私がいなかったらお母さんとお父さんは
初めて相談させていただきます。
私は22歳会社員です。
片親の元で育ちました。
普段は趣味や仕事に勤しんでいますが、
ふと涙がぼろぼろ出てくる時があります。
「私が生まれなかったら、お父さんとお母さんは離婚せずに2人で幸せに暮らせたのかな」
このように考えてしまうんです。
たられば言っていても仕方ないと分かっていても、なかなかこの思いが消えてくれません。
直結してるのか不明ですが、人を好きになっても次の段階に進むことを躊躇してしまう自分が居ます。愛に触れられません。
自分が両親の愛を壊したんじゃないかと辛くなります。
私はどのような心持ちで過ごせば良いのでしょうか。辛い気持ちはもう忘れたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご自身を受け入れてください
ご相談読ませていただきました。
あなたが抱える気持ちや心情に共感いたします。片親の元で育つことや両親の関係についての思いは、複雑で深いものであり、ご自分を苦しめてしまうのですね。
過去に関するたらればの思いや過去の影響を感じることは自然なことだと思います。大切なことは、その思いを否定せず、受け入れることです。自分の気持ちをしっかり受け止めることで、それを解放して癒すことができるでしょう。
過去に起きたことを振り返るのは時に辛いかもしれませんが、その出来事があなたの今と繋がっていることも事実です。自分が大切にしている人を愛することや次に進むことに踏み出す勇気は、過去への対処や受容が必要だと思います。
自分を責めたり、自分を悪い存在だと思うことはやめてください。人間は誰しも過ちを犯すことがありますが、それがあなた自身の存在や価値を貶めるものではありません。
過去の出来事を乗り越え、今日を大切に生きるためにできることは、自分を受け入れ、自分を癒すための時間を作ることです。自分自身に温かさを与え、快い気持ちで過ごすことが重要です。また、本当に心を許して愛に触れることを恐れるのであれば、その恐れに向き合い、じっくりと自分自身と対話をしてみてください。
過去の出来事を癒し、自分自身を愛することから始めることで、未来に向けてより前向きな気持ちで進むことができるかもしれません。何よりも、自分自身を大切にし、あなたの感情や思いを尊重し、ゆっくりと前に進むことを心がけてください。あなたを応援します。
どうかあなたを責めない様に
拝読させて頂きました。
あなたはご自分がいなかったらご両親様が離婚しなかったのではないかと、2人で幸せに暮らしていたのではないかととても自分のことを思ってしまうのですね。そしてとても悲しくなって辛い気持ちになってしまうのですね。詳細なあなたやご両親様のことはわからないですが、あなたのその辛いお気持ちを心よりお察しします。
具体的に何故あなたのご両親様が離婚なさったのかはわからないですが、あなたの存在というよりはお二人それぞれのお考えや生き方や価値観や生活の中で一緒に生きていくことができなくなってしまったのではないかと私は想像します。
当然ながら結婚も離婚も2人の合意によって決まるものです。ですからあなた自身直接の原因で離婚なさったのではないと思いますし、逆にあなたのことをご両親様は愛情持っておられたのかと思いますから離婚するのは苦渋の決断だったのではないかと思います。
ですのであなたがいたから離婚したと思い2人が一緒に幸せに生きることができなかったとご自分のことを責めなくも宜しいと思います。
そしてあなたはとても大切なかけがえのない人です。ご両親様にとっても多くの方々にとってもあなたはとても大切な人であることに変わりはありません。
どうかあなた自身を責めない様になさって下さいね、ご自分のことをおとしめない様になさって下さいね。
あなたがこれからも多くの方々のご縁の中で毎日を心から豊かに健やかに生きることできます様に、これからも素晴らしい出会いやご縁に恵まれて皆さんと一緒に仲良く幸せを分かち合い生き抜いていかれます様に切に祈っております。
宜しければあなたの思いをまたお聞かせ下さいね、あなたを心よりお待ちしております。至心合掌
親はどうせ死ぬ
仮に、子供のために親の苦労が増えたとしても、そんなのは野生動物の世界では当たり前のことなのです。
野生動物の親の多くは、子供を生み育てたら役割を終えて、わりとすぐ死にます。
個人の幸せを重視するのはエゴが発達した人間の特徴かもしれません。
野生動物の場合は、親の幸せなんかどうでも良く、子供が優先なのです。
あなたは、先に死ぬ親に遠慮する必要はありません。
あなた自身の幸せを優先しましょう。
ただし、あなたが結婚するしないに関わらず、いずれ世代交代の波があなたの元にも来るので、そのときは子供達や後輩達や部下達の幸せを優先してあげましょう。
今はまだ、あなたが主役の年代です。