障害者のネガティブが伝染
現在通っている施設に今年入った障害者(Aさん)に関する相談です。詳しく書くと個人情報に繋がるので濁しながら。
何に困っているかと言うと、「自分みたいな人は生まれないのが正解」「人生は嫌なことばかり」等、とにかくネガティブなことを、他のメンバー、スタッフの居るところで、そこそこの音量で話すので、自分も負の気持ちになってしまうことです。個別の相談室や横になれる場所もあるのですが、Aさんはそこに行くのが嫌だそうで、スタッフが話を聞き、結果、私達の耳にも話が入ってきてしまいます。
先日、運悪くスタッフが少なくAさんの一番近くにいた私が話を聞く羽目になってしまいました。私には障害の知識もカウンセラーの資格もありません。でも私が10以上年上なこともあってか、同じ障害者同士分かってくれると思ったからか、お構いなしに冒頭の持論をぶつけて来たのです。しまいには私の話を理解したいがために詳細まで求められました(これもかなり嫌)。特に「生まれないのが正解」が響き、障害者という共通点から「私も死んだ方が…」と思ってしまい、その日睡眠不足になりました。
正直、離れたい気持ちでいっぱいでした。他の方と話しているスタッフにバトンタッチしてでも逃れたかったです。でも矢継ぎ早にネガの矢を放ってくるのを全身で受け止めるしかできませんでした。私がいくらポジ方向に持っていこうとしても、「でも」「いや」で否定されます。理性がなかったら私まで「いいかげんにして!あんたと話してると私まで嫌な気分になる、これ以上話さないで!」と喚いていたと思います。
暫くAさんとは会っていません。でもまたいつ会うか分かりません。またネガ攻撃に遭うかもしれないと思うと、施設にも行きたくありませんが、仲の良い、話していて楽しい方もいるので行きたい気持ちもあります。
学生時代に読んだ本に、こんな言葉がありました。
「過ちて改めざる、此れを過ちという」
Aさんにもスタッフにも、ひいては私にも言えることですが、改善しなければ意味がありません。私も安易にAさんと話してしまったのがいけなかったのでしょう。思いのままにスタッフに渡せばどれだけ楽だったか。なかなかできない性分だから今、こうして悩んでいます。
これからもお世話になる場所なので、互いに穏やかに過ごしたいです。
この状況で、私ができる心構えや行動などあれば教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分を守る行動を。距離を取ったり、上手く聞き流せるように。
それは大変でしたね。周りから受ける影響は確かにありますよね。
日頃、相談の現場にいますが、今日は話を聞くねってタイミングじゃない時に急に相談されると、私も疲れてしまいます。
聴く側としての対応は、今回の質問とは違いますので。
あなたが自分を守るための行動をお話しますね。
まずは、距離を取ることが大切です。聞いていてしんどいなと思ったら、「〇〇さんに用事があるからまたね」「ちょっとトイレにいくね」など、無理をせず早めにその場を離れましょう。戻らなくても大丈夫。話をしている人は、誰かに聞いてもらいたいので、離れた人を待っているより 聞いてくれそうな人に向かって話を始めます。ですから、席を離れることを繰り返していると、あなたの側では話さないほうがいいかなと、控えてくれると思いますよ。冷たい態度に思えるかもしれませんが、ハッキリと意思表示をする方がいいのです。
また、聞いてあげられる時でも、同調せずに聞き流すようにしましょう。(この人は今そんな気持ちでいるんだ。この人はこの人だから)と、上手く聞き流すようにしましょう。
そして、あなた自身は、ポジティブな人たちと繋がっていましょう。負の影響を受けても、ポジティブ思考や明るい性格の人と話をすると、自然と前向きになってきますよ。
私も相談を聴くときは、心のスイッチを切り替えて、聴く態勢で相手と向き合っていますし、終われば気持ちを直ぐに切り替えます。もともとポジティブな性格でもありますし、気持ちを相手と揺らしても、揺らされて引っ張られることはありません。そうやって、「聴く」ことに準備してから対応しているからです。
不意に聞かされると、やっぱり疲れちゃいますものね。
あなたも、自分を労ってあげてくださいね。
質問者からのお礼
拝読しました。まず、回答をありがとうございます。
第一印象は、「勇気がいるな」でした。自分は誰かと話したいのにその相手がまさかネガティブだとは…ということはよくあります。その中で、「話をしたいからこちらが離れれば別の人にいく」はなるほどなと思いました。
「この人は十中八九ポジティブだ」という人がいれば、もしくはスタッフと話せば間違いはないかな、と思います。トイレに立つ→戻って話せそうな相手がいれば入る、いなければ読書、でも良いかなと考えました。
まずは離れる。これに尽きると感じます。