過去帳は絶対に必要ですか、
お世話になります。
10年ほど前に父が亡くなり、先日母も亡くなりました。
その時葬儀を行ってもらったお寺さんから「過去帳は?」と聞かれて初めて過去帳を作っていない事に気付きました。
父が亡くなった時にも言われたと思うのですが、失念したのだと思います。
そこで今回改めて過去帳とはどんなものか調べてみて、必要なものかどうか分からなくなってしまいました。
過去帳には先祖も記録するらしいのですが、父母共に7人兄弟の末の方ですので、それぞれの本家の過去帳には先祖代々記載されていると思うのですが、うちの場合過去帳の記載は父から始まる事になるのではないかと思います。
ただ、父母を記載してのち、この過去帳を継ぐ人がいません。
私は独身で、兄が居ますが遠方にほぼ婿のような形でお嫁さんのご両親と二世帯住宅で同居しており、疎遠です。
兄は父母の介護・病気・入院などにも経済的・人的負担は全く負わず、父母が亡くなる前後は私から連絡を取りましたが、普段はほぼ関わりがありません。
また、私が結婚しないことや病で長らく働けないこと等から厄介者として見ているようで、連絡を取るときも基本メールで電話を掛けてこないよう言われています。
この先私が亡くなった場合は死後事務契約を考えており、火葬のみで散骨にするつもりだという事は母の葬儀で会った時に兄に伝え了承を得ました。
その時に、私が死んだ場合は私の手元にある父母の位牌をそのタイミングで兄が引取るそうですが、過去帳については既にお嫁さんの家の物があり、あちらのお父様がそれに父の分も記載済であるので不要と聞かされました。
墓は両家連名で建てており、今は父だけが眠っています(両家共に曹洞宗です)
私が今父母だけを記載した過去帳を作っても、どこにも行き場がないように思います。
命日や戒名は位牌や今後の法要の予定を書いた一覧表みたいなものをお寺さんから頂いているので供養する際困ることはないと思うのですが、それでも無ければならないものでしょうか。
お坊さんのご意見を伺わせてください。
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絶対ではありません
基本、ご自由になさってOKです。
あって困る物ではないし、嵩張る物でもないので、ご意思や都合にお任せです。
しかし、将来どこかのタイミングであなた以外の誰かが歴代の家族や親戚縁者のルーツを辿るときに物的証拠になって、裏付けの記録として確認できて非常に便利な情報源になりますので、差し支えなければご用意いただいて良いのではないでしょうか。
そのような感覚でお考えいただければ大丈夫です。
ご参考までに。合掌。
質問者からのお礼
TAIKEN様
回答ありがとうございます。
故人を供養するには絶対に必要、という物ではないようで安心しました。
気持ち次第ということでしょうか。
ご懸念の将来誰かがルーツを辿る場合について、兄の子孫がいつかそういった事をする可能性はあるものの、私が父母の過去帳を作って亡くなっても兄はそれを引き継ぎませんし、血縁があるので死亡連絡はいくと思いますが、遺体引取りも拒否予定なので兄が私の命日等を知る機会はあまりなく、知ったとしても厄介者の私を自分の家の過去帳に記録することはないと思います。
そもそも兄の家の過去帳は兄嫁の家のものなので、そこに記録されるのも正直不思議な気持ちです。
兄嫁の家の過去帳に私の父母や兄の家族は記録されていく筈なので(途中からA家→B家の過去帳になるのでは?という疑問は残りますが)子孫がルーツを辿るには充分だろうと考えています。
私は私が生きていたという事がどこにも何も残らなくても良いと思っています。
何だかお礼というよりネガティブな独り言のようになってしまって申し訳ありません。
供養はしっかりやりたいので、過去帳の必要性についてモヤモヤしていたのですが、それ程とらわれなくても良いと知り、気持ちが少し楽になりました。
本当にありがとうございました。
これからも朝夕位牌に香や花を手向け手を合わせ、故人が安らかに眠れるよう願いながら祈りを捧げたいと思います。