九州地方の納骨堂について
はじめまして。
埼玉県に住む40代の主婦です。
私の両親や先祖は九州(熊本、福岡、大分、鹿児島)に縁があります。
両親の実家(熊本県)の先祖は墓ではなく、それぞれ納骨堂に納めております。
母方の親族(鹿児島県)も納骨堂に先祖代々、納めています。
【質問させて頂きたいこと】
九州地方は墓文化ではなく、納骨堂文化なのでしょうか?
また、納骨堂が九州地方で発達した歴史的経緯などをご存知のお坊さんがいらっしゃったら教えてください。
よろしくお願いいたします。
恨みや罪悪感を昇華して、人生を進めていくエネルギーに変換すること。
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こんにちは
ご質問ありがとうございます。なかなか回答が入りませんね。
私は静岡県在住で、九州の事はわかりませんが、興味深い質問でしたので、一緒に考えてみたいと思います。
まずネットを当たりますと、九州地方にも一般的な墓地もあるようですが、福岡県などには、納骨堂にお骨を納めるお寺さんも多くあるようです。中国大陸の影響かと調べましたが、中国大陸や朝鮮半島も、今調べたところでは、そのような事はないようです。
実はご質問を拝読して、私がまず思い浮かんだのは、沖縄地方の「亀甲墓」です。「亀甲墓」の形は女性の子宮の形をイメージして作られていて、死後は子宮に帰るという思想からのようです。「亀甲墓」はとても大きなもので、ちょっとした小屋くらいの大きさがあります。沖縄では、一族がみなこの大きなお墓に納骨(かつては風葬後洗骨し納骨)され、毎年二十四節気の「清明(沖縄ではシーミーと読む)」の日には、このお墓の前でお花見のような宴会が開かれるそうです。
多くの人のお骨が、大きな建物の中に収められるという点が納骨堂と共通しています。
このような文化が九州の方まで伝播したのかなぁと想像していますが、ネットを当たってもそのような話は出てきませんので、違うかもしれません。それに、沖縄の「亀甲墓」は同族が入るのに対し、納骨堂は檀家さんなど親戚でない者同士が入りますので、その点も違います。
わからないまま回答を終えてしまいますが、調べてみると何か発見があるかもしれませんね。はっきりとしたお答えができずすみません。お墓文化について考えるきっかけをいただきました。ありがとうございました。
質問者からのお礼
この度はご回答ありがとうございます。ネットの情報で調べても出てこない内容だったので自分でも調べてみたいと思いました。ヒントを下さりありがとうございます。沖縄地方の「亀甲墓」の形は女性の子宮の形をイメージして作られていて、死後は子宮に帰るという思想なのですね。妹が沖縄に嫁ぎ、お墓でピクニックのように親族で交流するのが楽しいと申しておりましたが、そのような背景があるとは知りませんでした。ありがとうございます。