好いてくれる家族と死にたいと思ってしまう
実家で家事、動物の世話、介護だけをして暮らしている者です。家の外で働いたことはほぼありません。
突然ですが、私は死ぬと消えるものだと思っています。深く眠っているのに近い、無の状態になることだと。
だから誰でも寝るのが好きなのと同じように、絶望というよりは自然な気持ちで「早く永遠に眠りたい」と思いつつ生きています。ときどき希死念慮が強くなるため、その時にでも実行してしまいそうになります。
でも家族が好きです。親と姉と犬と猫たちのことが大切で、幸せでいてほしいです。
家族も私のことを好いてくれているのを知っているので、自分がいなくなったらきっと深く傷つけてしまうだろうこともわかります。なのに心の底からの願いとして死にたい、ずっと眠りたいと思ってしまいます。
置いていくくらいならと、みんなの心が辛くなったとき、一緒に逝くことを提案してしまいたくなります。そんなことを言ったら泣かせてしまうんでしょうか。
希死念慮が怖いので働いて生きていける気もしませんし、姉は看護士としてバリバリ稼いでいますが親はあと10年もしないうちに定年です。祖母の介護と今生きている動物たちを看取るまでは生きるつもりですが、その後は死ぬつもりでいいやくらいの心でいます。
素朴に暮らす今に満足していて、ここから出てなにかをしたいわけでもありません。自分に程よく生きていく力があったらいいのにとは思いますが……今のままでは無理な気がします。
このまま10年程生きて、そのあと自分で自分を終わらせる予定でもいいんでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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大切な方々とのご縁は続きます
拝読させて頂きました。
あなたのご家族の皆さんへの思いや生きることや死んでいくことへのお考えを読ませて頂きました。あなたがとてもご家族のことをいとおしく大切に思っておられることはとても伝わって参ります。そして今まで生きてきた中でご家族の皆さんと親しいなさりながら亡くなっていきたいこともわかる様に感じます。あなたのその様なお気持ち心よりお察しします。
私達は誰しもが様々な巡り合わせの中で命を与えられて沢山の方々とのつながりの中で生きていき、そして与えられた命を人生を全うしていくのです。その人生はそれぞれに時間は違うのですからいつ亡くなるかはわからないものです。とはいえどそれぞれに巡り合わせの中で決まっていくのです。
そして天寿を全うした時には必ず仏様や神様が私達をお迎えなさって下さり、先に逝かれた親しい方々やご先祖様が私達を優しくお迎えなさって下さいます。ですから親しい方々と再会なさることできるのです。そして仏様や神様のもと一切の迷いや悩みや苦しみからも救われて何の憂いもなく皆さんと一緒に清らかに円満に成仏させて頂くことができるのです。
そしてご縁のある生きる方々をあたたかく見守り続けていくことになりますし、後から亡くなる方々を優しく迎えていくことになるのです。
あなたが今ご家族の皆さんとご縁を結んで毎日をお互いに思いやりながら生きていらっしゃるでしょう、そのご縁はこれからもずっと永遠に続いていくのです。どうかこれからもずっとそのご縁を大切になさって下さいね。
あなたがこれからの未来をご家族や親しい方々と一緒に仲良くお互いを思いやりながら健やかに生きていかれます様に、そして天寿を全うなさる時には必ず仏様や神様がお迎えなさって下さり親しい方々が優しくあなたを迎えて下さり再会を果たされ共に喜び合います様にと心から仏様や神様やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
またあなたのお考えやお気持ちをお聞かせ下さいね、あなたを心よりお待ちしております。
質問者からのお礼
まずはこのような考えを否定せずお答えくださったこと、深く感謝しております。
お返事を読み返すたびに涙が溢れてしまうのですが、はたしてそれが何の涙なのか自分でも分からず……。自分の終わり方に心から納得しているならここへ質問しに来ることはないはずなので、まだなにか自分では分からないものを抱え込んでしまっているのだとは思います。
とりあえず今の予定ではまだ十年ほど生きることにはなるので、今回の自分の質問とお答えを胸に留めて過ごしてみます。
優しきお返事、本当にありがとうございました。