不安が止まりません
過去のちょっとしたトラウマがずっと残っていて、またそうなったらどうしよう、、という不安が常に頭の中にあって、どんどん元気がなくなっていきます。考えても変わらないことに時間を費やすのは意味ないとわかるのですが、どうも不安が離れません。辛いです。ぐるぐる思考が止まらない時にどうすればよいか、今ここを生きるにはどうすれば良いか、教えて頂きたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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不安・トラウマの対処
ゆうこ 様
適応障害・鬱からくる不安やトラウマ対処ですが、
まずは、リラックス、安心や安全を感じる何か(温かいお茶を飲む、ペットとたわむるれる。ゆっくり休む。心地よい場所に行き癒される)等をすることがよいと思います。
そして、不安やトラウマを引き起こしているのは、脳が自動反応しているので、自分のせいじゃない、自分が悪いのではない、自分に責任がないと思うことです。
というのも、脳は、嫌なこと・怖いこと・辛いことがあると脅威反応をするようにできているのです。その反応とは、闘争・逃走・凍り付き反応が主な反応です。おそらく、会社とか仕事とかが辛くなって、避けるという反応をして、凍り付きをおこし、これではいけないと意識したものの脳の反応と気持ちのずれから(手が震えるなどの)体に適応障害という反応が出たのでしょう。もしかしたら自己嫌悪に陥っているかもしれませんね。
トラウマはそのような不安や障害を記憶し、今ここに起こっていないのに、脳が記憶の中からその嫌なイメージを引き出し、今辛いことが起こっているように錯覚させているため、脳内で脅威反応を起こしている状態です。
これらの対処は、最初に述べました、
リラックスして癒されて、安心安全を感じること、そして自分が悪くないと思うこと。
さらに、マインドフルネスなどの瞑想をして、今、この瞬間の自分の状態を知ること(つまりトラウマはイメージであって、今は脅威は起こっていなくて、今の自分は安心していいと思い、今の自分を嫌悪せず評価せずただ眺めること)。
そして、慈悲の瞑想(自分に思いやりや優しさや寛容さを向ける瞑想)等をして、不安やトラウマがが起こっても、「大丈夫だよ」となだめられるようになり、勇気と辛さに耐えうる強い自分に成れると自信を持てるようにすること。
こんなプロセスが効果的と思います。
粗い説明ですが参考にしてください。わからないところはどうぞご質問ください。
一礼