父親の自死
先日父親が自死をしました。
昨年は弟が病死をし、息子のところへ行くと遺書にありました。
弟は生前借金が多く、父親は年金全部弟に渡し
家賃も払えず自己破産をしました。弟に言われるがまま詐欺的なこともしており刑事告訴されています。
私が父親の年金を管理する約束で、私の旦那が契約、私が保証人となって新しいところで住みました。
母親だけの年金で食費をまかなってもらってたのですが、足りない時は渡していたのに父親は自分のお酒タバコに費やし遺書の最後には『自分で年金管理させろ、お前の金じゃない』と書かれていました。
ここまで父親を追い込んだ弟も許せない、自死を選んだ父親も許せない。
最後の言葉。私のせいで自死を選んだのか。
弟、父親のせいで貸したお金も戻ってこず泣いて諦めた人が何人もいてるのに死んだから終わりではないと怒りがおさまりません。
悲しみなど少しも無いのです。
身内が二人亡くなっているのにこんな気持ちでずっと私は生きていくのかと思うと辛いです。
いつか二人の死を悲しむことができるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご質問確かに読ませていただきました。お父様が自死したこと、弟さんが多額の借金を抱えそのお金をお父様が年金で補填したあげく自己破産、更に弟さんに言われるままにお父様が詐欺的行為で刑事告訴されているとのこと。とても大変な事態にお掛けする言葉が見つかりません。
それでもあなたは保証人になってお父様に住まいを提供するなどご苦労をされているのですね。身内だから仕方がないのでしょうが、そのような状況であなたもご主人も立派な対応だと思います。
このような時にお父様は遺言を残して、しかも年金の管理であたかもあなたのせいのように書かれたのですね。あなたが滅入るのも当然だと思います。
近しいが故に許せない思いがあると思います。それは当然お身内だからこその思いだとお察しします。
それは愛情があってしかるべきなのにも拘らずと言う反動の気持ちが働くのだと思います。
しかし、既にお父様も弟さんも亡くなっています。仏教では亡くなれば全ての煩悩から解き放たれると考えます。煩悩から解脱できるから成仏できるのです。
従って、お父様も弟さんも成仏されています。仏様になっています。
そう考えるとあなたが怒りや憎しみの気持ちを持ち続けるのは意味のないことではないでしょうか。
もちろん、あなたがおっしゃっるように死んだら終わりと言うことではありません。
ただ亡くなった人に直接抗議することは残念ながら出来ません。ですから、考え方を変えるしかないのです。
そう言う意味で先程申し上げたように既に成仏されているのだと言うことを頭に入れて頂きたいと思います。
いまは手を合わせる事もなかなか難しいでしょう。
仏願と言う言葉があります。文字通り仏様の願いのことです。そして、仏願とは残されたお身内の幸せを願う事です。
ですから仏様になられたお父様も弟さんもあなた達の幸せを願っておられます。
坊さんの立場から申し上げられる事は以上です。あとは、時間が掛かってもお二人の死をあなたが受け入れる事です。合掌
安らかにとお祈りさせて頂きます
拝読させて頂きました。
多額の借金を残し弟さんが亡くなられ、そのことからお父様も自己破産に追い込まれてしまい、そして自ら命を絶たれてしまったのですね。そしてあなたに遺書を残されてあなたがお怒りなさることもわかる様に感じます。それぞれの方々のお気持ちを心よりお察しします。
弟さんやお父様が心安らかになります様に心を込めてお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
弟さんやお父様は仏様や神様がお導きなさって下さいます、先に往かれた親しい方々や皆さんのご先祖様が弟さんやお父様を優しくお迎えなさって下さります。弟さんやお父様は仏様や神様のもとにて一切の怒りや憎しみや恨みや迷いや苦しみからも救われます。そして何の憂いもなく心清らかに円満にご成仏なさっていかれます。
生前中は様々な思いもあったことでしょう、恨みや怒りもあったことでしょう。弟さんやお父様はその様な怒りや憎しみや恨みは捨て去って心清らかに残されたあなたや皆さんを優しくお見守りなさっていて下さいます。
あなたも様々な思いが今でもあるでしょう。どうか弟さんやお父様が心安らかになります様にと心を込めてご供養なさって下さい。そしてあなたの心の中にあふれてくる思いを弟さんやお父様に素直にお伝えなさって下さいね。
あなたの思いを仏様や神様やご先祖様は優しく受けとめて下さいます。弟さんやお父様もあなたの思いをありのまま全て受けとめて下さいます。そして怒りや憎しみは捨て去りあなたや皆さんに心から感謝なさるでしょう、或いは生前中のいさかいをお詫びなさって下さるでしょう。
生きている中では私達はどうしても様々なものごとに惑わされてしまいますし、思い通りにいかないこの世の中や周りのことに対して怒りや憎しみや恨みを抱いてしまうものです。それが私達ですからね。
弟さんやお父様とあなたや皆さんとのご縁はこれからも永遠に続いていくのです。いつでもどこでも弟さんやお父様はあなたや皆さんのことをお見守りなさっていて下さいます。
いつの日かあなたや皆さんがその天寿を全うなさる時には優しくお迎えなさって下さるでしょう。共に分かち合うことでしょう。
宜しければあなたの思いをまたお聞かせ下さい。あなたを心よりお待ちしています。
質問者からのお礼
ありがとうございます。怒り憎しみ意味のないこと。とても心にきました。涙が止まりません。
主人ももう亡くなってしまったからしょうがない。今は子どもや家族のこと考えよう。みんな守ってくれると言ってくれています。
まだまだ気持ちが落ち着くことはできませんが、
前を向いていこうと思います。
本当にありがとうございました。
Kousyo Kuuyo Azuma様。
ありがとうございます。
ここで相談をしてから、少し気持ちが落ち着きました。まだまだ許せる気持ちはないですが
少しずつでも思えるようになればと思います。