理不尽なことに対する怒りのおさめ方
先日から引っ越しの件でいろいろと相談させていただいております。
お蔭様で無事新居の契約も完了し、売主さんのご厚意もありこの土日にあらかたの家財道具を搬入することができました。
あとは細かい荷物と旧居の掃除くらいになります。
周りの方々のお気遣いのおかげで何とか乗り切れそうな目処が立った反面、家主への怒りがおさまりません。
いい大人ですから、本人への嫌がらせや面と向かって文句を言うとかはするつもりはありませんが、気に入らないから追い出してやったと大手柄のように話して回っているそうで、益々腹が立ちます。
自分が至らないのは重々承知しておりますが、泣き寝入り状態に納得いかないこの気持ちをどうおさめたらよいのか、ご助言をいただけるとありがたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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おかしな言動は皆わかっています
私たちは理不尽な仕打ちを受けると「なぜ、みんなあの人のおかしなところに気づかないんだろう。なぜ、何もしてくれないんだろう。嘘を皆が真に受けたらどうしよう」という気持ちになります。
しかし、たいていの場合は皆わかっていて黙っているだけです。ことさらに面倒をおこしたくないから知らないふりをしているだけで、おかしな言動というものは誰でも気が付くものです。
普通に考えれば成人が「気に入らないから追い出してやった」と「大手柄のように」吹聴するというのはかなり奇異な振る舞いで、周囲の人は当たり障りなくああそうですかと聞いていますが、「この人はちょっと困った人」と思っているものです。
そうした印象は徐々に降り積もって、負債はやがて必ず本人が精算することになります。
老子に「天網恢々疎にして漏らさず」、聖書に「主が言われる。復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する」と有名な言葉があるように、古くからこういう相手は必ず最後には負債を精算しなければならなくなるし、そうであればこそ関わりあわずにいるのが最善の智慧であると知られています。
これ以上関わらずに済んでよかったと思い、放っておくのが一番かと思います。
質問者からのお礼
ご回答くださりありがとうございます。
最後のこれ以上関わらずに済んでよかった、というお言葉が胸につっかえていたモヤモヤを落としてくれた気がしました。
良くも悪くもしたことはいずれ我が身に返ってくるとも言いますし、追い出されて退去した以上、家主とその家が今後どうなろうと我が家には無関係ですね。
私たちはこれから始まる生活を楽しんでいこうと思います。