人に求めるもの、答え
わたしは自分と価値観や倫理観の違う方とうまく付き合えません。
表面的にうまくその場だけ合わせればいいと思うのですが、嫌悪感が先にきてしまいます。
また人に対して、例えば言葉で傷つけられたりするとなぜそんな言葉を発したのか、掘り下げて謝罪をしてもらうまで許せません。
姉には、人間関係は原因を特定したりせずぼやーっとしておいたり、聞き流すことも必要だと言われます。
なかなかそれができなく、苦しくて仕方ありません。
どうしたら人間関係うまくやれますか?
人に対して、こうあるべきと求めすぎてしまうみたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
温かい優しい心
まる 様 相談ありがとうございます。
自分の価値観や倫理観と合わない人を許せない、許容できないのは、もし許したり、認めてしまったら、自分が弱くなる、負けてしまう、他人につけ入れられてしまう。という恐怖心があるのかもしれませんね。
(推測ですいません)
そのような恐怖心は、自然と備わっているもので、悪いことではありません。
なぜなら、動物が生き残る本能として、何かの恐怖からは、とっさに反応して、戦うか逃げるかしないと、生き延びれないからです。生きるために自然具わって最初に反応しますが、その状態に捉われてしまうと、いつも戦うか、逃走するか、あるいは凍り付いて身動きができないかになってしまいます。そこから出てくる感情は、怒りや自己嫌悪や落ち込みです。
では、その感情に長く陥らずに、怒りや自己嫌悪を小さくしていくには、温かい優しい心を育てることです。こちらも誰にでも備わっているのですが、発動が遅いので、自分で意識できない場合があります。
優しいお母さんが、かわいい赤ちゃんを優しく抱いているように、愛情、穏やかさ、思いやり、寛容さを、発揮していくことを意識して育てていくことが大切です。優しさを育てていくには、過去の思いやりを受けた体験や、優しさや心の温かさを感じたことを何度も思い出してみると良いでしょう。そして自分に安心や安全を感じる居場所をつくり、癒しを充分に感じることが大切です。
こうして、温かい優しい心を育てて発揮すれば、価値観の違う人にも許容的で対応したり、傷つくような言葉を吐く人も、あなたの優しさに触れて態度が変化していくでしょう。相手の態度が変化し始めるまで、忍耐とか勇気も必要ですが思いやりを育むことであなた自身が責任ある人生を歩むようになり、忍耐強くなり、落ち着いていられて、怒りで返すようなことはなくなるでしょう。
お互いに心の温かさを感じるからこそ、心を開いて話ができるのだから。
参考にしてください。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。優しい気持ちがしっくりこない時は、どうぞ遠慮なくご相談ください。セルフコンパッションを育むこともしておりますので。この度のご縁に感謝申し上げます。再礼
感じていく練習をしてみてくださいね。過去の優しさの体験が役に立ちます。コンパッションで検索などするといろいろ出てきます。字数制限でここまです。合掌礼
質問者からのお礼
ありがとうございます。優しい気持ち、、、心掛けていきます
優しい気持ちがしっくりこないのではなく、優しい気持ちの育み方がわからないとでも言った方が良いでしょうか。優しい気持ち寛容な心がある方がいいに決まっています。頭ではわかります。
ありがとうございました