hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

自分を殺して生きるは当たり前?

回答数回答 2
有り難し有り難し 11

私の両親(特に母)毒親で、自分の気分や好みを押し付けられ時には暴力や心無い言葉を散々かけられ、親の顔色を常に伺っているうちに自分の感情や意見が上手く出せずに育ち学校ではいじめっ子に目をつけられいじめに、社会に出てからは気分屋の上司に「お前は周りに迷惑をかける存在だ」と言われ…何度も自分を出してはいけないと言い聞かせて我慢して生きてきました。

最近、承認欲求の強い部下が「誰も僕を認めないのは酷い」とこじらせてしまい休職していましたが復帰することになりましたが…私に対する不満を上層部に話したらしく上司から言われた言葉が
「自分を殺せ」
でした。

今までずっと、自分を殺して我慢して生きてきましたが、まだ自分を殺さないといけないのでしょうか。

他人のために、自分は犠牲になるべき、犠牲にならなくてはいけないのでしょうか?

ずっと他人のために生きてきて、親をはじめ私の周りには「自分を殺してこっちをたてろ」と言わんばかりの人ばかりが寄ってきているように思えます…。

「自分を大事に」と言われても、どう大事にすればいいのか。例えば体調が悪いのを無理せず休もうとすると甘えだの自分勝手と言われてしまう。
だけど何度も何度も周りの誰かが休めば代わりに働いて自分の休みはありません。

私という存在自体が間違っているのでしょうか?私はずっと自分を殺して生きるよう運命づけられているのでしょうか?

何卒、御教示お願い致します。

2024年7月5日 21:29

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

具体的な内容による

上司が言った「自分を殺せ」という言葉はいったん置いといて、上司はあなたに対して具体的に何をどうして欲しいのでしょうか?
また、上司は、あなたが職場で自分の感情(欲・怒り・怠け・プライド)や自分なりのこだわりを出しすぎていると感じておられるのでしょうか?
そのあたりの具体的な内容が重要であって、「自分を殺せ」はただの言葉にすぎないので、そのワードはあまり気にしない方が良いと思います。
上司はあなたに対して仕事の話をしているのであり、あなたの家庭環境や学生時代などはメインテーマではないのに、あなたは自分のプライベートに意識が飛んでしまっています。
もしも仕事中にプライベートな妄想雑念がよぎって感情が揺らいでいるなら、それこそ「自分を殺」せていない状況です。
まとめ。
具体的に何をどうすべきかが重要であり、上司の言葉にこだわる必要はない。
過去や未来に関する妄想雑念には「今・ここ」を上の空にしてしまう危険があるので要注意。
まぁ、結局は今できることをできる範囲でやれぱ合格人生です。
焦らずに、でも具体的にいきましょう。
たとえば車を造るのはすごい仕事でも、目の前のネジを締めるのは小学生でもできます。

2024年7月6日 8:50
{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

ものの例えです

拝読させて頂きました。
あなたが職場の上司から「自分を殺せ」と言われて大変ショックを受けておられること、これからどうすればいいのか大変困っておられることを読ませて頂きました。詳細なあなたや職場内のことは全くわからないですが、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
その上司の方がどの様な意図でおっしゃっているのかは全くわからないですけれども、それは例えだと思います。極端かもしれませんが、自分を殺して仕事することも生きることもできません。
あくまでも仕事としてあなたも部下の方もしっかりと落ち着いて冷静になってお仕事なさっていけば宜しいのかと思います。感情的になって自分で振り回されていては仕事になりませんし、仕事ではなくなってしまいますからね。ですから過剰に反応する必要はありません。
ですからあまり言葉通り間に受けるのではなく落ち着いて対応していけば宜しいのではないかと思います。
そして合間に適度にコミュニケーションを取りながらある程度柔軟に対応していきましょう。
あなたや皆さんが落ち着いて柔軟に対応してお仕事なさっていくことできます様に、皆さんがお互いを尊重しあいながら毎日充実して生きることできます様に心よりお祈りさせて頂きます。至心合掌

2024年7月6日 20:55
{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

願誉浄史様、kousyo様、ありがとうございます。私はずっと過去に囚われ続け、それを言い訳にして逃げていたのかもしれません。今は今で、今もずっと迫害を受けている訳ではないですよね…。捉え方、考え方を変えていくのは時間がかかるかもしれませんが、少しずつでも柔軟な捉え方が出来るよう精進して参ります。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ