回答 1
有り難し 11お世話になっています。
私は最近、転職を考えています。
ポジティブな理由ではなく、今の仕事に限界を感じたからです。
自己分析や業界地図など、色々と調べてみたのですが、どうもピンときません。
というのも、転職云々以前に、「なぜ働くのか」という点にモヤッとしてしまうからです。
たぶん、多くの場合、お金や生きがいのために人は働くのでしょう。
そして、お金や生きがいが必要なのは、自分が生きていくためでしょう。
ですが、私はいつも、漠とした「生きていたくない」という気持ちがあり、自分を生かすことに積極的になれません。
なので、「こんな人間が、なんのためにお金を稼がなくちゃいけないんだろう」と思ってしまいます。同時に、お金は度外視して人のために働こうと思えるほど優しい人間でもありません。
いずれにせよ、働いてまで自分を生かしておくのが面倒ですし、私が生きていてもそうでなくても、世界はあまり変わらないように思います。
それなら死ねばいい、とも思うのですが、やはり死ぬのは苦しいでしょうし、周りに迷惑もかけると思い、何もできません。
働きたくない、働いてまで生きていたくない、でも野垂れ死ぬ勇気もない、という現状です。
人間として欠陥があると思うのですが、それをどうしたらいいのか分かりません。
何かご助言や励まし、お叱りの言葉などがあれば、どうかお願いいたします。
拙い文章での自分語りを申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
お坊さんからの回答 1件
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ご質問ありがとうございます。
あなたの質問のおかげで私も働くことや生きることについて考えを巡らせるいい機会を得て感謝しています。
そうですね、はたして私達は生きるために働くのでしょうか。それも間違いでは無いでしょうが、それだけでも無いと思います。
人によっては働くために生きている人もいると思います。例えばご高齢の方の中には仕事を引退してもいいのに働き続けている方もいます。そのような方は生きるために働くというよりも働くことが生きることなのだと思います。
お釈迦様は生きることは努力することだと言われました。お釈迦様は悟った後は布教する為に生きたのです。
今すぐに答えは見つからないかもしれませんが、生きるために働くだけでなく、同時に働くことによって得られる満足感を得るために生きることも考えてみてはどうでしょうか。
働いても満足する結果を得られず満足感もなく苦しいばかりかもしれません。しかし最初から100点満点の結果を求めなくてよいと思います。年齢と同じ点数でよいと思います。少しずつ自分の知識や経験を積み重ねていけば自然に結果もより良いものに変わっていきます。
どのような仕事をしていても接する人から攻撃的な言葉を投げかけられることもあります。そのような時はその言葉の原因を自分のせいにするのでは無く、相手の状態状況がそういう言葉を生んでいるだけなのだと解釈してくださいね。
なお、最近ルッキズムなど見た目にこだわる風潮がありますが、大切なのは見た目よりも行動だと思いますよ。
まあ、いずれにせよ死ぬのは嫌だし生きなければならないなら何か楽しいことを探しながら生きていきましょう。
ありがとうございます。何度も読み返し、噛み締めながらお返事を書いています。
心に寄り添ったお返事をいただけて、嬉しく思います。
仕事が生きる意味になる、という視点をいただけて、とても新鮮な気持ちです。
無理に何かを目的にするのではなく、働くこと自体の楽しさや満足感を感じていけたらいいな、と思います。
仕事をしてまで生きてる価値なんかない、という考えに囚われていたせいで、仕事自体の楽しさや満足感を忘れていました。
昨日は久々に清々しい気持ちで仕事ができました。初心にかえった気持ちです。
今の仕事を続けるにせよ転職するにせよ、せっかくならば、働くことも生きることも楽しもう、すぐには楽しめなくても楽しめる方法を探そう。そう思いました。
働く意味も生きる意味も分からず過ごしてきましたし、今もまだはっきりしていませんが、一歩目を踏み出せた気がします。
追記ではありますが、満点ではなく「年齢と同じ点数でよい」というお言葉、目からウロコでした。とても心が軽くなりました。
自分にも周りにも、そう伝えていきたいです。
