大事な場面で「決断」が出来ない
いつもお世話になっております。
今回は、夫との関係が悪化してしまい、どうしたら良いのか分からなくなった為投稿させて頂きました。
事の発端は、私が家事や夫婦生活はおろか、自分の体調すらそっちのけにして、仕事にかまけていたことでした。
今の職場に入る際、夫と「無理はしないこと」と約束したにもかかわらず、忙しいから、欠員が多いから……と様々な理由をつけて、私のことを心配してくれる夫の言うことを聞かないどころか、むしろ反発するような日々を送っていた所
「仕事と家庭、どちらが大切なのか」と問い詰められてしまいました。
自分でも無茶をしているのは分かっているのですが、どうすることも出来ず「どうしたらいいのか分からない」と率直に伝えたところ
「そのような状態になっているのは、今まで色々なことから逃げ続けてきたからだ」と言われました。
かなり端折ってしまうのですが、簡潔に言うと「仕事、家庭、義理の両親、実の親などにちゃんと向き合わず逃げてきたから、今こうして身動きが出来なくなっている」とのことでした。
私にとって、とてもキツイ言葉でしたが、図星だったので何も言えませんでした。
新しい職場で、仕事に喰らいつくのにただただ必死なだけで、
社会人として今後どのようなキャリアを積んでいきたいか考えられていない。
いち家庭の人間としても、子どもを欲しがる夫との話し合いも平行線のまま。夫婦喧嘩も、一時は反省したり仲直りをしても、すぐに同じことで衝突する。
あらゆることが中途半端になり、仕事を取るのか、家庭を優先するのかなど様々な「決断」をせず逃げた結果が今自分を苦しめているのです。
抽象的な質問になってしまうのですが、世の中の人は重大なことを、どのように「決断」しているのでしょうか?自分も大なり小なり様々なことを「決断」してきてはいるのですが、振り返れば大事な時はいつも「一旦逃げる」「先延ばしをする」というある種の「決断」をしてしまっており、決めきれたことがないなと思いまして……。お知恵を貸して頂けると幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
取ることは捨てることを伴う
こんにちは。色々と頑張ってこられたでしょうに、その挙げ句「向き合ってないから」は辛い所でしょう。しかし確かに、これはあなたが招いた結果でもある。そう捉えておいでなのは素晴らしいと思いますよ。
さて表題にしたのは、鎌倉時代に浄土宗を始められた法然上人が仰ったこと。今風に言えば、「息を吐かなきゃ吸えないでしょ」とか「退路を断つから道が開ける」みたいなこと。
まあ、「捨てる」のが嫌なら「優先順位」でも結構です。何があるかを書き出して、仮でいいから順位をつけてみる。しばらくはそれに従って行動する。
あと、あなたの行動パターンも把握しておきましょう。「直接頼まれると嫌と言えない」では、全部が水の泡です。「外面が良い」とかも同じ。行動パターをを変えるときは、もう性格変わった?と言われるぐらいに「自分の判断を優先する」ことを意識してください。
あと旦那さんとは、「今子どもを儲ける」ことと「3年後からスタート」を色々比較してみてください。あなたの老化も資産状況も織り込んで。旦那さんの「すぐに」にあなたが同意できないなら、不安とかも含めて心のうちを開示しましょう。
今は「後出しジャンケン」的に話そうとする人が多いですが、それって相手から見たらば嫌な感じですよね。「あと伸ばししている」あなたは、周りからそう見られているのかも知れませんよ。
一旦決めたことを、後から覆してもいいのです。ただ説明責任は生じると思いますけど。「取り敢えず、この優先順位でやってみる」を採用し、例えば半年後に見直す。それを繰り返していって良いと思いますね。
しっかりとお向き合いなさって下さい
拝読させて頂きました。
あなたはご家族の皆さんとの大事なことにお向き合いなさらずにお仕事なさっておられて、決断することから逃げていらしたのですね。それにより夫さんとの関係も悪化してしまったのですね。あなたはそのことをとても悔やみ苦しい思いをなさっておられるのですね。詳細なあなたのことやご家族の皆さんのことやお仕事のことはわからないですけれども、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
お仕事の内容や社員との関係がどの様な状況なのかわからないですが、あなたは仕事に追いまくられてもう限界まできておられるのかと思います。そして仕事以外のことを受け止められなくなってしまっているのかと思います。
その様にいっぱいいっぱいの状態では自分にとっても家族にとっても本当に大切なことを見うしなってしまったり本当にするべきことがまるまる抜けていってしまうものです。
そして心身共に全く余裕がなくなってしまいますから考えることさえできなくなっていってしまうでしょう。
先ずはどうかあなた自身の心身を少しでもゆっくり休めてあげて下さいね、そして少しずつでもあなたの心にゆとりを作っていきましょう。
あなたが少しずつでも考える力やものごとにお向き合いなさることのできる余裕をもって下さいね。
そしてしっかりと先ずあなたが向き合うべき夫さんやご家族の皆さんにお向き合いなさって下さい。何でも一気に結論は出ませんし、あわてて決断しないことです。
急いては事を仕損じる、です。
夫さんや皆さんのお話を聞かせて頂きながらあなた自身も決して逃げないでしっかりあなた自身もお話しなさっていきましょう。
そしてあわてないで一つまた一つ大切に検討なさり皆さんと一緒にご判断なさって下さいね。
あなたがこれからも本当に大切なことを見失わずに皆さんと一緒にお向き合いなさりご判断なさり心から豊かに皆さんと幸せに生き抜いていくことできます様に切に祈っております。そしてあなたを皆さんを心より応援させて頂きます。至心合掌
質問者からのお礼
とてもわかりやすく説明してくださりありがとうございます。自分では思いつかないような考え方を教えていただけて、とても助かりました。参考にさせて頂きます。