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元夫への怒りのおさめ方

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有り難し有り難し 12

8年ほど前に結婚当初から、ずっと不倫を15年続けていた夫と離婚しました。
2人の子供の妊娠中もずっと複数の女達と関係を持っていたようでした。

私は到底許せずにいましたが、
今は大切にしてくれる方と再婚し、ここ1年程はやっと離婚当時の苦しみが癒えて来たところでした。

「あぁ、やっと平穏な生活を送れているなぁ」と思っていた矢先に、今でも元夫と交流がある娘が会った時に彼女を紹介されたとの事でした。
元夫とは20歳程年下の25歳の若い彼女だそうです。
お相手は我が子と同世代のようです。

それだけなら良かったのですが、
その彼女が娘をSNSに誘い、断れきれなかった娘はSNS上でも繋がっており、時々DMが来るそうで、戸惑って居るようです。

娘は中1から不登校でしたが、励まし寄り添い、やっとの思いで育てて来ました。
娘も頑張り、通信高校を卒業し
最近就職も決まった所にこの出来事、
ただでさえ不安になりやすい時期に
余計な事をしないで欲しい。
巻き込まないで欲しいのです。

そのような出来事があってから
忘れかけていた当時の憎しみが込み上げて来てとても辛いです。
もう人を憎みたくないのに、自分が以前のように「元夫が不幸になる事」を願うような人間に戻りたくないです。

過去の事は忘れて、ただ穏やかに生きていきたいです。

ふとした事で怒りが込み上げてくるこの状況をどのようにすれば、穏やかな気持ちでいられるのか
どうぞ、まだまだ人として未熟な私にお知恵をいただけないでしょうか。

どうぞよろしくお願い致します。

2022年5月28日 20:24

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

娘さんの気持ちを確認することが、一番大切なことですよ!

質問読ませていただきました。

自分を苦しめてきた元夫が、再び自分を苦しめているのですね。
「相手のことを憎む自分には戻りたくない」、そこに至るまでに数知れぬ苦労と苦悩があったと思いますが、しっかりと乗り越えてこられたこと、本当に頭が下がる思いです。

さて、元夫に対しての恨み辛みはたくさんあるでしょうが、はっきりさせておかなければならないのは娘さんの気持ちです。
「時々DMが来るそうで、戸惑って居る」とのことですが、娘さんの正確な気持ちはどのようなものでしょうか?
「戸惑っているけど別に構わないのか?」それとも、「戸惑っているから辞めて欲しいのか」。
娘さんと元夫の方は交流があるとのことですので、元夫の彼女に対する気持ちも、質問者様とは異なる思いを持っていることでしょう。

もし娘さんが「構わない」とのことでしたら、見守ることも1つの愛情です。もちろん、娘さんに寄り添って共に苦労してきた質問者様からしたら、「ふざけるな」という気持ちが強いでしょうが、その気持ちを受け流して見守ってあげて下さい。
しかし、娘さんが「辞めて欲しい」とのことでしたら、そのときは力になってあげてください。相手への怒りから冷静に手助けできないのであれば、現在のご主人に協力を仰いでもいいと思いますよ。質問者様を大切にしてくれてる方とのことですので、きっと力になってくれることでしょう。

何か少しでも参考にしてみて下さい。
不安でも追加の相談でも何でも良いので、必要ならばプロフィールを参照いただき、メールやZOOMの個別相談をご利用くださいね。

2022年5月29日 22:30
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有り難し
おきもち

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
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質問者からのお礼

質問にお答え頂き、そして私の辛い気持ちにも寄り添ってくださりありがとうございます。

娘の事は、懸命に育てた分、私を苦しめた人間に「今までの苦労を知らない癖に、娘と楽しく過ごして欲しくない」と、どこか私にも嫉妬心と似たような気持ちがあったのだと気付かされました。

冷静になり、娘に改めて確認したところ
「仲良くするのも面倒、でも父親の相手だからはっきり断る事もできない…複雑…」だと話してくれました。

私は藤川様が仰るように、娘には娘の人生が、考えがあるだろうと思い、今後は元夫との関係については
自分の感情はさておき、見守る事に徹しようと思います。

娘にも
「色々と思う事があるだろうけど、好きなようにに関わっても良いと思う、ただ何か困った時は声をかけてね、その時は皆で良い解決方法を考えよう」と伝えました。

娘も笑いながら「ありがとう」と話し合いはいったん終わりました。

私は娘を元夫に取られてしまうような気がして寂しかったのだと思います。
でも、大変な時を育てきったのは間違いなく母親の私なので、今後は堂々とこれからも子供達を見守って行こうと思います。

お言葉を頂き、大切な事に気がつくことが出来ました。
この度はありがとうございました。
また長文、失礼致しました。
もし辛い事があったらご相談させて頂けましたら幸いです。

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