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20年 二人暮らしだった母

回答数回答 1
有り難し有り難し 12

初めてこのサイトを見つけました。
こらえていた気持ちを、書き連ねてしまいそうです。

母は、楽しいことが大好きな人でした。
難病がありましたが、アルツハイマーの併発・進行の為、
家での私の付き添いが厳しくなり、認知症病棟へ入院。
2か月でベットから車いすに行けなくなり、
さらに2か月でどんどん食事がとれなくなり、なくなりました。

入院させたときはあんなに大声出せたのに、、腕もブンブン振り回せたのに。

病のあった父と 育ち盛りで気難しい子を、働きながら支えてくれました。
父がなくなったあと、母65才の時から2人で暮らし始めました。
気分屋の母で、本当は水と油な親子だけど、2人でケンカしつつも暮らしてきました。
20年間。
母が歩けるときも、車いすになっても一緒に外出しました。
どこに行けば喜ぶか、一生懸命考えました。

一人で立ち上がりできなくなり、でも介護度を上げることは嫌がりました。
色んなことがあったのに、思い浮かべると 世の中ではきっとよくある事ばかり。
自分の視野の狭さ、忍耐のなさ、逃げ回ってしまった愚かさ。一人の部屋。

母を追い込んだ病院に夜中に行って、首吊ってやろうという気持ちが
顔をだしたりします。

でも、病院に入れたのは私です。
母は生きたかった。短いかもしれないけど、少なくともその時が死ぬとき、じゃなかった。
リハビリ受けてやる気満々!な母をだまして入院させてしまった。
在宅最後の2か月だけ家に来ていただいたヘルパーさんに
「まだ生きてていい?」って言っていたそうです。
お母さんを殺した私はどうすればいいんだろう。

精神科は母がなくなる1か月前から通っています。
「とにかく眠ること。休むこと。」そのための薬を出してくれます。

でも、悪夢で寝るの怖いんですよね。
知らない男女が、「大丈夫、いま楽にしてあげるからね」と言ってわたしの首にネクタイを巻こうとする。
知らないおじいさんが、私を押しつぶそうとする

お母さん、ごめんなさい ごめんなさい

私は今54才。
お母さんの年まで30年。長すぎる。寂しすぎる、
お母さんに会いたい。謝りたい。仲良くしたい。
何を見ても、外を歩いても、何も感じない。
早く迎えに来て。お釈迦様おねがいします。

2024年3月2日 16:01

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

はじめまして、宮本龍太と申します。お気持ちを察するに、お母様の逝去が深い悲しみをお感じのことと察します。大切な方を失う悲しみは、とても辛いものです。お母様との思い出やお母様への感謝、そして自らに対する苛立ちや自責の念など、さまざまな感情が交錯しているかと思います。
まずは、お母様を失った喪失感や複雑な感情を受け入れることが重要です。時間をかけて悲しみを受け入れ、思い出に浸る時間を持つことで、心の整理ができるかもしれません。自分自身を責めたり過度に評価することは、必要以上に自分を傷つけることになりますので、ご自身を責めないでください。
また、悲しみや苦しみを抱えることは一人で抱え込まず、例えばカウンセリングなどを受けてみるのも良いかも知れません。もちろんこのhasunohaでの繰り返しのご相談も良いでしょう。悲しみを分かち合い、サポートを受けることで心の負担を軽減し、気持ちを整理する手助けになるかもしれません。
精神科の治療を受けているのは、早めに専門家のサポートを受けようとされた結果かと思われますが、不安や悪夢に苦しむことはつらいです。治療を受けながら、自分の心の健康を第一に考えることも大切です。時間がかかっても良いので、少しずつ前に進んでいくことを目指しましょう。
お母様への思いや複雑な感情は一筋縄ではいかないものかもしれませんが、自分を責めず、悔やんでもしょうがないことは受け入れ、少しずつ前に進むことを心がけることが大切です。ご自身の心の健康を大切にし、支えを受けながら、時間をかけて悲しみを乗り越えることができると信じています。応援しています。合掌

2024年3月2日 20:49
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有り難し
おきもち

仏教の目的は、抜苦与楽と成仏です。 生きている人の苦しみをどうしたら癒せ...
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質問者からのお礼

宮本龍太様
お返事ありがとうございます。
私の気持ちを察してくださり、思いやりのある言葉をいただき感謝します。
そして、私の内面でうごめいている感情を文字にしてくださり、少し肩の力が減ったような気がします。
私には一人妹がいますが、長年別居している(家庭を持っている)彼女には
どんなに分かってほしくても、私の気持ちも、母のありようも、分からないのです。いくら家族でも、分からないのです。
ヘルパーさんとだけ、ご挨拶の時にあたたかい会話ができました。
妹が投げかけてくる「大変だったね」ではなく、母の事を語り合いたいんです。

それを「受け入れる」ことから自分を作らなければいけないのですね。
「受け入れる」って苦しいものですね。

ー喪失感や複雑な感情を受け入れるーそれは一筋縄ではいかないもの。
和尚様から頂いたこの言葉を、辛い気持ちなったら思い出すようにしたいと思います。

泣きべそかきながら、hasuhohaへの投稿があるやもしれません。
毎日お仏壇に手を合わせて、母と一緒に進んでいきたいと思います。

ありがたいお返事、感謝いたします。

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