妹の失敗を望んでしまいます
妹の失敗を望んでしまいます。ネガティブな感情を捨てたいのですが、上手くいきません。
母が妹を妊娠したときから、妹の存在を疎ましく思っていました。成長過程でも、妹のことはライバルだと思っていました。可愛く思ったことは一度もありません。
妹が生まれてから放っておかれたことへのトラウマや、妹が生まれて辛い思いをするストーリーの絵本を内面化してしまって、今も続いているのだと思います。
私は大学も仕事も失敗したのに、妹は良い大学で楽しく過ごしていることが妬ましくてたまりません。つい、失敗や不幸を願ってしまいますが、ネガティブな感情に囚われてはいけないと思い直しています。日々、そんなことの繰り返しです。
また、妹の話し方が私を小馬鹿にしているように感じられ、イライラしてしまいます。
前向きな感情や向上心だけを持って生きていきたいです。どうすれば良いでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自己肯定感をあげること
茶野 様 相談ありがとうございます。
妹様がうまれたことで、ご両親の愛情を上手く得られることが出来なかった。それがトラウマで、愛情が足りないとか、いつも誰かの顔色をうかがうような不安定さを感じるとか、妹様に嫉妬するだけでなく、年下の女性が幸せそうだと何となく羨ましいけど見たくないと感じてしまう。そんな状態なら愛着スタイルの不安型になっているのでしょうね。その不安からネガティブ感情を引き起こしているのでしょう。
これは、あなたに責任はありません。あなたのせいではないのです。
人の脳は、何か愛情の欠如を感じた時、それを避けなければならない脅威と感じてトラウマとして記憶するようにできているのです。あなたの妹様への嫉妬や葛藤は、人として普通に起こっている感情と思います。
さらに、ご家族は虐待のようなことでもない限りあなたへの愛情が欠如してるとは思いませんし、むしろ普通に家族として接しているので誰も責めることはできないと思います。
でも、あなたの生き辛さを減らしていかなくてはいけませんね。おそらくそれは、自己肯定感を上げることや自己信頼を築くこと、自分に思いやりを向けること、つまり慈悲の心を育てていくことだと思います。
感じてみませんか、誰かに思いやりを向けられたこと。優しくしてもらったこと。
大親友でも恩師でも理想の架空の人でもいい。そんな人に優しく包まれて、安心や癒しを感じた時、心の温かさを感じ落ち着きや寛容さを得るとしたら、ポジティブ感情に入りやすくなり、ネガティブ感情が減っていくでしょう。そして前向きに生きやすくなるでしょう。私はそう思いますし多少お手伝いができると思います。
参考にしてください。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。このハスノハでも温か言葉が溢れていると思います。そんな言葉をピックアップして、糧にしてみてください。
あなたが充実した心持でいられるようにお祈り申し上げます。ご縁に感謝申し上げます。再礼
質問者からのお礼
ありがとうございます。「人として普通に起こっている感情」と書いていただき、少しほっとしております。
誰かの優しさ、向けてもらった思いやりに気づけずに生きていたことに、気づかせていただきました。人の優しさに気づき、感謝できる人間になろうと思います。