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人の幸せを喜べない

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

昔から人と比べてしまうことが多いです。
昔は、あの人に負けたくない、勝ちたいという思いに繋げることができたり、今ほど他人と自分を比較せず、目の前の幸せを大事にして生きることが出来ていた気もしますが、今はただただ幸せそうな人が羨ましく、苦しいです。
あの人は自分より容姿が優れている、夫の収入が良い、良いところに住んでいる…など、とにかく何でも人と自分を比べてしまいます。そして、自分より幸せそうな人全てに嫉妬し、苦しくなります。自分にとって大切な人に対してもそう思ってしまい、人の幸せを心の底から祝うことができません。自分より苦労してそうな人を見て安心してしまいます。
自分より幸せそうな人でもその人なりの苦労がある、羨ましいなら自分が頑張れば良い、自分と人を比べるだけではなく、夫も比べたりするのは失礼だ、など、頭では理解しているのですが、心でそう思うことができません。とても自分が醜く酷い人間だと感じ、苦しいです。もちろん嫉妬しているということを態度に出したりはしていないのですが、表面では人を祝福しておきながら、心の中では妬んでいる自分がいます。自分はなんて嫌な人間なんだろうと思います。
大切な家族がそばにいて、毎日笑って過ごすことができているという幸せが私にもあるはずなのに、それを噛み締め、満足することが出来ません。
全く人と比べなくなるというのは、難しいことだと思いますが、せめて自分にとって大切な人の幸せを心の底から祝福できるようになりたいです。そして、目の前にある幸せたちを見失わず、大事に噛み締められるようになりたいです。どうすれば良いでしょうか。

2023年11月26日 22:30

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

先ずは自分を褒めて認める

みぎさんの文章を読んで、
自分のことを責めているのかな、それはお辛いだろうなと思いました。

私も全て比較をしないとか、全人類を祝福できるとかはないですから。同じですよ。
どうかご安心くださいね。

先ずは自分で自分を褒めたり、認めることからスタートしませんか?
誰かに褒められたら素直に「ありがとう」と。謙遜し過ぎるのもよくないですしね。

「目の前にある幸せたちを見失わず、大事に噛み締められるようになりたい」なんて
本当に
素晴らしい目標ですね!

ただ、考え過ぎているんだと思いますよ。
考えるのは良いけれど、考え過ぎるのは頭痛しかないですね。

そんな、妬んだり、比較したりする自分を考えるのではなくて感じてみてください。
「私は腹が立つ」
「私は悲しい」
「私は怖い」
どれがピッタリきますか?

もしかしたら昔、どれかの感情が置き去りにされたまま、今に繋がっているのかもしれません。大人になったみぎさん。幼少期のみぎちゃんに何て声を掛けますか?会えるとしたら?

みぎちゃんはお母さんたちに一生懸命に伝えているけれど、忙しいのか本気で聴いてくれません。
大人になったみぎさん。
みぎちゃんを抱きしめて
なぐさめてあげませんか?
辛かったね、でももう大丈夫!私がみぎちゃんの話を聴くし守るから、と。
みぎちゃんはとても嬉しそう!
話したいことがたくさんあるからまた会いに来て!!と言っています。

幼いみぎちゃんはただゆっくりお話がしたかった、聴いて欲しかった、存在を認めて欲しかったようですね。
正解や正論なんてどうでも良いのでしょう。

今。
理想のみぎさんだったらどんな風に感じて、何に気づいて、どう行動するかをイメージトレーニングしてみてはいかがでしょう?

心の中の自分と「妬んだっていいよ、そんなときもあるよね。色んなときがある。誰だってあるよ。それに気づいて変わりたいと思っているだけで素晴らしいじゃない✨😊」と。
たくさん褒めて認めて笑顔で行きましょう。
きっと、ご家族にも🙆マルが出せるし「オッケー」が増えて行くと思います。
また、いつでもhasunohaに来てくださいね!

[お礼]
たくさんのお言葉を本当にありがとうございました。
私も励まされました!!
明日からもまたがんばれそうです。
寒くなりますが、お風邪など召されませんように😊

2023年11月27日 11:11
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はじめまして、薫衣(くのえ)きみこと申します。 私は、これまで心理...
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質問者からのお礼

お忙しい中ご回答してくださりありがとうございます。
自分はなんて酷い奴なんだと思っていたので、まず最初に辛いだろうなと気持ちに寄り添ってくださったことにとても驚きました。
自分のことを認めたり、褒めたりというのも盲点でした。今後、嫉妬したりすることがあれば、変わろうと思えた自分は偉い!と自分のことを褒めることからスタートしてみようと思います。
幼い自分と向き合ってみたところ、おっしゃる通り、ただ話を聞いて欲しかった自分がいるように感じます。指摘していただくまで、幼い自分のことを全く気づきませんでした。これからは時折幼い自分に会いに行って、たくさんお話をしようと思います。
自分のことを責めるだけではなく、理想の自分がどんな風に行動するのかのイメージもしてみようと思います。
自分をたくさん褒めて、認めて、まずは自分が笑顔でいられることを考えられるように努力します。
この回答を読んだ時、涙が止まりませんでした。とても、とても救われました。何度読み返しても涙が出てきます。初めての質問でどんな回答が来るのかドキドキしていました。こんな自分など責められても仕方ないと思っていたのに、こんなに素敵な回答を頂けて本当に嬉しいです。いただいた回答を自分の宝物にします。何度も読み返しにきます。本当に本当にありがとうございました!

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