう？
家族に迷惑かけた？いやいや、家族のせいで苦しみもあったのだからこの機会に復讐できてラッキー、お金は有難く借りておいて、密かに｢あっかんべー｣と舌を出しておきましょう。
あなたは二番目の兄に｢貸し｣があるのです。
お金なんか返す必要すらない、賠償金としてふんだくってやれば良いのです。
そのように、自由自在に思考と感情を出し入れしちゃいましょう。
南無阿弥陀仏と念仏を称(とな)えれば、来世は極楽浄土に往生できます。
つまり、南無阿弥陀仏であなたの人生のハッピーエンドは確定です。
あとは、残りの寿命をもっと伸び伸びと、気楽に身軽に生きて良いのです。
そして、来世は悟りやすい環境の極楽浄土で成仏し、輪廻転生のサイクルから卒業しましょう。
なむあみだぶ なむあみだぶ なむあみだぶ なむあみだぶ
邦元様、願誉浄史様、ご回答ありがとうございます。
そして、お礼のコメントが遅くなってしまい申し訳ございません。
「初めから自分さえ生まれてこなければ良かったのかな」と思う反面、正直、2番目の兄がしてきたことは許せないし、母親から言われたことに対しても「そんなもん知るか」としか思えません。
「初めから自分さえ生まれてこなければ良かったのかな」とは思いますが、生まれてきた以上、考えたところで仕方ないかなとは思います。
私自身、今後も楽しく生きていきたいので…。
心の持ちようをもう少しプラスに考えてみようと思います！
邦元様、願誉浄史様、この度はお話を聞いてくださり、誠にありがとうございました。
