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自分のトラウマが呼ぶトラブル

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プロフィールに書かせて頂きました、私の大学時代の指導教官の言葉によるトラウマについて相談したいです。

私が今留学していられるのは、確かに指導教官や研究室の先輩の支援のおかげであると理解していますし、様々な迷惑をかけてしまったことも理解できます。留学直前、このままではまずいと判断したのか、教官は私に厳しい指導をおこないました。(大人として、他人の気持ちを考えるにはこうするのか、私は時系列とお金の感覚がめちゃくちゃだから、こうしなさいとか。) 今でも鮮明に覚えています。研究室の先輩達と教官、私でお店に行き、教官からたこ焼きを作るよう指示され、人生で初めてのたこ焼き作り、しかも周りは全員年上で私が気を遣う立場。案の定失敗し、”自分で失敗したのだから、焦げたものは自分で食べます、失敗してすみません、と言うべき”という教官の言葉に、理不尽さや先輩の前で恥をかいた事実もあり、私の心は耐えられず思わず号泣。周りにお客さんもいる中、人生で初めて屈辱を感じました。その後も厳しい指導は続き、再び研究室の仲間たちとお店に行った時、教官は私に質問をしました。私はそれにと答えました。教官は他の研究室仲間にも問いかけ、上手く答えられない人や間違った回答をした人にも、”まぁまぁ大丈夫”や、”こいつ (私) ほど酷くはない。”など擁護するような発言をました。その後、みんなに聞こえるように、”こいつ病気だよなぁ”、と隣の先輩に耳打ちしたのち、すぐに、 “まぁ、それも個性の一つだけど、、”と言ったのです。僕にはこの言葉がショックで今でもトラウマで涙が出てきます。自分のことを病気だと言われたこと、それを言う必要のない周りにも聞こえる声で言ったこと。個性というのも、責任逃れの言い訳にしか思えません。

今でも教官とは連絡をとっていますが、私が間違ったことや失礼な発言をしたと判断すると、しっかり言及してきます。しかし、私の心はもうその言葉を受け止められる余裕がなく、みた瞬間に冷や汗がでて、頭が真っ白になります。

私は将来研究者になりたいですが、そのためには教官と付き合い続けないといけません。彼は留学を実るものにしなさいと言いますが、とても楽しめそうになく無気力です。お世話になったのは事実ですが、なんだか彼の言いなりになってしまいそうで、、。怖いです、あの研究室が。

2023年10月3日 10:32

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

悪縁を離れましょう

拝読させて頂きました。
あなたがその教官から感謝や恩を強要されて、人の前でもひどいことを言われて大変辛い思いをなさったことや深く傷ついてトラウマになり苦しんでおられることを読ませて頂きました。詳細な状況やあなたや教官の考えや気持ちはわからないですけれど、あなたのその辛いお気持ちはとても伝わって参ります。あなたのその辛いお気持ち心よりお察しします。

他者に対して感謝の気持ちを持ちご恩を感じることは確かにとても大事なことではあります。具体的にその教官がどうおっしゃってあなたに強要なさったのかわからないですけれど、そもそも恩を感じて感謝することは人から強要されることではありません。詳細はわかりませんが、その教官があなたに言ったことや周りの人達を巻き込んであなたになさったことはハラスメントです。あなたはその教官達からひどい言動を受けひどい扱いを受けたのです。彼等のなさったことはあなたを傷つける深い罪です罪悪です。あなたは彼等から被害を受けたのです。
今あなたはおそらく留学なさっておられるのでしょうから物理的には彼等から離れておられるのかと思います。できれば一度彼等と距離を置いてあなた自身ゆっくりと勉強に励む環境に身を置きましょう。
繰り返しますが、恩や感謝は強要されるものではありません、強制されることではありません。
あなたは無理に彼等に感謝なさる必要はないのです。その様なことを一切気にする必要はないのです。
あなたはあなたが目指す道をあなたのペースでしっかりと向き合って学んで歩んでいけばいいのです。
あなたがその様な悪意や悪言や悪行や悪縁から離れて善きご縁に恵まれて健やかに学び成長なさっていかれます様に、あなたの目指す道をあなたらしく充実なさり心豊かに歩んでいかれます様に切に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。
宜しければまたあなたの思いをお聞かせ下さいね、あなたを心よりお待ちしております。至心合掌

ぜひぜひ様々な見聞を広げて下さい。様々なことをあなたは学ぶことができるのです。小さなアカデミー村社会に依存せずに沢山のことを学んで下さいね。あなたを心より応援してますね!

2023年10月4日 7:22
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

Kousyo Kuuyo Azuma様、
とても温かいお言葉ありがとうございます。ハラスメントと言及したその言葉に少し目が醒めました。思えばあの出来事から何度も怒りと屈辱が湧いてきて、でも心の中ではこれは自分の能力が未熟であったから起きたことなんだ、将来の幸せのためにもこのトラウマやあの教官という環境と上手く付き合う (語弊がなければ、病気と上手く付き合うように)ことが大事だと自分に言い聞かせてきました(結果無気力になってしまいました)。心が不安定で疲れ切っていたのだと思います。
今住んでいるアパートのルームメイトに、教官の言葉を伝えてみたところ驚かれました。ドイツ人は他人を助ける時に見返りを求めないよって。誰だって1人になったら何もできなくなってしまうから、と。とても優しいルームメイトで私は幸せものです。
せっかくの留学、いろいろ経験を自主的にやり、しばらくトラウマの種とは距離を離そうと思います。この留学後の将来も、今まではアカデミックの世界に進むことしか考えていませんでしたが、視野を広くしようかなと思いました。いつだって私を迎えてくれる家族がいることが有り難いと感じます。日本にいる母親の、”私の帰る場所を守り続けるから心配するな”という言葉が今の私の支えです。

上手くまとまっていなかったらすみません。また私の思いを相談させて欲しいです。そして、お坊様の教えを勉強してみようと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ