行動パターンを変えるには、どうすればいいでしょうか。
前回はお答えを下さって、ありがとうございました。
それとは別の悩みなのですが、お答えを下さいますようお願い致します。
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・「子供の頃の行動パターン」を変えるには、どうして行けばよいか、アドバイスを頂けないでしょうか
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子どもの頃はずっと、
「自分の事より、必ず周りを優先にしろ」
「目上の方には丁寧に、口答えは絶対にしないこと」
「叱られたら、お前のためを思って言ってくれてるんだから感謝しろ」
この↑内容を、オヤや周りの人間から押し付けられてきました。
それこそ「守ってない」と判断された(殆ど誤解でした)時点で、
・滅茶苦茶に怒鳴られて叩かれる
・私側の理由は全て「言い訳」扱い
・私が「悪かったと認め、悪いことをした件をみんなに謝って、悪かったことを許してもらう」まで、延々と理不尽な攻撃が続く
・何度も周りの誤解で怒られて、無理やり謝らされた
こんな中、我慢して必死に生きて来ました。
この歳になって思い返すと、叩けて口答えしない生身のサンドバックにされてただけですが……。
その結果と申しますか、人と話すと勝手にへりくだって、気を遣って、下手に出てしまうしまうクセが付いてるんです。
もう怒鳴られる、叱られる、決めつけられて説教される、その手の事は限界で、回避しようとしてる感じがあります。
回避するため、話したくなくても無理に会話したり、無理やり相手に合わせたりが普通になってしまいました。
それで軽く見られてしまい、しょっちゅう人から理不尽な事をされやすくて。
最終的に我慢の限界でストレス大爆発、理不尽なことをして来た相手を徹底的に叩き潰す勢いで反撃、自分も相手も大ダメージ……。
このパターン以外できなくて、苦しいです。
もう会えないんですが、事情を知ってる方に相談したら「この方法で、子供の頃を生き伸びて来たんだね。心にクセが付いてるんだよ」みたいに言ってもらえたりもしました。
ただ、そのためか対人恐怖が酷くて、人間関係が築けないんです。
通院先の病院で、直接原因は「過去のトラウマ原因の対人恐怖」だと言われてますが、対人恐怖が悪化はしても良くならなくて。
社会の中で人と関わらないのは不可能なのに、仕事どころか趣味でも人と関われず、毎日が苦痛です。
どうかアドバイスを下さいますよう、お願い申し上げます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
いいところに気づかれましたね。
こんにちは。一介の坊さんではありますが、ちょっと書かせて戴きます。
まず、「過去のトラウマによる対人恐怖」、ありそうな話だと感じます。で、「対人恐怖」という抽象的な言葉から「行動パターンの変容」という具体的な課題に降ろしてあるのは、とても良いと思いますよ。そして「このパターンで生き延びてきた」という受容をしてもらった。それも良かったですね。
で、こっからが未来の話。「これからどうするか」です。
お気づきのように、「パターン」とは一連のもの。どっか一箇所でもずれると、結果はそれまでと異なってくるのです。で、崩してみると「案外、それでも大丈夫だった」という事が多いです。なので「行動パターンの崩しどころ」を探るのが一つです。今まで何度も同じ轍を踏んで苦しんできたのですから、ひょっとすると「今が分かれ目かも」にピンと来る時があるかも知れない。
それを感知したら…トイレに立ちます。一人になるために。「今って、分かれ目かも?」と自問自答します。自分がどう答えるかは分かりません。けれど、自問自答を起こすこと自体が大切です。最終結果は後悔になっても構いません。黒星が一つ増えるだけ。大したことないです。
今時の言葉でいうと「セルフマネジメント」、ようは「もう一人の自分を想定して、その視点から自分を評価する」ということです。昨日からの私のお勧めは「行動分析で社員教育」的な…本です(面談よりもいいでしょ?)。その中に出てくる「マネージャー」の視点を、自身で持つ。夜ねるまえに、マネージャーの自分になって、昼間の行動を評価する。
それが、「パターンを変えていく」やり方の一つです。
質問者からのお礼
お答えを下さって、ありがとうございます。
そう仰って頂けてホッとしました。
実は受容してもらえたのが数か月前なんです。
その際に「根深い愛着障害の問題がある」とも言ってもらえたものの、仰る通り「これからどうするか」が見えない状態でした。
さっそく「セルフマネジメント」や「行動分析で社員教育」的な本を購入して勉強します。
「行動パターンの崩しどころ」を探るため、自問自答を繰り返して、自分を苦しめるパターンから脱して行くこと目指して、やってみます。
ずっと暗闇の中にいるような心持でしたが、佐藤さまにアドバイスを頂けて、希望が見えました。
本当にありがとうございました。
重ねて有り難い機会を下さった、こちらのサイト運営さまにも心よりの感謝を申し上げます。