長生きしなくていいと願ってしまう
完璧主義の母は、限界に近い状態で祖父(もうすぐ100歳)の介護をしています。もっと他人に任せるよう説得していますが、自分以上に祖父のことを考えて介護できる人はいないと、頑なに拒否し、一人で頑張っています。強い責任感と義務感もあり、祖父が少しでも体調が悪くなると、介護の仕方が甘かったと自らをひどく責め続けます。
介護から解放されたい、辞めたいと言うこともありますが、祖父を失うのは悲しい、だから、もう頑張れないけど、頑張るしかないと言います。身も心もボロボロで、もう自殺したいとか、祖父が死んだら、私も死ぬ、とまで言うこともあります。辞めたいけど辞められない、他人に任せられるならそうしたい、でも、結局、どうすることも出来ず、常にギリギリの状態が続いています。
私は、母が壊れていくのを止めるには、祖父がいなくなるしかない、もう長生きしなくていいのにと思ってしまうことがあります。私は祖父が大好きですが、そのような考えが頭をよぎってしまいます。
ですが、祖父が亡くなったら、母はもっと壊れてしまうのかも、とも思います。
どうしたら私は、母を助けられるでしょうか。また、どうしたら、もう長生きしなくていいと思う気持ちを捨てられるでしょうか。こんなこと思ってはいけないと思うけれど、日に日に強くなります。全てが悲しくてしょうがないです。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
精神的サポートを担って。みんなで、みんなを支えていくしかない
あなたは、お母さんや祖父さんに何をしてあげられますか。
今までの質問から考えますと、お母さんは、なんでも自分が決めたことは責任を持って自分でやり遂げたい人なのだと思います。
周りに頼っているつもりでも、全部自分でやろうとするし、今までもそうやって生きてこられたのでしょう。
介護支援があっても、頼れないと思う人にとっては、自分が背負うのが一番良いことだし、それが正解だと思っていると思います。
ただね、他の家族は、どうされているのですか。お母さんに任せきりですか。
みんなで、みんなを支えていくしかありませんからね。
お母さんが、自宅介護をなさっているなら、心配しているばかりでなく、あなたも家族に呼びかけて、祖父やお母さんをサポートしていきましょう。
直接に関われなくても、間接的にフォローする方法もありますから、家族で話し合っていかないとね。
また、あなたもお母さんの聞き役になってあげたり、デイサービスを受けるくらいは頼っていかなきゃ、お母さんまで倒れるよと伝えたり。
お母さんにとっては、親は特別なのでしょうね。最後まで看取りたいと思うのは、わからなくもないです。
だからこそ、どうぞ、お母さんの精神的なサポートを、あなたが担ってあげてくださいね。
親が、それでもやると言うなら、間接的にフォローしながら見守るしかないわ。
私にも手伝わせて
こんにちは。私も昨年、父を送りました。ずっと元気だったので、介護というのがあからさまに行われたかどうかすら、はっきりしませんが。
もちろんあなたのケースとは異なりますから、「分かる分かる」とも気軽に言えませんし、どうすれば問題が解決するかは分かりません。
けれどね、せめて「人に任せるように」ではなく、「これは私がやるよ」と手を出しては如何ですか。掃除洗濯でも、家族の食事作りでも(お母さんが少し楽になるような)。お母さんと一緒に介護をすることで、何か改めて親子の絆が見られるかも知れませんし、お母さんの理解に繋がるかもしれない。おじいさんと貴女の縁にも繋がる。
「人に任せなよ」が「私」を含んでいるのか。文からは読み取れなかったのでこのように回答してみましたが、如何でしょう。
父を送った後の母は、何だか力が抜けたようにも見えますが、「一つつとめを果たした」とも感じているようです。そこから労わることも、またできるかもしれません。
あなたがお母さんを思う気持ちは、この先も長く保たれることでしょう。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。
◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート
◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )