毒母について
私たちは魂を成長させるために
輪廻転生を繰り返すと聞きました。
親も選んで生まれてきたと。
両親は父親の不倫により離婚し、
父親はその人と再婚し、
私と妹は母親に育てられました。
子どもの頃から母親から温かみや励ましはもらったことはなく、
妹とは母親に対する忠誠心を競わされ
敗者(妹)は存在を無視されました。
妹は毎晩泣いていました。私は自分のことしか考えず、妹を助けてあげなかった。
蜘蛛の糸を奪いとる姉を恨んでいることでしょう。妹は誰にも本音を言いません。
私たち姉妹が仲良くするのは許されず
母は自分を中心に君臨していました。
いつもいい子で、母親を常に気遣って
母親に気にいられることが親孝行だと信じていたのですが、心は暗く重く、そんな自分を責めていました。
結婚して家庭をもち、優しい夫の悪口を愚痴られ、子どもたちが大きくなったら
私の今までの失敗を言ってやると言われ
家庭が壊されると思いました。
母親と20年間絶縁しましたが、心は解放されず、
カウンセリングを受け、やっと少し楽になり、母親とも交流を再開してみましたが、
やはり難しいです。相変わらず母親は私を一切認めません。長年捨てられたことの恨みが増えただけです。
母親からの私の評価は最低です。
善良な母親を虐げた非情な長女という扱いです。
母親と穏やかにうまくやっていくことを
試みて粉砕してきましたが
母親に振り回されないこと、
私の人生を明るく幸せに生きること、
母親に私の大切な人生を好きにさせないことこそが
魂の成長なのかとふと思うようになりました。
母親を幸せにするより、
自分を優先することは魂の成長といえるのでしょうか。逃げではありませんか。
どうか教えてください。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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仏様の智慧
仏教は、煩悩(悩み苦しみの原因)を制御すれば悩み苦しみを制御できる、煩悩を消せれば(悟れたら)悩み苦しみを消せるという、仏様が発見した智慧の教えです。
誰にでも自我への執着があり、自我から派生する欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩があります。
あなたもお母様も、上記の煩悩の波に心がさらわれて、気分や思考が右往左往してしまっているのです。
お母様から離れても離れなくても、あなたがご自身の煩悩をモニタリングし、慈しみや喜びの明るい気分で生活できるならOKです。
お母様があなた達姉妹から見放されたとしても、それは自業自得。
あなたは、まずはあなたやあなたの家庭の幸せを優先して良いです。
瞬間ごとに浮かんでは消えていく妄想雑念を一歩引いて観察しましょう。
煩悩を煩悩だと気付く智慧と、誰にでも煩悩があるからお互い様だと大目に見てあげる慈悲を意識しましょう。
それが悩み苦しみを減らしてくれます。
仏教で求める「成長」とは、悩み苦しみを減らしたり消したりすることです。
質問者からのお礼
ご回答をありがとうございました。
堂々巡りばかりで進む道を見つけられない苦しみから一筋の明るい光をいただきました。
和尚様の自業自得というお言葉が嬉しかったです。
親子であっても全く別の人間であり、
私たちは自分の人生を幸せにする責任があるのだと、おざなりにしていた自分に集中して生きてみます。
明るく強く温かい光をありがとうございました。