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生きづらさはどうしたら楽になりますか

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有り難し有り難し 13

普段何かと、あぁ生きづらいなという思いを感じては、ネットなどでどうしたものかと調べたりしています。

ですが調べた結果の大体が、子供の頃の保護者が原因と結果が出ることが多いです。

どうしたらよいでしょうか。
たしかに子供の頃に虐待に遭いました。今から過去の事実は変えられません。
いつまでも過去のダメージが付いてまわります。

うつ病や、常に他人に対して臆病だったり、自尊感情がもてなかったり、それら諸々の生きづらさの根源が過去のダメージから来ていたとしても、今更どうしたらよいでしょうか。

どうか、今を少しでも楽に生きていく心の持ち方を教えてください。
よろしくお願いいたします。

2023年5月1日 21:38

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まずは、自分を癒やしましょう。

サトウ 様

まずは、自分を癒やしましょう。思いやりや優しさを自分に向けてください。
あなたが苦しんでいるのは、あなたのせいではありませんし、あなたに責任はありませんね。そう過去のダメージはあなたに責任はないのです。
でもそのダメージから抜け出すには、脅威の感情に入ってしまっている状態の心を、まずは落ち着かせて、癒させる必要があります。
癒されて、思いやりや優しさで満たされる必要があるのです。
あるいは、安心感や安全感を感じる必要があるのです。
自分に思いやりを向けたり、自分を優しくすることは、甘やかしではありません。
あなたが苦しみから解放されて、あなたがあなたらしく生きる手段です。

あなたのこれまでで、一番信頼をおけた人は誰ですか?その人が傍にいるとイメージして、その人が優しくあなたを包み込んでいるいることを、ゆったりとした呼吸と共にイメージして感じてみてください。温かさとか穏やかで落ち着いた感じとかを感じてそれを、自分の心で改めてゆったりと感じてみてください。
そして過去の出来事を判断せず、評価せず、ただ流れていき、あなたの辛い苦しい気持ちとともに流れていってしまうことを、さらにイメージしてください。
瞑想的ですが、そのようなイメージと感覚があなたの生きづらさからの解放のきっかけになるでしょう。
さらに、一人で自分の辛さに抗わないで、誰かを頼ってもかまいません。思いやりを向けてくれる人(セラピストや僧侶)を探してみてください。
参考にしてください。一礼

追伸:お礼メッセージありがとうございました。キーワードは、セルフ・コンパッションです。自分自身を癒やす方法です。仏教でいう「慈しみの心」を自分に向けて今の辛さを乗り越えて、生きやすくするのが目的です。宜しれば少し学んでみてください。きっと自己の肯定感が上がっていくでしょう。再礼

2023年5月1日 22:22
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お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

お心のこもったお言葉がいただけてよかったです。
ありがとうごさいました。

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