自分の死に起因する母の死について
はじめてご相談させて頂きます。
以前、父が遺伝性、且つ予後不良の神経難病を発症し、
現在は死を待つだけの状態となってしまいました。
そのため、私と妹は遺伝子の検査を実施したのですが、
私に父と同じ遺伝子が存在することがわかりました。
父と同じ病気になる可能性があるとわかった私は、
母に「私が死んでもちゃんと生きてくれ」と話したのですが、
母は、妹と二人の孫がいるにもかかわらず、「それはできない」、
「私が死ねば自分も死ぬ」と泣きながら答えていました。
私は、本人が最期に幸せだと思えればよい人生であると考えております。
父が病気となり亡くなることは、とても悲しくありますが、
父は最期まで幸せであったと信じられるため、耐えられなくはありません。
母に関しても同じで、病気、事故で亡くなってしまった場合、
その時点では幸せであったと信じることができると思います。
しかし、私が死んだ後、自死を選んでしまうのであれば、
母の最期は不幸なものではないかと考えてしまいます。
子供に先立たれれば、自分も一緒に死のうと考える親は多いのかと思います。
ですが、実際に実行するかは別であり、時間や周囲の存在が少しでも心の傷を
癒してくれるのでしょう。
それでも、そう思えるのにも関わらず、病気になっていないにも関わらず、
自分が死んだ後、母が前を向いて生きてくれることを信じることができず、
母が後を追ってしまうのではないかとずっと考えてしまい、とても怖いです。
そんな起こってもいないことを心配するような私に、
アドバイスを頂ければ幸いです。
お坊さんからの回答 1件
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それぞれに与えられた命ですから
拝読させて頂きました。
詳細なことはわかりませんけれどもその時ご本人がどの様なお気持ちになるかはわからないものです。
かけがえのない大切な方がお亡くなりになられて生きる希望も無くなってしまったとしてもその後に生きる人はいるのです。
それぞれがどの様に考えてどの様な生き様をなさるかはその人自身のことであり周りの方々がとやかく言うことも出来ないとも思います。
あなたがその病にてお亡くなりになるのかもわからないですからね。人の死は誰もが分かりませんから今からあれこれと考えてみてもわかりません。
やはり今この時一日一日を大切になさりながら自分なりにできることを可能な範囲で一生懸命に生きていくことが大事ですよね。
あなたの人生もお母様の人生もそれぞれに大切ですからね。それぞれに与えられた時間は限りあるものです。その与えられたことやご縁にどうか感謝なさり生きてみて下さいね。
あなたもお母様も与えられた命や時間やご縁に感謝なさり、これからの未来をお互いを尊重しあい思いやり、心から豊かに充実した毎日を生き抜いていかれます様にと切に祈っています。
質問者からのお礼
ご回答頂き、ありがとうございました。
すぐに全てを実践できるわけではありませんが、仰るとおり、いつ訪れるか分からない死に対し一日を大切に、一生懸命に生きて行けるようにしていきたいと思います。