自殺した同級生への罪悪感
私は今年で31歳の男です。
中学の頃自殺した同級生がいたのですが、数年間、定期的に思い出し、罪悪感で胸が苦しくなります。
彼の印象は中学生の私から見て、表情が暗く、一緒にいても楽しくない人でした。
けれど大っぴらに虐めたり、直接的な暴言などは言いませんでした。
しかし仲間内では「彼といても面白くない」「友達とは思ってない」などというニュアンスのことを言っていました。その話していた陰口を聞かれたこともあったと思います。
夏休み前に、学校で「暑中見舞いのハガキを送ろう!」という学校行事があり、送りたい人にマーカーで線を引いてハガキを送る人、送らない人、と分けていたのですが、彼が自分の名前が無いのを見て悲しそうな顔をしたのを覚えています。
そして私は夏休みに入り、楽しく過ごしました。
夏休み明けの教室、先生が神妙な顔で彼の自殺を生徒に告げました。驚きました。
しかし当時、私は驚きはしたものの感想は「そうなんだ」くらいのものでした。
時が経ち20代後半頃からたまにふと、彼の死因の一端、もしくは多く原因に私が含まれていたのではないか?と思うととても辛く感じるようになりました。
もはや彼に聞くことはできないので、原因は分かりません。もし私が大きな原因だったとしても全て遅いです。
そこから私にできることを考え、これからは「一人でも多くの人を幸せに」「誰も傷つけないように」と自らの苦しみから逃れるためと、罪滅ぼしが最早できない代わりにこのような考え方をするようになりました。ですが彼からしたらそれが何の足しになるというのか、とも考えてしまいます。
以上のことから胸の苦しみが取れなくて辛い時があり、この辛さとどう向き合えば良いかと悩んでいます。
結局は彼の事よりも、自分が苦しみから逃れたいだけなのですが、どんな考え方をすれば苦しみが無くせるのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
こんにちは。
それはなかなかに辛い事柄ですね・・・その亡くなられた彼も、ですが。
今更あきさんを責めようというつもりは無いことを最初にお断りしておきますが、小・中学校と長くいじめを経験したセミプロいじめられ屋の私の経験から言うと、暴力やからかいといったイジメは本人と直接関わっているだけ気持ち的にはまだマシなんですよね、ほんの少しだけですが。
しかしながら無視や仲間外れ、陰口やそれに似た行為というのは時に殴られるよりもダメージが大きいんですよ。
大人の世界でも職場などでそういう問題が取り沙汰されることが多いのはよくご存じだと思います。自分だけ仕事を回してもらえない、会話の輪に入れてもらえない、おかしな噂を流される・・・等々想像すればなかなかにキツイものがあるのではないでしょうか。
後者のタイプのイジメというのは攻撃してくる対象が誰なのか、一人なのかそれとも複数なのか、自分に味方はいないのか等全てがわからない為により追い込まれやすいんですよね。
その上で今回のご相談で私が少し気になった点は、あきさんが過去の御自身の苦しみから逃れたいという事なのですが、ご相談内容を読む限りではあきさんは少なからず彼に対して後悔しているのは確かなんだろうなという事ですよね?
であれば御自身も薄々お感じになっておられるように心の中でちゃんと彼に直接向き合うことが重要だろうなと思います。
苦しみから逃れるために他の人や世のために善い事をする、それはそれで尊い事だと思いますが、まず優先的になすべきことは問題に正面から向き合うことだと思います。
まずは一人で過ごす静かな時間に心の中で彼に真摯に詫びる時間を作ってみてはいかがでしょうか?
そんなことは自己満足ではないかと思われるかもしれませんが全くそのようなことはありません。
できるなら彼の供養のためにお経を読んであげたりと正面から心の中に居る彼に向き合うことが、時間はかかっても結局はあきさんを罪の意識や苦しみから救うことに繋がるのではないかと思います。
思い出と罪悪感は狩猟本能を持っていますから逃げれば逃げるほど追いかけてきます。
お墓がわかるならお線香をあげに行くのもいいかもしれません。
諸佛の慈悲がお二人に届くよう願っております。
心から反省し懺悔し謝罪しましょう
拝読させて頂きました。
あなたが中学生の頃の同級生のご友人が自死にてお亡くなりになられたことを思いだして、彼がお亡くなりになられたのは自分のせいだったのではないかと思い、深い罪の意識をもって悔やんでおられるのですね。詳細なその当時の状況やあなたやそのご友人のことはわからないですが、お気持ちを心よりお察しします。
そのご友人が心から安らかになります様にと心を込めてお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
そのご友人は仏様に導かれて先に往かれている親しい方々やご先祖様がその方を優しくお迎えなさって下さり、仏様のもとにて一切の迷いも悲しみも苦しみもさみしさも消えて心から安らかになることでしょう。その方は仏様のもとでご先祖様方と一緒に清らかに円満に何の憂いも無くご成仏なさっていくでしょう。
そしてその方は親しい方々やご家族の方々やあなたをこれからも優しく見守っていて下さいます。
あなたのその後悔の思いは消えないでしょう。どうかその方が安らかにと心からお祈りなさって下さいね。そしてあなたのその思いを仏様や神様やその方に心からお伝えなさって下さい。その方への謝罪の思いも反省もありのまま懺悔してその様ないじめなどをなさらないお誓いも心を込めてお伝えなさって下さい。
あなたの思いを誓いを必ず仏様も神様もその方も優しく受けとめて下さるでしょう。そしてあなたを善き方へとお導きなさって下さるでしょう。
私達人間は誰しもがその様な愚かなことをしてしまうものです。だからこそ心から反省し懺悔し謝罪して同じ様なあやまちをしない様にと心がけていくことがとても大切です。
あなたがこれからも心から反省し懺悔し二度と同じようなあやまちを犯すことなく、善き考え善き言葉善き行いを心がけて皆さんとのご縁を大切になさり、皆さんと一緒に心から豊かに幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っています。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
そうですよね…こういった事は私の預かり知らないところでも起こっているかもしれない事なので、おっしゃる通りだと思いました。
愚かさを心から反省し、善き事を心がけたいと思います。
この度は本当にありがとうございました。
回答ありがとうございます。
はい、私も陰口のようなものの方が直接的な事よりもかえって辛いと、今であれば思います。
特に彼を無視したり、仲間外れにしたりはせず、あくまで普通のクラスメートとして接してはいましたが、仲間内での彼への陰口などは知られていた、というような感じでした。
しかし彼にとってはそれがどれだけ辛かったろうと思うのです。
はい、自分の愚かさを大変後悔しています。
心中で彼にした行いを詫び、もう二度と同じ過ちはしないよう誓い、そのような気持ちで生きていこうと思います。
ご回答本当にありがとうございました。
初めての問答のため、仕様が分からず、お礼コメントに回答者様の名前を記載していませんでした。申し訳ありません。
上のお礼コメントがKousyo Kuuyo Azuma様、下のお礼コメントが渡部仁海様、宛てになります。貰ったお言葉全て、助けとなりました。