過去のことにのまれてしまう
よろしくお願いいたします。私はもうずっと自分自身に嫌気がさしてしまっています。過去に自分がしてしまった失敗や人を傷付けてしまったことがあとからどんどんと思い出されてしまいます。
数年前に自分がどれだけ愚かな人間だったかに気が付き、悔い改め、これからは反省をいかして何かのためになるような日々を過ごしたいと思い、励んでいたと思っていたのですが、今また振り返って見れば、あれもこれもダメだったと思ってしまいます。世の中の暗いニュースや人々の辛いという声を聞くたびに、自分も同じように人に嫌な思いをさせていたのではないかと不安になり、どうしたらよいのかわかりません。自分を全く信頼できないなか、どのように生きていくべきでしょうか?助言頂けましたら幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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まずは、心を落ち着けること
YYY 様 相談ありがとうございます。
まずは、心を落ち着けること。ゆったりゆっくりとした深呼吸で、出る息、入る息に意識をただ向けていきましょう。そうして落ち着けてから、
「今はもう、自分は悪くない、自分に責任はない、自分のせいじゃない」
と思うようにしましょう。
なぜなら、過去の嫌な出来事は、脳に記憶され、脅威の感情を喚起するようになってしまうからです。脅威の感情とは、怒りや自己嫌悪あるいは凍り付きです。
今、目の前で起こってもいないのに、過去の行為がトラウマ・フラッシュバックとして今あるかのように、脳が錯覚して、あなたの嫌気・不安を喚起させているのです。ですので、脳の厄介な働きなので、今は、自分は悪くない、責任はない、自分のせいじゃないと思うことがよいのです。
そして、安全・安心の場所、癒される場所や物を想像して、それに抱かれるような感覚、イメージをもち、自分を癒すことです。瞑想するように、癒して、安心安全を感じていきましょう。
さらに、安全な感じが偉るようになったら次のように祈りましょう
「私が幸せになりますように
私の苦しみが解消されますように
私に喜びが訪れ、他人にも分け与えられますように
私が平穏でいられますように」
と祈ってください。
祈るときに、親友とか恩師など信頼できる人が傍にいて、思いやりを向けられたとか優しくしてもらったことなどを思い出しそのイメージを持つと、より祈りやすくなるでしょう。
私はYYY様に祈ります
「あなたが幸せになりますように、苦しみが解消されますように、喜びに溢れますように、安穏でいられますように」
合掌礼
追伸。おきもち、お礼メッセージをありがとうございました。ご縁に感謝申し上げます。再礼
遠慮なく困った時は、どうぞご相談ください。メールでも大丈夫です。無理のないように、歩んでいきましょう。再再礼
質問者からのお礼
時間がたってから気が付く自分の悪い部分がわいてきてどうしようもない時、自己嫌悪と自己否定の波にのまれてしまう時、ここに戻ってきては何度も読み返しています。改めてお礼をさせてください。ありがとうございます。