父親失格
駄目な父親です。やはり子供を作ってはいけない人間だったと思います。
不登校気味の息子からある日ポツリと「高校辞めたい」と言われました。
私と妻はせっかく一生懸命勉強して入った高校なんだからもう少し頑張ってくれないかと返しました。
これが、最後の会話になりました。
遺書には勉強についていけない。親の期待と周囲からのプレッシャーが辛いとのことでした。
今思うともう少し頑張れという台詞はただ世間体を気にしての台詞だったと思います。
私は自分の子供のことを何も分かっておらず、知ろうともしませんでした。
意図しない妊娠に責任を取るような形で籍を入れました。ですから妻、子供共に関心があまり持てませんでした。
しかしそれでも多少の愛情は持っていたつもりでしたが、心の芯の部分で愛してはいなかったんだろうと長男が死んでようやく気付きました。
長男の死から2か月、憑き物がはれたかのように妻に対する親しみもすっかり薄れてしまい別れるつもりですが、自分の子供を殺した父親ということがとても重いです。
これから新しいパートナーと生きていくにあたっての助言やご一喝をいただけますでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
悲しい……ただただ悲しい。家族がいても、それぞれに孤独だった
悲しい……ただただ悲しいですね。
家族がいても、孤独だったのではないでしょうか。
息子さん。そして、妻さんも、あなたも。
結婚したきっかけは、子どもが出来たからだったかもしれない。
それでも、家族になっていくことは出来たのに、諦めてしまっていたのかもしれませんね。だから、息子さんの生きづらさにも気づいてやれなかった。
みんなが、孤独だった。
償いのために、夫婦であり続けるのも苦しいだけ。それぞれが望む生き方を、生きていただきたいわ。
そして、生きたかったであろう息子さんを想って、手を合わせていく生き方も願っています。
ハスノハのオンライン個別相談もありますし、私が活動しています会もあります。
https://www.kyoto-jsc.jp/wakachiai.html
あなたの苦悩が、少しでも和らぎますように。
息子さんのために、私も手を合わせます。
合掌
お気持ちお話しなさって下さい
拝読させて頂きました。
大切な息子さんがお亡くなりになられてあなたも奥様も悲しみの中におられるでしょう。今までのことを様々思い返して後悔の念にさいなまれておられるのではないかと思います。詳細なことはわからないですけれども、心よりお気持ちお察しします。
息子さんが一切の苦しみや辛さから救われて心から安らかになります様に切に仏様にお祈り申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
あなたも奥様も息子さんが安らかになります様に心からお祈りなさって下さい。
息子さんは必ず仏様がお導きなさって下さり、先に往かれた親しい方々やご先祖様が息子さんをあたたかくお迎えなさって下さいます。息子さんは仏様のもとで一切の迷いや苦しみや辛さや痛みからも救われてご先祖様と一緒に心から安らかになります。息子さんは何の憂いもなく心清らかに円満にご成仏なさいます。そして仏様のもとご先祖様と一緒に穏やかにあなたや奥様やご縁のある方々を見守り続けて下さいます。息子さんとあなたや奥様とのご縁はこれからもずっと永遠に続いていくのです。
息子さんは不思議なご縁に恵まれてあなたと奥様のもとに生まれて沢山の方々に育まれながら一生懸命に己れの人生を生きたのかと思います。そして生き抜いて往かれたのです。
あなたも奥様も息子さんへの思いは様々尽きることはないかと思います。どうか息子さんへ心から手を合わせて安らかにとご供養なさって下さい。そして息子さんへ素直な思いを心からお伝え下さい。あなたや奥様の思いを息子さんはしっかりと受け止めて下さいます。仏様やご先祖様も優しくお見守りなさって下さいます。
いつの日かあなたや奥様がその天寿を全うなさる時には必ず仏様がお導き下さり、息子さんやご先祖様がお迎えなさって下さいます。そして再会を喜び合い分かち合うことができるでしょう。
あなたも奥様もこれからも息子さんとのご縁を大切になさり、日々自らを見つめながら懺悔なさり、与えられた人生を誠実に生き抜いていかれます様にと切に仏様や神様やご先祖様そして息子さんにお祈り申し上げます。
またあなたや奥様の思いをここでもお話しなさって下さい。オンラインでもお話しお伺いできます。
或いは分かち合いの会等でもお話しなさってみてはいかがでしょうか?
https://bouzsanga.org/share/
心よりお待ちしています。
質問者からのお礼
孤独や無関心は人を蝕んでしまうのでしょうか。「できることなら愛したい」という気持ちがあったのですが、如何せん授かり婚だったため「子供=押し付けられたもの」という印象が前提にありすぎて更にそれ以上の感情が湧くのを阻害していたようです。
順番が違えば、何か変わったのでしょうか。
育てようと思った私が悪いのか。産んだ妻が悪いのか、産まれてきた子供が悪いのか。
きっと私達一人一人少しずつに責任があるのでしょう。
例え嘘でも愛していると言ってあげるべきだったと思い出の中にいる息子に詫び続ける毎日でした。
しかし息子の遺品を整理していたある日、読み古された「人間失格」が出てきて、この子は元々長生きできない人間だったんだなとその時償いは終った気がして楽になりました。
息子の死は確かに衝撃的でしたがかえって妻と話し合いの機会が多くなり円満に別れられそうで、ようやく自分の人生が歩めると思います。
これからは不肖の自分でも好きだと言ってくれる友人や恋人を大切にしていきたいです。自分が心から愛した人間なら、もしも子供が産まれてもきっと温かい家庭がつくれるでしょう。