母に何と言ってあげたら良いのか
私は「育てづらい子」でした。
詳しくは割愛しますが、プロフィールに書いたようなことが主な原因です。
責任感の強い母は「私の育て方が悪いんだ」とノイローゼ気味になりました。
最終的には偏った育児論に触れてしまい、「言っても分からない子には体罰しかない」と考え、躾として私を叩いたりするようになりました。
本題はここからで、順調(?)に成長した私が分別のつく年頃になった頃、母が上記のような話を私に対して語ることが増えてきました。
私がいかに育てづらい子だったか、母がいかに苦しんだか、そして、「あなたは叩かれて痛いと思っていたかもしれないが、こちらにも理由があった」というような内容です。
私が母と同年代で、母の親友かなにかであれば、「それは辛かったね」と言ってあげることもできるのですが、母を苦しめたのが自分である以上は何も言えません。
突き詰めて考えると、私という育てづらい子が生まれてきたことが罪だということになるのでしょうが、それはあまりにもバカバカしいと感じます。
私が考えるに、母は私に話すことで一種のセラピー効果を期待しているのではないでしょうか。
確かに、母が私を叩いたり大きな声で怒鳴ったりするに至ったプロセスや気持ちは理解できます。でも、大人と子供・親と子の思考力や立場の差を考えれば、いくら理由があっても殴った親が全面的に悪いだろうとも思います。
母が衝動的に私にぶつけた言葉や大きな声は、今現在になってもありありと思い出せますし、思い出すと怖くなります。どうしても「お母さんは頑張ったよ、えらかったね」などと許してあげられる気はしません。母にとってはセラピーの一環なのかもしれませんが、私は昔の辛い記憶を蒸し返すのはやめて欲しいし、母だけが救われるのは理不尽だと思います。
今のところ、他人事のように話を受け流すことしかできません。
私が母に優しい言葉をかけられないのは、正しいことでしょうか。
それとも、しょせん子どもを持ったこともない若造の私が、親の情愛も理解できずに頑なになっているだけなのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ぱぴょさんは間違ってないと思いますよ!
ぱぴょ さん
こんにちは
拝読させていただきました。
お母様とのことで、悩ましく、辛いですね。
まず、内容から感じたのは、ぱぴょさん、すごい!
少し上から目線になるかもしれませんが、物事をしっかりと理解されているのと、自分のことやお母さんのことも良く分析され、分かっておられる気がします。
ぱぴょさん、全然、間違ってないと思います。
>母は私に話すことで一種のセラピー効果を期待しているのではないでしょうか。
そうだと思います、あとは自省と許しを請われているのだと思いますよ。
>「お母さんは頑張ったよ、えらかったね」などと許してあげられる気はしません。
当然だと思います。
>今のところ、他人事のように話を受け流すことしかできません。
それで良いと思います。
>私が母に優しい言葉をかけられないのは、正しいことでしょうか。
正しいとは思いませんが、しかたないと思います。
>若造の私が、親の情愛も理解できずに頑なになっているだけなのでしょうか。
そんなことはないと思いますよ。
トータル的に、今は、ぱぴょさんの対応で良いのではないでしょうか。でも、やはりあまり頻繁に蒸し返されるのは辛いと思います。その時は、正直にぱぴょさんの気持ちをお母さんに伝えるのも一つかもしれません。それで、関係性が悪くなることがあるかもしれませんが、お母さんだけでなく、ぱぴょさんの気持ちも大事なはずです。
あとは、もしお母さんを許してあげるタイミングがいつかくれば許してあげてください。他者を許すということは自分も許すことです。良い親子関係になればよいですね!
応援しています。
一つの参考となれば幸いです。
質問者からのお礼
ご回答いただいたにもかかわらず、お礼コメントを失念していました。本当に遅くなってしまいすみません。
ご回答ありがとうございました。
母とは現在適度な距離を置き、それなりにうまくやっていっています。
やはり、今のわたしは到底母を許す気にはなれません。叩かれて、刃物を向けられて、ベランダに出されて、暴言を吐かれて、怖かったし、痛かったです。
私への謝罪の言葉もないのに、許すことはできません。
でもそれを普段思い出すことはありませんし、母から離れたことでそういった話題を聞かされることもなくなりました。
人間関係において、全ての問題が綺麗に解決するものでもないでしょうし、今はこれでいいのだろうと思っています。
許せないのは当然だと言ってもらえて、すごく安心しました。
本当にありがとうございました。