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病気進行の彼 私の心構えは?

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彼は3年程前に血液の病気に罹りました。入院治療の際は、余命宣告をされたそうですが、何とか持ち直して、その後通院治療。今に至ります。
しかし先月の血液検査の結果で「数値が悪くなっている。癌化するかもしれない」と言われたそうです。

来月の検査結果が出ないと何とも言えませんが、私は「癌化」という言葉に囚われています。
彼が癌になる、どうしよう、もう長くない、私の側から居なくなってしまう、死が近い等と考えてしまいます。
毎日不安ばかりが渦巻いています。

お互い家庭があり、頻繁に会うことは出来ません。
最近は、彼の体調が以前より良くない日があるので、メールや電話を控えています。

人は誰でもいつかは死を迎えます。彼は私より19歳上(今60代半ば)なので、先に亡くなる事は分かっています。
でも、いざ彼の死を感じるような状況が目の前に迫ってきて、恐怖と不安と悲しみがあります。
一番辛いのは彼なのですが。

私はこの先、どのような心構えでいたらいいですか。
彼のために出来る事は何かあるでしょうか。

2024年2月3日 7:35

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

過ごした記憶が、これからも、どんなときだって、あなたの支えに

プロフィールも読ませてもらいました。療養されている彼のそばに、ずっといられないことが、とてももどかしいですね。

わかっていた関係だけれど、その存在に支えられていたのでしょうね。
だからこそ、別れや失う現実を、受け入れられないでいることでしょう。

彼の生命力や医療の力に望みを託すしかありませんが、それでも「癌」という言葉だけで怯えてしまうよりも、今確かに繋がっている想いを大切にしましょう。互いの存在が、今も確かな支えなのでしょ? それは変わることがないですよ。
今までの時間や交わしてきた言葉、過ごした記憶が、これからも、どんなときだって、あなたの支えとなりますように。

どうぞ、精神的な支えでいてあげてくださいね。

2024年2月4日 1:21
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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。

癌化するかも、と聞いた時に私から「私は医者でもないし、神様でもないから、何もしてあげられないけど、良くなる事を祈ってる」という趣旨のメールをした事があります。
病気の進行を知り、自分の悲しみや寂しさばかりに目を向けていました。それではダメですね。

彼のために何も出来ないのではない。
私が彼の精神的な支えでいる、という視点を忘れていました。気付かせていただき、ありがとうございます。

そして、私も今まで彼には精神的に支えてもらってました。彼の存在はこの先も私の支えです。
同じ時を過ごした経験や思い出を大切にしていきます。

私のために貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。

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