傍若無人な自分の性格を変えたいです。
自分のことばかり考えてしまって身勝手に振る舞ってしまう性格を変えたいです。
自分の性格が原因で、人間関係でうまくいかないことばかりで次第に人と関わるのが億劫になりました。
他者に優しくなろうと意識しているのですが、つい目の前の相手ではなく自分のことばかりを考えてしまって、きつい言い方をしてしまったり、冷たく振る舞ったりしてしまい、人に優しくなれません。
人と関わりたいけど、嫌われることを恐れてしまい、自分が傷つきたくないがために人と関わるのを避けてしまいます。
そのため人とうまくやれないことが多く、日々自分の考え方や性格を直していこうと意識しているのですが、なかなか良くなりません。
どうやったら性格を直して他者ともっとうまくやれるのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
思いやりを向ける練習
紬月 様 相談ありがとうございます。
「他者に優しく」したいけど、きつい言葉が出たり冷たくしてしまって、自分を傍若無人と責めていては、よりネガティブになり辛くなると思います。
自分を責めても他者に優しくするのは難しいと思います。
他者に優しくする前に、自分に思いやりや優しさを向けてみましょう。
それにはまず、深呼吸を繰りかえし、吐く息とともに、嫌な思いを吐き出していきましょう。それをしばらく続けて、心が少し落ち着いてきたら、今の自分の存在を善悪の判断せず、評価せず、ただ出る息・入る息の呼吸に意識を向けて、今この瞬間の自分が、今ここに居ていいと、自分を受け入れるようにしてみましょう。しばらく自分の今ここの存在にただ気づくようにしてください。
そして、心が落ち着いたら、あなたがこれまでで家族を含めて他者から優しくしてもらったり、思いやりを向けてもらったり、愛情をかけてもらったりして、心が温かくなったことを思い出し、それをただ受け入れるように心の底で感じてみてください。「だんだん優しさで心が満たされる」と思ってもいいでしょう。
しばらくその優しさや温かさに浸って充分に感じるようにしましょう。
始めは難しいかもしれませんが、慣れれば上手にできるようになります。
自転車が練習すればだんだん乗れるように、繰り返し優しさを感じるようにすることが大切です。
ゆったりとした呼吸とともに思いやりや優しさを感じて、少しでも満たされたような感覚に成ったら、これから関わる人が目の前にいることをイメージして、その人にそっとハグしてみるような、優しさで包んでみるような感じを向けてみてください。
思いやりを向ける練習が、明日から、私は大丈夫という気持ちに変わっていくでしょう。参考にしてください。
追伸:お礼メッセージありがとうございました。いろいろ試されることは良いことです。ご自分に合ったものが見つけられると良いですね。心に花束を。心に太陽を。心に仏様を。必ずあなたにもあります。また何なりとご相談ください。再礼
皆の喜びは私の喜び
ご質問拝見させて頂きました。
仏教的な発想でお返事させて頂きますと、人が救われる時、一人だけが救われるのではない、全ての人が救われるのだ、それが有難い というものです。
つまり、あなただけが喜ぶような幸福は本当の幸福ではなく、周りの人も含めて幸福になる幸福は自分もその中に含まれるため皆が幸福なのです。
紬月さんのみが幸福になろうとすると皆が幸福にならないのです。皆が幸福になるように願いつつ行動すると、皆が幸福になるし、紬月さんも幸福になる、ということです。こういう考え方をお持ちになられると自分の行動の在り方が変化していくと思います。お試しくださいね。 合掌
質問者からのお礼
お二方とも、親身になって回答してくださりありがとうございます。
誰にも相談できずにいたので、こうして悩みを聞いていただいて心が軽くなりました。自分になかった考え方などを私なりに色々試してみて、これから少しずつ優しくなれるように心がけます。