元彼が…
わたしにはいま彼氏が居ます。好きで一緒にいて楽しいのですが、いまだに元彼が忘れられません。もう半年以上になります。
元彼は3ヶ月ほどしか付き合ってなかったのですが、わたしのタイプの方でわたしからアタックして付き合うことになりました。
しかし、性格が真逆で喧嘩が絶えずお別れしました。性格が真逆だったせいか、いまだに元彼に嫌われていて、会うと悪口を言われるほどです。
そんな嫌な思いをたくさんしたはずなのに忘れられないのです。美化されているわけではありません。
もう忘れなくてもいいのではないか、ずっと思い続けていれば報われるのではないかと思ってしまいます。
辛い思いをしたくないので早く忘れたいのが本心なのですが。しっかりと彼氏を好きになりたいと思ってしまいます。忘れることはできるのでしょうか。はやく忘れてしまいたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
忘れられないものです
過去は忘れて一途に今の彼を好きになる。
とても難しいですね。なぜなら、わたしの過去といまのわたしは切り離されるものではないからです。
むしろ、忘れなきゃと思うほど未練を感じて身悶えるわたし、わたし自身のこころを見つめてみて下さい。
忘れられないわたしは、こころの弱いわたしですか?
きっぱり忘れるわたしは、こころの強い理想的なわたし?
弱さを克服して強いわたしを目指せ!ということを仏教は言いません。強がっても、過去を忘れようと思っても、いつも思い出しては戸惑い、それでも目の前の彼を大切にしたいと迷い悩むこころに大切に向き合って生きてね、と勧めています。
それともうひとつ。あなたがどのように考え、歩んだとしても、必ず相手があるということです。
忘れられずにいつかは報われると思っていても、元彼である相手が別の人へ気持ちを寄せてしまえば、報われる筈もありません。
あなた自身のご質問文と、あなた自身のいまの悩みをもう一度見つめなおしてみて下さい。
厳しい言葉ですが、「自己中心性」に向き合えていないあなたのこころが感じられます。
結論を言えば、どんな人でも、お坊さんでも「自己中心性」を克服するのは無理です。ただし、わたしのこころの弱さ、自己中心性に自覚的になって生きるか、「すべて世界は私が中心」とばかり無自覚に生きるかでは、ずいぶんと違ってくるようです。