生きたいと思いたいです
30代女です。9ヶ月程前に最愛の母を癌で亡くしました。(生まれてからずっと実家暮らしでした。)
母は約6年闘病し、死ぬ1ヶ月程前に病状が急速に悪化し、定期の受診をした際に緊急入院になりました。コロナ禍の為に面会が出来ず、病院から呼び出された時には母は意識が無く、手を握って呼びかけていましたが、回復しないまま亡くなってしまいました。
緊急入院した当日、私は仕事に行っていた為、母に言った最後の言葉は、前日の夜の「明日は病院いく日だから、早う寝なあかんよ。」という冷たい言葉でした。そんな事もあって、母の死に対して、後悔とか、懺悔とか、悲しみとか、とにかくとてもショックが大きくて、今でも母の事を考えると涙が止まりません。
そのため、母が亡くなってからは、例えば交通事故などで明日自分が死んでも構わないと思うようになりました。でも痛いのや怖いのは苦手なので、自殺願望はありませんし、病気とかも怖いので、なりたくないです。
ちなみに、日常生活は普通に送れていますし、趣味などを楽しんでる時は普通に笑えます。仕事も一生懸命やってますし、ご飯も美味しいと感じます。
自分が死んだら父や兄姉、友達、職場の仲間も"悲しんで"くれるとは思いますが、"困る"事は無いと思います。独身だし、財産もないし、仕事は別の人が引き継げば良いし。だから適当なタイミングで、あっさり死ねると良いなと思ってしまいます。
こんな考え、生きたくて必死で頑張っておられる方々に失礼な考えだとは分かっております。本当に身勝手だと自覚してます。
だからやっぱり「死んでも良い」ではなく、「生きたい」と思えるようになりたいです。
趣味に散財してしまう。社交的な人を見ると嫉妬したり、腹が立ってしまう。本音で話せる親友や恋人が欲しいけど、その事を周囲の人に知られたく無い。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
とても素晴らしい意思をお持ちです。ここから意志に変わります。
拝読させていただきました。
この度は最愛の御母堂様のご他界に際しまして心よりお悔やみご冥福をお祈り申し上げます。
相談内容の中に答えがでています。
それは「明日自分が死んでも構わないと思うようになりました。」
これが答えです。この自己の裏側に隠れている心に真理があります。
仏教では「今」を生きる。
この一言に集約されています。
明日の我が身は、災害や事故など突如と訪れることは誰にも予測できません。先のことを考えると不安の中を生きる苦悩の原因となります。また過去は過ぎ去ったので、今を生きる上で過去を背負うと重荷を担ぎながら生きることは心を重たくします。
このことを釈迦は
「過去は追うな。未来を願うな。今を切に生きよ。」
と真理を説きます。
人は豊かな環境にいるときは中々、ざぶーんさんの今を切に生きることを思いません。人の死や、裏切り、過酷な心境などに遭遇したときにはじめて気づくものです。
死ぬ気になれば何でもできるなどとよく言うことがあります。この気持ちは大切であり、明日がないと思って今を生きる一所懸命となり、一生懸命ではないのです。
あるフリーアナウンサーがテレビで言ってました。「明日、仕事があるか分からないので今を最後と思って懸命に仕事をしています」と。このアナウンサーの方は、この明日にはまた別の仕事があるから大丈夫ではなく、今やらないといつやるという考え方であり、今をとてと切に生きておられます。もちろんこの今を懸命に生きるからこそ活躍し続けています。
今を生きる
例えば、ダイエットは明日からとすると、明日はいつまでも明日となるのと同じで、今やるという観念は仏教観点からは、何よりも自己を見つめる生き方となり、命を真剣に見ている証となります。
合掌
これからの未来もお母様と
拝読させて頂きました。
大切なお母様が病いによってお亡くなりになられてあなたは深く悲しみさみしい思いをなさっておられるのですね、またお母様が生前中のことを思うととても後悔なさっておられるのですね。詳細なことはわからないですけれども、あなたのその悲しみや後悔のお気持ちを心よりお察しします。
その様な中であなたは生きたいと思っておられるのですね。それはとても尊いことです。
お母様はあなたにこれからの人生をしっかりと生きて頂きたいと願っておられるでしょうし、これからもあなたのことをいつも優しくお見守りなさっていて下さいます。
あなたのその悲しみは消えないでしょうけれども、どうかお母様にしっかりとお向き合いなさり心を込めてお母様が心安らかになります様にとお祈りなさって下さい、そしてあなたのお母様へのお気持ちをありのままに心からお母様にお伝えなさって下さいね。お母様はあなたのその思い全てを優しく受け止めて下さいます、あなたを優しく受け入れて下さり寄り添って下さいます。あなたはこれからもずっとお母様とのご縁の中で皆さんとのご縁の中で生きていくのです。あなたは決して独りではありません、いつもどこでもどんな状況にあってもあなたはお母様や皆さんと一緒に生きていくのです。
あなたがこれからの未来を大切な方々とのご縁の中で心から安らかに毎日を皆さんと一緒に仲良く健やかに幸せに生き抜いていかれます様にと切にお母様に祈っています。必ずお母様があなたのそばで支え寄り添っていて下さいますからね。
質問者からのお礼
ありがとうございました。母との思い出を大切にして、ゆっくり、自分のペースで受け止めて生きて行こうと思います。