隣に住んでいる人について
37歳女性、2児の母です。
隣に住んでいる人が苦手で、私はどう行動すればよいか悩んでいます。
お隣さんは私と同世代で、幼稚園に通うお子さんが1人います。
私の上の子(息子)と1つ学年は違いますが、同じ幼稚園に通っています。
ある日、バス停に子供たちを見送った帰り道でのこと。
私の息子が数日間不機嫌が続き、その日もイヤイヤ言いながらバスに乗っていきました。
するとお隣さんが「なんか〇○君わがままに育ってない?ほら、あなたのご両親も一緒に住んでるでしょ?家に大人が大勢いて、なんでも聞いてもらえちゃうからワガママになるんじゃない?」と言ってきました。
私もおとなしくしていられなくて、
「それは関係ないと思う。親戚の子も大家族で住んでるけどそんなことないし。」と言い返しましたが(大人げなかったですが)、
「う~ん…。笑」と苦笑いされてしまいました。
これはほんの一例ですが、普段からうちの息子や私、ひどい時は私の弟のことも悪く言ってきます。「あなたの弟、黄色い車に乗ってたね。一体どういう趣味なの?」など…。
極力関わらないようにしたいとは思うのですが、
難しいのは
●お隣さんであること●息子同士が幼稚園が一緒なこと●私の2番目の子も入園したらお隣さんと幼稚園一緒の期間が更に長くなること●小学校の登校班も一緒なこと●息子同士は仲が良いこと
です。
当たり障りなく上辺の付き合いを続けるしかないのでしょうか?
私はどういう心構えでいれば良いのでしょうか。
生きることに苦しみしか見いだせない時間が頻繁にやってくる
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ケンカしても得なことはない
お子さんのことを悪く言われるとムカつきますよね。
ただ、お隣さんで、しかも保護者同士としても付き合っていかねばならないのですから、喧嘩しても何一つ得なことはないでしょう。
誰にでも欲・怒り・怠け・プライドの煩悩があります。
相手にもそれら煩悩があり、言いたいことを言いたい欲、隣の子供の行動が気に入らない怒り(嫉妬も含む)、きめ細やかな気配りをしたくない怠け、他人との優劣を気にしたりこだわりを主張するプライド等の煩悩があります。
そのような煩悩はあなたにもあるでしょうし、お子さんにもご家族にもあります。
煩悩がある者同士なので、意見の対立や好き嫌いは必ず起きます。
ですが、「お互い様」の精神で相手を許す気持ちを持たなければ、争いは無くなりません。
仏教では、愛しい者と別れる苦しみや憎らしい者と出会う苦しみは誰にでもあると説かれます。
嫌いな人と出会うのは自然現象。
だからこそ、嫌いな相手といちいち喧嘩していては平穏な暮らしはできませんし、必要な仕事もできません。
夏が暑いという自然現象にいちいち怒っても仕方ないのと同じです。
嫌いな相手とでも、最低限必要なご近所付き合いは一生続くのだから、今あなたが喧嘩してこの先何十年先(子供同士の将来の関係も含む)の平和をぶち壊すのは、やめておいた方が無難です。
結局、隣の人に何か言われムカつくのは、あなた自身のプライドや怒りの煩悩が直接の原因なのです。
戦うべき敵はお隣さんではなく、あなた自身の心の中にある欲・怒り・怠け・プライドの煩悩なのです。
心は無常。
よく、怒りの感情は6秒間待てば弱まると言われます。
今の怒りは100点中何点の怒りでしょうか。
100パーセントの怒りなら6秒間待てずにその場で殴りかかるでしょうけど、そこまでではないはず。
何パーセントの怒りかと考えているうちに6秒間経過すると思いましょう。
追記
コメントありがとうございます。
たしかに、自分の情報を話さないようにするのは良いアイデアですね。
質問者からのお礼
願誉浄史様
私の悩みにご回答いただきありがとうございます。
いただいたお言葉を自分の心に落とし込みながら、昨日今日と過ごしました。
朝の幼稚園バスお見送り後の必然的にお隣さんと過ごす時間。この2日間、その時間特に「私の煩悩」を意識してみました。
たしかに、「反論したい(欲)」「腹が立つ(怒り)」「気まずくなっていいから遠回りして別のルートから帰りたい(怠け?)」など煩悩は沢山湧いてきました。
そして、私なりの今の答えが1つ出ました。
それは〝極力自分のことを話さない〟です。
「○○君(私の息子)は最近グズりとかどう?」とか必ず私の事を聞かれるのですが、「なんともないよ」とか「大丈夫」とか答えて、話を広げないようにしています。
私から話すときは当たり障りない話題にしています。
あちらから話す時も、私の話に飛び火しないような返しにしています。
まだまだ付き合い方を模索していくつもりですが、私の中の煩悩を意識できるようになったことは本当に大きな進歩でした。
ありがたいお言葉に感謝いたします。
ありがとうございます。