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心の小ささについて

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好きな人がいます。彼とは、約1年ほど前にバイト先で出会いました。当初は、彼からの連絡や誘いが積極的で、これまでの恋愛のことや、結婚願望も打ち明けてくれていたので、私も愚直に向き合おうとしていました。ちなみに、私はその数ヶ月後に新卒として遠方に引っ越しをすることが決まっていました。ですので、遠距離恋愛を前提とした恋愛であることは、お互いが承知の上でした。

ところが、彼がコロナとなり、約束は延期。その後も彼の仕事が忙しく体調不良が続き、何度か当日のキャンセルが続きました。

最後に、友人1人を交えて3人で食事をすることができ、ご飯をご馳走して貰い、私の大好きなお花をプレゼントしてくれました。

悩んだ挙句気持ちを伝えようと再度彼を誘ってみたものの、その日彼が体調不良となりまたもや中止。

そのまま旅立ちました。その後も連絡だけは続いており、帰省する際には声をかけましたが、彼が多忙と体調不良で叶わず。次第に彼からの連絡頻度も薄れていきました。

そして、私が引っ越し先で適応障害となり、地元に帰ってくることとなりました。彼と会えない期間は約半年にも及びました。連絡頻度は10日に1回ほどです。

彼にはお土産を買っており、それを渡すことを口実に会う約束をしました。そこでやっと会えたものの、私の中で、何かがぷつりと切れたような気持ちでした。

ずっと彼の返信を待ち続けたこと、ずっと会えなかったことが自分の中で沸点を迎えてしまったように思います。楽しかったものの、どうしても彼のダメな部分に目が向いてしまいました。そしてそれを機会に、ずっと続いていた連絡も、これ以上はやめようと決意しました。

その後、今に至るまで1ヶ月間連絡をとっていません。月日が経ち、自分自身の行動と感情を振り返ると、いくつも反省点が挙げられます。

思えば、やっと出会えたその日、彼は自分のことを嬉しそうにたくさん話してくれて、ご飯もご馳走してくれて、重い荷物を持ってくれて、連絡が遅くなっていたことも謝ってくれていました。さらに、彼の情けない部分も弱い部分も、包み隠さずに伝えてくれていました。

にも関わらず、勝手に1人で溜め込んでしまったこと、そしてまた、等身大の彼を受け入れることができなかった自分の小ささに、悲観するばかりです。

私の選択は正しかったのでしょうか。
私は彼を愛していたのでしょうか。

2023年9月27日 19:29

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

先ずそれぞれの心身をいたわりましょう

拝読させて頂きました。
あなたとその人とのご縁や経緯やお気持ちを読ませて頂きました。あなたがその人を待ち続けてその思いが限界に達してしまい気持ちが切れてしまったのですね。そして今は自分の心の小ささを悔やんでおられるのですね。詳細なことはわからないですけれど、あなたの後悔や辛いお気持ち心よりお察しします。
あなたはその人を好きになりお付き合いなさっておられてきたのでしょうが、あなたもその人もそれぞれに毎日の生活もありますし進むべき進路もあるのです。ましてやそれぞれ離れて自分の生き方を模索して様々な変化の中で生きているのですから、気持ちが離れてしまうこともあるでしょう、体調崩してしまい心身共に疲労困ぱいして今生きることでさえいっぱい一杯な状況に追い込まれてしまったでしょうからね。相手のことを思いやり受け止めていこうとしても自分のことさえままならない状況の中では相手へ向ける気持ちも心のゆとりもなくなってしまうでしょうからね。
好きであったとしても相手に自分の気持ちを押し付けたり思いやる心がなければうまくは付き合うことはできないものです。
今あなたもその人もそれぞれの人生をしっかりと生きていくことが大事なのかと思います。それぞれの心身をいたわりゆっくりと休めて回復なさって下さいね。そしてそれぞれ生きる道を自分なりに歩んでいきましょう。そして少しずつ心にゆとりを持っていきましょう。
あなたもその人もそれぞれに自分の未来にお向き合いなさり、それぞれの生きる道を一歩ずつ歩んでいかれ健やかにご成長なさっていかれます様に、それぞれに毎日を心穏やかに皆さんとお互いを思いやりながら受け入れ合い心から豊かに幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っております。そしてあなたやその人を心より応援させて頂きます。至心合掌

2023年9月28日 10:41
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

読んでくださりありがとうございます。
そしてまた、この長文を読んでくださり、
ありがとうございます。

仰る通りです。何事も、健康という土台が
築かれていなければ、うまくいかないです
よね。

その方と私がもしご縁があるのなら、きっとまたいつかどこかで、お互いが元気に
会えるだろうと信じて、今は自分自身の
成長の機会と捉え、精進しようと思います。

この度は、ご回答くださりまして、本当にありがとうございました。

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