職場に来る精神病者に心を乱されないには
サービス業的な仕事をしており、今年現在の部署に移動しました。
言動のおかしなお客さんが来ます。
10年来、日参しているので、前任者からの引継ぎもあり、
精神病がある方のようで、おそらく統合失調症だと思われます。
(この病気の方への偏見があるように思われるのは本意ではありませんが)
弊社サービスの正規の利用者でもないのに日参して、
話しかけてきたり意味のわからない凝視をしてきたりします。
話しかけてくる内容はあきらかに妄想であり、
最初は相手をしていましたがすっかり気持ちが悪くなってしまい、
今では彼女が来ると動悸・肩こり・胸痛などが起きます。
前任者以前の担当者が彼女の親や警察や産業医に相談したこともあり、
私自身も上司に相談しましたが、刺激しないようにするしかないという結論です。
専門家にも相談しましたが、障害者と共存してほしいと理想をのたまわれ、
机上の理想はいいけれど、実際に対応をしなくてはならない私はどうすればいいのか
まったくわかりませんでした。
彼女が来るたびに、何をされるかわからない不安、
正規のメンバーでもないのにストーカーのように日参することへの嫌悪感(怨憎会苦でしょうか?)、
こちらの嫌悪にも気づかない厚かましさへの不快感、
来てほしくないと私が願っているのにかなわないことへのいらだち(求不得苦でしょうか?)、
その人が来ると、その後1日気持ちがざわざわと乱れてしまいます。
心が乱れると言っても、叫び出したいくらい嫌な時も多いです。
やっと心を静めても、また来れば、もとの黙阿弥で気持ちが乱れます。
その気持ちが乱れるということ自体が、悔しくもあります。
来ないでくれるのが一番いいのですが、それは難しそうですので、
せめて私自身、心が乱れない方法はあるのでしょうか。
お坊様なら修行をしているから心は乱れないのでしょうか。
素人でもできる修行(?)はあるのでしょうか。
座禅、瞑想でしょうか。そうだとしたら、時間がかかりそうですね・・・
(即効性など求めてはいけないのでしょうか)
彼女と接する(ことを強いられる)と、
彼女の心の中の混乱、狂気、不平不満、憎悪などがこちらの心の中に
流れ込んできて、汚染されるようでたまらないのです。
心を影響されず中立を保つ方法はないでしょうか。
お知恵を拝借できますと幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分を知り、相手を知る、そのための工夫を・・・
きりん さん
こんにちは
拝読させていただきました。
お客さんへの対応に苦慮され、悩ましくお辛いですね。
非常に大変な仕事をされておられ、心が乱れるのもしかたがないと思いますよ。
それを踏まえ、理想論も含め、きりんさんに問わせてください。
どこまで、精神疾患や統合失調症のことを知りましたか?
どこまで、その方の内面を知ろうとしましたか?
どこまで、接客対応やクレーム対応などの知見を集積しましたか?
もちろん福祉や精神疾患にかかわる専門家でもないのに、なぜ、そんなことをしないといけないのかという考えもあるかもしれません。しかし、どのような部署、どのような組織でも大なり小なり、理解できないような人と接することはありますし、これからもあるのかもしれません。
その方とできるだけ接しないというのが、最も即効性のある対策だと思います。ただ、それができないときは、他の工夫をするしかないのかもしれません。
誰しも手ごわいのが我執と無明かもしれません。
できるだけ何事にもこだわらず、できるだけ心を乱す要因を見つめてみる。
その先に、何か心が平穏でいられるものが見つかるかもしれません。
徳を積んでくださいな(これも机上の理想かもしれませんが・・・)
応援しています。
一つの参考となれば幸いです。
来れるだけ健康な証拠?
仕事をしていれば招かざる客はつきものですね。私も相手を選べない立場なのでお施主さんには只管傾聴ですね。
その人は障害を持っているからと言ってあなたの店?に住んでいるわけではありません。家から通っているのです。その体力があることだけでも凄いことだと思います。何をそこまで関わる必要があるのでしょうか?基本、店内をブラブラするくらいなら問題は無いはずです。そこは見守っても良いと思います。
本当にあなた一人で対応しなくてはいけない事でしょうか?職場の仲間は助けてくれないのでしょうか?今日は私が明日はあなたがとはいかないことでしょうか?もしかしたら、同僚が困っているのに助けあわないあなたの職場こそ異常なのではないでしょうか?
過去と「今」をつなげない
過去や未来に対して妄想雑念を膨らませると、苦しみやストレスの原因になりますね。
あなたは、その人に関する過去の記憶を思い出さず、初対面のような気持ちで接しましょう。
また、その人が実際に目の前に来ているとき以外の時間には、その人のことを考えないようにしましょう。
つまり、妄想雑念に心が支配されないようにした方が良いのです。
また、たとえば外国では、象や牛などの動物を大切にし、街中を象や牛が歩いている場所もあります。
日本でも、猫や鳩やカラスが街中にウロウロしています。ゴキブリやクモもけっこういます。
そのような動物を相手にしていると思ってみはどうでしょうか。
その人が何を言ってきても、「鳴き声」だと思いましょう。
なお、瞑想やマインドフルネス、をやってみると、妄想雑念に心が支配されにくくなるかもしれません。
質問者からのお礼
大鐵さま、ありがとうございます。只管傾聴、確かにお坊様のところにはもっと難しい「お客様」もいらっしゃいそうですね。ただ、私の現在の部署は基本1人の職場です。ですが近くの部署の人が多少話を聞いてくれることはありますので、その部分は感謝しています。
願誉浄史さま、ありがとうございます。実際に目の前に来ているとき以外の時間には、その人のことを考えないようにすることは大事ですね。瞑想やマインドフルネスも一時我流で本を読んで勉強していましたが忘れていました。また試みたいと思います。
慧徳さま、ありがとうございます。病気に関する本は、少し読みました。しかし、接客対応やクレーム対応などの知見については、意識が薄かったようです。それについても、本を読んだりして深めてみたいと思います。徳・・・そうですね・・・前の人が汚したトイレでもきれいにするくらいのことは心がけていますが、なるべく他にも徳を積めることを考えてみます。
ご回答くださいましたお坊様方、誠にありがとうございました。