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夫が亡くなりました

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

昨年末に夫が亡くなりました。
結婚30年目の事でした。一度離婚して別居した事があったのですが、その後思うところあり再婚し、私は別居先で仕事を始めてしまったので、週末婚の状態で過ごしていました。
週末には必ず一緒に過ごし、買い物したり、ご飯食べに行ったり。
夏には私と一緒に別居している娘達と旅行に行っていました。
しかし、昨年は年頭から私たちがコロナに次々と感染し、更には娘が職場で怪我をする、更年期の私は外出もままならない、となり、一度も会いに行けないまま、年の瀬を迎えてしまいました。
しかし、年末恒例でいつも私が年越しの料理を大量に作って持っていくのが定番でしたのでそろそろ、と思っていた時に、同居していた息子から『父が死んでいた』と連絡が来たのです。
それからの事はあまりよく覚えていないのですが、自宅で亡くなったので警察に遺体を持っていかれ、家では会えなかった事、身内が殆どいなくなっていたので子供達だけで火葬した事、それまで全く泣かなかったのを覚えています。
ですが、今年になってからの半年は相続関係、遺産分割などで段々と主人がいないんだと思うと泣く、と言うより胸を掻きむしりたいくらい自分が悪女になったようでどうしたらいいのかわかりません。
主人はどんなに寂しかったろう、たった1人で冷たい部屋で最後にどんな思いで逝ってしまったのだろうと思ってしまいます。
私はどれほど酷い妻だったのだ、と泣く資格なんてお前にあるのか、と言われている気がするのです。今更遅いのはわかっています。でも、どうしたら主人に詫びる事ができるのでしょう。納骨もしなくちゃならないのはわかっていますがまだ、離れたくなくて自宅においたままです。生前から散骨希望ではあったけど、そうしたらもう本当に主人はいなくなってしまう。
一体どうしたらいいのかわからないのです。
夢にでも出てきて私をとことん罵ってくれればいいと思うのにたまに夢に出てくる主人は穏やかに笑って昔みたいに一緒に料理したり、キャンプしたりなのです。
亡くなった人と会話ができたらいいのに、と思うばかりで胸が苦しくてたまりません。

2023年10月7日 22:34

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

たくさん泣いて

さぞご愁傷のことと思います。泣いてあげてください。それも供養です。現実が見えてきたからこそ悲しさも出てくる。ごく自然なことです。
最近は散骨という話もよく聞きますが、それは亡くなる方側の気持ちであり、残されたものはやはりお墓や、永代供養、樹木葬など手を合わせる先がはっきりしている場所がないと救われません。

旦那様が成仏すると同時に残されたものが救われないと供養とはいえませんから、ぜひお墓など用意してあげてください。

お骨とは離れても命派の働きはすぐそばにあります。心地よい風が吹いたり、綺麗なお花が咲いたり、そうした働きは旦那様そのものです。感謝したくなったら手を合わせてあげてください。

旦那様は悲しいなんて思いませんよ。あなたがこれだけ思ってくれているのだから、幸せです。安心して供養してあげてください。

2023年10月8日 1:03
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有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

お答えいただき、ありがとうございます。
一言、ひと言がとても胸に染み渡るようです。確かに手放すのは物理的でも、そこに行けば必ず会える、お墓は大切ですね。
ようやく落ち着いて考えられるようになってきたので主人とたくさん、話してみようと思います。
ご回答くださったお坊様、主人の住んでいたところのすぐ近所の方、と知り、縁を感じました。これも主人の導きなのでしょうか。
この度は本当にありがとうございました。

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