hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

娘と夫と笑っていたいけど

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

1歳半の娘を持つ専業主婦です。
ご相談したいのは、娘を育てていけるのかと不安に思っていること、夫がうつになり、この先どうしていったら良いのかわからなく八方ふさがりに感じていることです。

まず、娘は生まれた時に酸欠になり、脳性麻痺になりました。おそらく座る立つ歩く、握る書く捻るなどの体を動かす面で障害を持つと思われて、今は地域の専門機関でリハビリをしています。知能面は大丈夫だろうと言われていますが、まだわかりません。

そして、夫は娘が生まれる前から、仕事で大きなストレスを抱え、不眠、過食なとがあり、心療内科に通いだしていました。
娘がいろいろあって生まれ、ばたばたしているうちに、自分の通院はどこかに吹き飛び、そこから徐々にうつが悪化していきました。
今は再度何とか心療内科に通い内服していますが、薬で無理やり落ちつかせている感じです。少し何かあると叫び、物にあたります。
娘が大きくなるにつれ、周りのお子さんとの差を受け入れられず、頭の中が娘の将来への不安でいっぱいだそうです。

理解はしてなんとか家の中で明るくいようとは思っていますが、暗い夫の感情を引きづられてしまうので、家の中が暗くなることもしばしばです。両親ともに不安定な精神状態で、身体機能面の不安があるうえ、さらに娘の内面の成長をも妨げないか心配です。
子供が欲しくて不妊治療してやっと授かり産みましたが、私のいつかの行いが悪かったからだろうか、産んではいけなかったのだろうかと思うこともあります。

ちなみに、私と夫両方の親は協力的で、よく相談にものってくれますが、うつに関しては、あまり深刻には捉えていないと感じます。やはり、親の前では平気なふりを夫がしているからかと思います。

娘と夫と笑顔で生きていくにはどういう心持ちでいたら良いでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

余裕、リフレッシュも必要です。

とも様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お子様のことと、旦那様のことで、色々とご不安がおありにて、誠におつらいことでございます・・

お子様のことは、とにかくしっかりと、関係機関と連携も取り、リハビリとサポートに取り組める環境を作ることで、予後の回復と健やかな成長をと存じます。

旦那様のことは、仕事におけることと、お子様のこともあり、お子様の将来についての不安によるところも大きくおありなのでしょうが、何とか現実をしっかりと受け止めて、そして、少しずつでも前向きに取り組めるようになって頂きたいところでございます・・

とも様はご自身をお責めになられてしまわれるお気持ちは分かりますが、モノ・コトというものは、無数の因縁(原因と条件)により成り立っており、どれがどうとははっきりと断定し難く、また、どうしても避けがたいことは避けられませんし、過ぎ去ってしまった過去のことをあれこれと思い悩み悔やんでも、もはや詮無き事でございます。

それよりか、これからどうしていくと良いのかを考えて行動していくことが大切となります。

また、旦那様も、とも様も、少し余裕やリフレッシュが必要であるかもしれません。幸いにも両方のご両親が協力的であるならば、正直に鬱病の悪い状態のことも打ち明けて、治療と共に、少し色々と助けも頂いて、余裕・リフレッシュも持つことで、いったん落ち着いて、現実をみれるように立ち止まることも必要ではないだろうかと存じます。

私たちの世界は、助け合い、支え合いで成り立っています。みんなで助け合って、支え合っていくことで、そして、ご家族が笑顔で過ごせるように調えて参りましょう。

川口英俊 合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

丁寧な御回答ありがとうございます。
気持ちだけが焦ってしまい、いっそ逃げ出したくなっていました。深呼吸して、これからを見るように心掛けたいと思います。それでも息苦しくなったら、両方の母を始め周りの誰かに助けてもらおうと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ