脳梗塞の父 無限に出てくる不安
2週間前に父が脳梗塞で倒れ、急性期病棟に入院しています。少し前にこちらに相談させていただき、ONLINE個別相談でも温かい励ましの言葉をいただきました。改めてお礼申し上げます。
面会はコロナの影響で週1回15分までという厳しい制約なので、弟と週末に必ず会いに行っています。
最初の面会は、搬送以来でした。お医者様からは「最悪死ぬことも」「寝たきりの可能性も」「脳血管性認知症の疑いも…」色々と最悪なケースまで話があったため、会うのが本当に怖かったです。しかし、会った父はたしかに意識朦朧としてはいましたが、うつらうつらしながらも我々のことは分かるとうなずいてくれました。
それを見て力が抜けて、その晩はよく眠れたのですが、今度は「このまま目を覚まさなかったらどうしよう」という不安でいっぱいになりました。次の面会まで毎日感情の波との戦いで、本当に苦しかったです。
2回目の面会はおとといでした。
病室に入ると、目をしっかり開けて「ごめんね、ごめんね」と言ってくれる父の姿がありました。前の週はろれつが回っていなかったのがはっきりとした言葉で、足はわかりませんでしたが右手の麻痺もなさそうで「良かった」と、思わず泣いてしまいました。しかしまだ混乱していて、記憶もチグハグだし「俺はもうわかんない、何もわかんない」と悲観したり怒ったりしており、看護師さん曰く「せん妄状態」とのこと。お年寄りは入院するとなりがちなんですよ、大丈夫ですよ、と言われました。
リハビリもスタートして、口からミキサー食を食べる練習もしていると聞き、「父はきっと大丈夫」と深い安堵で帰宅したのですが…今度はお医者様が最初にカードとして出した「脳血管性認知症の疑いも…」という言葉が頭をよぎります。お医者様は可能性のあるカードをすべて出すのは当然だとは思いますが、「このまま認知症になってしまったら、父が父ではなくなってしまったら」という不安が襲い、その波との葛藤です。
信じるってものすごくパワーがいるし、毎日ヘトヘトです。
そして、なんでこんなに不安が無尽蔵に出てくるのだろうと苦しい毎日です。
誰かにいつも「大丈夫だよ」と言ってもらいたいです。それくらい孤独です。
こんな私に何か言葉をいただけると幸いです。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
プロに任せる
今後は、介護保険を利用して様々な手続きが必要性になるかもしれませんね。
要介護認定、介護施設への入所や在宅介護、在宅介護の場合は手摺りの設置等のリフォームです。
しかし、あまり心配しすぎないでください。
一つ一つのプロセスは難しいものではありません。
書類を書いたりケアマネジャーさんと話をしたりも、結局は、手を動かしたり口を動かしたりという一つ一つの単純作業の積み重ねにすぎないのです。
中学生が技術の授業でネジを締めるのも、ロケットの組み立てでネジを締めるのも、ネジを締める作業は同じなのです。
面会に来られる距離にお子さんが2人もいらっしゃることは、お父さんにとっては心強いことだと思います。
あなたにとっても、兄弟がいることは、作業を分担できること。
病院や役所や介護事業者の担当と役割分担をして、プロにお願いできることはプロにお願いしましょう。
また、頭の中で10分間悩んでも10時間悩んでも答えに大差はありませんから、思考の堂々巡り、過去や未来に関する妄想雑念は素早くストップするようにしましょう。
「あ、これは妄想雑念だ。」
「あ、これは私が頭の中で考えたことにすぎない」
「実際の問題は、実際にその場になってから判断すればよい」
と素早く気付く、妄想雑念の夢から覚める癖をつけましょう。
不安な思いはあるでしょうね
拝読させて頂きました。
お父様が脳梗塞で倒れて入院なさりあなたは大変心配なさっておられるのですね。お父様の面会に行って会話なさって安心するも医師から言われたことがとても心に残って不安にさいなまれているのですね。詳細なあなたやお父様のことはわからないですけれどもあなたのその不安なお気持ち心よりお察しします。
確かに大丈夫だと思いたいでしょうし、信じたいと思いたいとは思います。ただ不安なお気持ちを抱えていると不安が新たな不安を呼んで余計に心配は尽きなくなってしまいます。医師も出来るだけ状況を説明しては下さるでしょうが、万が一のことを含めて可能性を言っているのです。全てがそうなるとは限らないのです。
私達の命は与えられたものですからいつどうなるのかはわからないものです。それはお父様の命もあなたや皆さんの命もそうなのです、与えられた命を毎日しっかりと生きていくことがとても大事ですからね。ですからムリに信じようとしなくてもいいとも思います。
どうかお父様が与えられた命をしっかりと生き抜いて行くことをお見守りなさってあげて下さい。
いつの日かお父様は与えられた命を全うなさって往かれます。そして必ず仏様や神様がお父様をお導きなさって下さりご先祖様がお父様を優しくお迎えなさって下さいます。そして一切の痛みも苦しみも迷いからも救われていくのです。そしてご先祖様と一緒に心から穏やかに皆さんを優しくお見守りなさって下さいます。
それはあなたも皆さんもそうですからね、その時はいつかは来るのです。
不安や心配はいつでも湧き上がってくるでしょうからその思いを心の中で仏様や神様やご先祖様にお伝えなさって下さいね。仏様や神様やご先祖様はあなたの思いを優しく受けとめて下さいます、あなたに寄り添って下さいます。
お父様がご回復なさいます様に心を込めて仏様や神様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。
そしてあなたや皆さんがこれからもお父様のことを優しくお見守りなさり、お父様が皆さんとのご縁の中で心から豊かに与えられた命を幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っております。
そしてお父様が天寿を全うなさる時には仏様や神様がお導き下さりご先祖様がお父様を優しくお無化なさって下さり、迷いや苦しみからも救われていかれます様に切にお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏
質問者からのお礼
実務的な部分と精神的な部分でお言葉をいただきましてありがとうございます。
父は生きていて、リハビリ頑張ってくれています。いまはドクターやその他の医療スタッフにすべてお願いしています。任せられるところは任せて、私ができることは精一杯やれるようにしたいです。
妄想雑念、私の不安の大半は妄想雑念と言えると思います。意識できるようにしたいです。
ありがとうございました。