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悲しい気持ちの行き場がありません

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保育士をしているのですが新しく入所してきた子どものお母さんへの対応に困っています。
そのお母さんはうつ病で通院しており、真面目なのか深く考えすぎるところがあるようで、先日私の何気ない、また〇〇くんのこと色々教えてくださいね、という一言にA5用紙3枚のお手紙をくださいました。お手紙には食べ物の好き嫌いやお母さんの思いなどがたくさん書かれており、中には以前私がまた何気なく聞いた問いに対することの答えも書いてありました。お手紙をいただいたので子どものお迎えの際にお手紙たくさんありがとうございました等は伝えたのですが次の日に再びお手紙を頂き、その内容に困ってしまいました。お母さんは、手紙の内容が正しく理解してもらえず残念だった、手紙を読んだ感想や受け取り方、子どもへの思いや考え方は人それぞれなのだと強く感じた、いい関係性を築こうとしたつもりなのに…などと大変ネガティブな内容でした。確かにお手紙の内容に詳しく触れることが出来ず、やり取りの中でお母さんに残念だなと思わせてしまったことは反省しなければいけないと感じたのですが、私のどの言葉でそのように感じられたのか、お母さん自身は面と向かって話すのが苦手なようでお手紙という形だったようなのですがまだ出会って1ヶ月も経っていないものの自分なりに頑張ったつもりだったのですがお母さんとの受け取り方とのギャップが大きくあるようで、ネガティブなお手紙にとても傷つきどうしていいのかわかりません。子どもを理解する努力はしますが全てを理解できるわけではありませんし、ましてや1ヶ月も経っていないのにそのように言われてしまい、まだ良い関係を築いている途中なのが早くも関係が終わってしまいそうな感じがしています。お母さん自身は傷つきやすい、ネガティブに受け取りやすい方だとは思うので出来る限りいいことをお伝えし、発言にこれからも気をつけていこうとは職員同士で話合ったのですが、手紙を読んで悲しい、辛いと思った私の気持ちをお母さんにぶつけるわけにもいかず行き場がありません。お母さんはうつ病ということもありあのような手紙になったのでしょうが、これからもまたお手紙が来ると思うと憂鬱です。2回目のお手紙の後には残念に思わせてしまったこと等謝罪したのですが攻撃的なお手紙がまた来て読んだ時に泣きそうに悲しい気持ちになるのかもしれないと思うと苦しいです。

2022年6月25日 7:26

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

保護者に安心していただけるような言葉を選んでいきましょう。

そうですか。。。なんだな悲しいわね。
文字は、読む時の気持ちの状態もありますし、お母さんが書かれた時と、読まれた時の気持ちにだってタイムラグが生まれます。
そこに否定的な感情を持たれてしまうと、あなたの気持ちを乗せた文字まで冷たく読み取ってしまわれるのかもしれませんね。

鬱の要因は、子育てに関してなのかな。だから、お子さんのことに対してピリピリなさっているのかもしれません。自信の無さや将来の不安が、自分の育児に敏感になっておられるのだとしたら、先生からのメッセージも子育て批判に聞こえてしまうのかも知れません。保育士は、保護者の子育てまで見守りながら、お子さんを一緒になって保育していく立場です。お子さんだけでなく、お母さまの味方なのだということを、伝えていきましょうね。
お子さんの様子も、家庭で何かあったら教えてと、報告しなければならないチェックされているように聞こえないように(あなたはそんなつもりではないでしょうが)、園で楽しく過ごしておられる様子をお伝えし、安心していただけるような言葉を選んでいきましょう。(私も産後鬱の保護者にたくさん接してきました)

また、園全体でお母さまを理解しサポートできるように。あなた一人が抱え込まないようにね。

2022年6月25日 16:21
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個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつけやすいです。特に21:30以降は、たっぷりとした時間が取れます。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

子どもの保育を第一にしていけば、相手もわかってくれるのでは。

こんにちは。亀山純史と申します。

確かに、これから良好な関係を築いていこうと思っている時に、頂いたお手紙がネガティブな内容で、さらには、またこのような手紙が来るのではないかと思うと憂鬱なことでしょう。

一方、相手の方は、うつ病のためにネガティブな内容のお手紙になってしまうんでしょうね。たぶんこの方は、子どもを保育園に預けることに、うつ病であるがゆえに、他人よりもずっと不安で仕方がないのかもしれませんね。

幸い、あなたには同僚の方がいるわけですから、これからも相談をしながら、預かった子どもの保育を第一に考えていくならば、少しずつ、相手の方も理解を示してくれるのではないでしょうか。

以上が私からの回答です。少しでもお役に立てれば幸いです。

2022年6月25日 17:27
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hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶です。令和6年3月に、公立高校の教員を勧奨退職しました。その後、縁あって、令和6年4月からは「まちサポ雫石」というNPO法人のお手伝い、また、令和6年10月からは公立高校の非常勤講師をしています。 浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。

質問者からのお礼

お答えをありがとうございました。ご家庭の都合にお母さんとやり取りをすることがしばらくなくなってしまったのですが、お母さん以外のご家族ともより良い関係を築いていけるよう精進していきたい思います。

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