死にまつわる物事に異常な恐怖を感じます。
回答 2
有り難し 7初めてご相談させていただきます。
私は死にまつわる物事に異常な恐怖を感じます。
例えばお葬式、葬儀場、霊柩車、火葬場、お墓などです。
始まりは小学生の頃、親戚が亡くなり初めて遺体を見ました。今でも忘れられないのですが、母親から幽霊の話をその時に聞かされて恐怖で逃げ出したい気持ちになりました。その後、成人してから父型の祖父が亡くなった時に初めて火葬場に行きましたが、とてつもなく怖くて出棺後を見届ける事ができませんでした。その後祖母も亡くなった時も怖くて立ち会わず恐怖に苦しみました。
私はどちらかと言うと母方の祖父母の方で育てられました。その2人もこの10年で亡くなりました。その際は最期まで見届けて、骨上げにも立ち会う事ができました。
しかし、その後異常な行動が始まりました。死にまつわる物事に異常なまでの反応をします。
例えば葬儀場の近くはなるべく通らない。
喪服を着てる人を見かけたら、その人が歩いていた所はジャンプしてまたぐ。
電車で見かけたら車両を変える。
霊柩車が通った道は遠回りしてでも避ける。
葬儀に参列した際はその時着用していた下着やシャツなど全て処分する。
カーナビなどで、〇〇苑【葬儀場や火葬場】と言う言葉を見つけると異常なまでに恐怖を感じる。その日、何時間も気にな楽しめない。
霊柩車を1日に何台も見つけてしまう。
小さい頃、霊や悪霊が悪さすると母親から刷り込まれ今だに目に見えない不思議な物を信じて恐怖にかられています。
霊が私に何かするんじゃ無いか？不幸を連れてくるのでは無いか、呪われるのでは無いかと、毎日恐怖にビクビクしてとても生きづらいです。お墓の近くを通ったりした際はすぐに洗車に行きます。
コロナが始まってから余計にこの強迫概念にかられとても苦しいです。
僧侶の皆様にこの様な質問は失礼に当たるのでは無いかと何年も悩みましたが、勇気を出してお伺いします。
どうかこの強迫概念が少しでも楽になる助言をいただけましたら幸いです。
よろしくお願い致します。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
生死一如
はじめまして、私は浄土真宗の僧侶です。あなたの質問をよく読ませて頂くと「死」に異常な恐怖を感じているという解釈で宜しいでしょうか。
確かに多かれ少なかれ死を怖いと思うのは生きている人からすれば当然だと思います。おそらく生存本能から来る気持ちですよね。
そして根源的には西洋文化も影響しているように思います。と言うのは、生は善で死は悪と言うイメージは物事を二極化して考える原理主義のような考えがあるからです。しかし、命あるものは必ず死にます。つまり生の延長線上に死は必然にあるのです。仏教では生死（しょうじ）を如何に超えるかを考えます。取り分け生が善で死は悪と言う分け方はしません。なぜなら必然なのだから分かる意味がないのです。それゆえに仏教では無分別という概念が正しいとされています。
必然のことを分別しても意味がないのです。
さて、そんな理屈っぽい事を言ってもあなたには何の救いにもなりませんね。なにしろ怖いものは怖いのですから。
私は坊さんですから火葬場は墓地や霊柩車に接するのは日常です。今年65歳になりますが幽霊は見た事はありません。
浄土真宗の教えでは「霊」の存在を否定しています。ですから幽霊なんて居ません。亡くなれば成仏します。つまりあなたの祖父母さまは仏様になっています。仏様って怖いですか？そう思ったら怖くないですよね。おじいちゃんおばあちゃんはそのまま仏様におなりになってます。生の延長線上に死があり、死ねば仏様になる。これだけです。あなたが亡き祖父母さまに手を合わせれば、いつでも見守ってくださるのが仏様です。
この世に悪霊も呪いもありません。そう言うのは人間が想像で作ったオカルトの世界です。私は毎日墓地に行き、火葬場にも行きますが心が乱れたことは一度もありません。浄土真宗ではね修行とか無いんですよ、だから特別な修行をしている坊さんだから怖く無いと言う訳でもありません。
そして、死にたくないとは思っても死を怖がらなくて良いのです。何故なら死んだら仏様になるからです。
だから生きてる人間の方がよっぽど怖いです。今世間のニュースは闇バイトによる強盗殺人でしょ。そっちの方がとても怖いですよ。亡くなった方はみんな仏様です。安心して下さい。合掌
お礼の言葉拝読。お母様があなたを心配して掛けた言葉なのかどうかは判りませんがそれも母の教育（愛）と受け止めてみたらどうでしょう。
誰しもが恐怖します
拝読させて頂きました。
あなたのそのお気持ちというかその感情や衝動はとてもよくわかります。あなたのその恐れを心よりお察しします。
人間というか生きものは大なり小なり死を恐れて生きています。様々な生きものを見れば自分が死にたくないから生きようと必死になって逃げますからね。あなたがその様な感情を抱いたり行動なさるのももっともなことですからね。
ですからあなたが異常なのではありません、正常なのです。ただどうしても思い込んでしまって過剰に反応してしまうのかと思います。ですからどうか先ずはご安心なさって下さいね。
そして心を落ち着けてみましょう。ゆっくりと落ち着いてあなたが生きることを見つめてみましょう。今あなたはかけがえのないあなた自身の命を時間をしっかりと生きておられるのです。あなたは沢山の方々とつながりながら沢山の恵みを受けながら今もしっかりと生きておられるのです。そしてこれからも続いていくのです。あなたはこれからもあなたの人生を生き抜かれそして与えられた天寿を全うなさっていかれるでしょうけれども、それで終わりではありません。それで一切無くなるわけでも消え去るわけでもありません。その先が続いていくのです。仏様や神様がお導きなさって下さいます。そしてあなたをご先祖様が優しくお迎えなさって下さいます。
ですから死は私達の生きる中での一部ですし通過点です。
とはいえなかなか不安や恐怖は拭えないでしょうけれども、あまり気になさらない様に心がけて下さいね。
あなたがこれからも大切な方々とのつながりの中で心から安らかに豊かに生きていかれます様に、皆様と一緒に心から幸せに与えられた人生を生き抜かれます様に、そして天寿を全うなさった時には必ず仏様や神様があなたをお導きなさって下さいます様にご先祖様があなたを優しくお迎え下さいます様にと切に仏様や神様やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌 なみあみだぶつ
質問者からのお礼
宮本龍太様
お忙しい中ご返信誠に感謝いたします。
暖かいお言葉に朝から涙が出ました。
そうですね生きている
"人間が一番恐ろしい"
という言葉ににハッとさせられました。
間違った概念を捨ててコレからはもっと気楽に生きて行こうと思いました。
合わせてお伺いしたいのですが、小さい頃に母親から受けたネガティブな言葉や概念が大人になってもなかなか消えません。
思考の奥深い所で、幼少期に浴びせられた負の言葉が邪魔をして私にブレーキをかけて来ます。
今は結婚し、母親とは別居なので月に1度くらいしか会わないのでそこまでストレスを感じなくはなりましたが、親からの言葉などをなかなか手放す事ができません。
こう言った場合にはどの様な考え方を持つのがよろしいでしょうか？
よろしくお願い致します。
Kousyo Kuuyo Azuma様
暖かいお言葉誠に感謝致します。
そうですね反応し過ぎていますね。
コレからの人生、もう少し肩の力を抜いて生きていこうと思います。
ありがとうございました。
