心と行動が一致しない
回答 2
有り難し 14自分の心と行動が一致しないことが、最近多々あります。
詳しく言えば、表では『みんな等しく素敵で、元から悪い人はいないはず』と信じ、感謝の気持ちを忘れずに日々他人と関わらせて頂いています。ですが、心の中では『こいつには負けたくない』『根暗のくせに』など、その相手を卑下するようなことばかり考えてしまいます。
その【相手を卑下するようなことを考えている自分】を俯瞰している私を想像して、ハッと我に返るんです。
私は、表ではいつも自分も相手も尊重して、他人の良いところを見つけるように努力し、些細なことでも、感謝と謝罪の気持ちは忘れず伝えるようにしています。
だけれど、心のうちに、私の形をした汚い感情がもう1人いると知ってから、自分とは一体全体、何なのかと思うようになりました。
外面が本当のあたしだと思います。思うんです。外交的で、ユーモアがあって、いつでも明るいと人から言われるその私が、本当にあたしだと思ってきました。
けど、それって本当なのか、分からなくなりました。いまは、上手く取り繕えているか、それだけを必死に考えて生きています。
本当の自分と、心中にいるもう1人の汚い自分、どっちが本物なんでしょうか？
もう楽になりたいです。飲み込もうとしても、こっちをみている私が、鮮明に脳裏に過ります。
私はどうにかなりますか？
どうにかまともになれるでしょうか
まともになれますか
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたはまともです。
なお 様 相談ありがとございます。
頭の中の思考は、学級会のようなもので、沢山の感情で溢れています。
あなたの「私の私の形をした汚い感情がもう1人いる」のもその一部分でしかありません。もちろん「外交的で、ユーモアがあって、いつでも明るいと人」も一部分です。あなたの中にあります。
こんないろんな感情があるのが、普通で当たり前なので、あなたはまともです。
心配の必要はないと思います。
でも、自分の思いや感情に辛いとか悩ましいとかやっぱり出てきますよね。
その時には、深呼吸を繰り返して、自分を癒すことをしてみましょう。
優しさに触れた時、親友などから温かさを感じた時を思い出して、その時の感情に浸ってみましょう。
そして、外交的に発揮している、ユーモアや明るい性格を自分に向けてみましょう。少し笑顔で、自分に向けて「私は、優しい・思いやで満たされている・ユーもがあり、明るくいられる」と何度もつぶやいてみましょう。
こうして、自分を優しさや思いやりで溢れるようにしていけば、学級会ような感情も、安定して居られるようになるでしょう。
難しいときは、またご相談ください。
コンパッション（思いやり）つまり仏教でいう慈悲を育むトレーニングをしておりますので、参考になるかと思います。
ご縁に感謝申し上げます。一礼
あなたが選択なさる生き方を
拝読させて頂きました。
あなたがどちらが本当の自分なのかわからなくなってとても混乱なさっておられるのですね。あなたのそのお気持ちとてもよくわかる様に感じます。あなたのその迷う心をお察しします。
あなたが俯瞰して見た時にはあなたの心の中には様々なあなたの思いや姿が見えてくるでしょう。それら一つ一つがあなたであるでしょうし、あなたの思いは一瞬一瞬の刹那で移り変わりゆくのです。私達の思いは一日のウチで８億4千万の思いがあると言われています。ですからその時その時で私達の心は変わっていくのです。それら全て私達自身でもあるのです。その様に客観的に見つめていきながら人や周りのことについて自分はどう向き合いどういう姿勢で発言したり行動していくのかを自ら検討して判断していくこととなります。
あなたがご自身でとても外交的でユーモアセンスがあって明るく人と接していかれる生き方を選択なさっていかれるのあるならば人からはその様にあなたのことを認識されるでしょう。それはとても素晴らしいことだと思います。
ですから様々なあなたがいらっしゃるという気持ちであなたが受け止めていけば気持ちも楽になっていけると思います。
人は時と場合によっては様々に変わっていくものです。逆にその様に変わっていけるからこそこの不安定な世の中を臨機応変に生きていくことができるのです。
ですからあなたが自分の中の汚いと思っているところを決して見て見ぬふりをしたりふたをしてしまうことはなさらないで下さい。ゆっくりと見据えていけばよいのです。
あなたがこれからの未来をあなたが思う通りにあなたの判断をなさり、素晴らしい方々との出会いに恵まれながら豊かにコミュニケーションを取り、充実した毎日を皆様と一緒に幸せに生き抜いていかれます様にと心から祈っています。そしてその様なあなたを心より応援させて頂きます。
