これからどうやって生きればいいのか
小さな頃から心配性というかネガティブな性格で、物事を悪い方に考えてしまう癖がありました。
最近の世界情勢(戦争等)やコロナ禍で、つらさや不安を感じることが増え、塞ぎ込んだりふと泣いてしまったりする日々です。
1歳の息子の将来や、妊娠中のお腹の子どもの未来を勝手に悪い方に想像し、眠れなくなることもしばしば…
そんな気持ちの中、1ヶ月前までは元気だった祖父が先日急死しました。
身近な人の死は初めてで、毎日祖父との思い出を思い出し、伝え残したことを考えては涙が止まりません。
葬儀の時に見た祖父の姿がフラッシュバックします。
身近な人を亡くすことがこんなにつらいと思わず…もうこんな経験はしたくないと思ってしまいます。ならばもういっそ自分がいなくなりたいとすら思ってしまいます。
いなくなれば、不安な未来も、大切な人の死も経験しなくて済むのではと…
支離滅裂な文章で申し訳ないのですが、
これからどのような気持ちで生きていけばいいのかわからなくなってしまいました。
何かにすがりたくてここに辿りつきました。どうかアドバイスをいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お祖父様の残した最後の宝物
お祖父様の死に驚きと悲しさを感じているとのこと。
それはお祖父様があなたに残した真理の学ぶ場です。
あなたのネガティヴ思想は、いつもご自身の都合を立てた上で傷つきたくないという防御から出てくる思想なのでしょう。
仏教(真理)は、いつも想像と違います。思想ではないのです。リアルです。お祖父様の死同様、突然目の前今この瞬間あなたの体のあるここでしか起きません。これが事実です。
心配したり後悔することは、妄想の世界です。そちらを握りしめては地に足つけていきられないでしょ。
人は生まれた瞬間から死ぬことが決まります。だからと言って死を恐れてずーっと一生過ごしても意味ないでしょ。
良寛禅師の言葉に
「災難に逢時節には災難に逢がよく候 死ぬ時節には死ぬがよく候
是ハこれ災難をのがるゝ妙法にて候」
というものがあります。
間違えなく、なにかあるときにはそれがこの身を通して起きるのです。間違えなく。そのとき、ご自身の都合ということは一切関係ないのです。
我の強い人は都合を前に出して物事に良し悪しをつけたがる。それは苦しい生き方です。全てを受け入れる、命をまるごと生きる人生が豊かに生きるポイントでしょう。
お祖父様の残した最後の学びの場。ここを生かすのはあなたの実践です。間違って学んではいけませんよ。
安定した愛情を育んでください。
なべこ 様 相談ありがとうございます。
ネガティブな感情や不安・死への恐れ、それらは、あなたのせいで起こっているのではありません。あなたが悪いのではなく、あなたに責任はありません。
ネガティブ感情を手放すために、
今、この瞬間に、ただ出来ること(簡単なことでいい)を、善悪の判断せず、批判せず、評価せず集中して行いましょう。
そして、信頼できる人に
安全であること感じられるようにしてもらってください
信頼できる人に
見守らていると感じるようにしてもらってください
信頼できる人に
なだめられていることを感じるようにしてもらってください。
信頼できる人に
安心していると感じるようにしてもらってください。
出来ることからしてもらてください。
それが、お子様やお腹の中の赤ちゃんにも伝わるでしょう。
遅くはありません、あなた自身が安定した愛情を育んでいくこと
そしてそれをお子様に伝えることを心がけてください。
応援しております。
合掌礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。困った時はどうぞまたご相談ください。ご縁に感謝申し上げます。再礼
質問者からのお礼
釋 孝修様
優しい返信ありがとうございます。
今何をしたらいいかわからず途方に暮れていたので、今できることを教えて頂いてとてもありがたかったです。
出来ることから頑張っていきたいと思います。
邦元様
頂いた返信を読んでから、頂いた言葉がずっと頭の中を駆け巡っています。
こんなに誰かの言葉が心に響いたのは初めてかもしれません。
大好きだった祖父は、口数は少ない人でしたが、本当に多くのことを教えてくれた人でした。祖父は最期まで私に学びの場をくれたのですね。
祖父に感謝し、地に足をつけて生きられるようにしたいです。本当にありがとうございます。